東京大空襲の記憶



悪夢の3月10日が近づいてくる。NHKBSはドキュメンタリー特集「東京大空襲」を二夜連続で放送した。東京大空襲作戦に参戦した米兵をインタビューして加害者の倫理観を問うもの。二夜目は大空襲の生存者をインタビューして被害者の証言で3月10日未明、何がおこったかを再現した。c0013092_9312940.jpg<br clear=all>

まず、実際に米兵を取材したNHK統括者らの感想からお読みください。
「東京を爆撃した兵士たちの60年後の証言を求めて、アメリカ全土を3週間で駆け回る旅でした。それはけっして楽しいものではありませんでした。
その原因は、彼らの多くがあの空襲を誇りに思っており、少しも悪びれる様子がなかったことです。このことは私を少なからず苛立たせました。彼らの主張は皆同じです。ああしたことをしなければ戦争は終らなかったのだ、と。しかし、本当にそうかどうかはもちろん分かりません。しかも被災した市民のことを想像すれば、そんな簡単に割り切れるものでもないでしょう、というのが取材する側の気持ちでした。そう、そんな簡単に割り切って欲しくなかったのです。想像してください、地上でおこっていたことを、と胸の中でつぶやきながら質問を重ねました。
—いくら戦略だからといっても一晩で10万人の市民を殺してしまっていいのか。
—今、戦争反対、無差別爆撃嫌悪を言いながら、60年前の無差別爆撃だけは正しいと言っているのは大きな矛盾ではないか。
それらの質問の果てに彼らから出てきた言葉とは何だったでしょうか。番組の中で紹介しますが、それはやはり、80年の人生を生きてきた人の、それぞれの本音が現れていたと思います」
制作統括:藤井勝夫(番組制作部)ディレクター:伊槻雅裕

写真上は言問橋の惨状
写真下は東京、大阪などの戦略爆撃、無差別爆撃焦土作戦に使用されたM69油脂焼夷弾
ナパーム(ナフサをパーム油(椰子油)とかの添加剤でゼリー状にしたもの)を使った焼夷弾(模型)
尾部に空中での安定性を増すためのストリーマー付き。人間を大量に焼き殺す大量破壊兵器
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by daisukepro | 2005-03-08 08:38 | 憲法


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