ヒラリー来日をどう報道するか。マスコミの姿勢が問われている。

明日、ヒラリークリントン国務長官が来日する。c0013092_1841886.jpgアジアでは日本が最初の訪問国となる。報道によれば小沢民主党代表、拉致被害家族との会談が予定されているという。しかし、もうひとつ別の訪日目的がある。「在日沖縄海兵隊のグアム移転協定」の調印である。在日米軍再編は2014年達成を目処にロードマップが策定(2006年5月2プラス2合意)されている。沖縄海兵隊の移転はその重要な道標のひとつである。しかも、この協定書にはロードマップの順守が盛り込まれることになっている。調印によってロードマップは政治的文書から条約と同レベルの拘束力を持つことになるのだ。
俗に言えば、クレジットカードと暗唱番号を渡すようなものだ。ここにヒラリー氏が来日して調印を急ぐ理由があるのだ。報道はもっぱら小沢代表、拉致家族会談がスペースを埋めるのではと疑念が生まれる。国会での十分な議論と検証もなくロードマップは国民の目の届かぬところで推進されている。
イラク戦争でアメリカの軍事予算は6000億ドルに達し、これからアフガン戦争を継続となるとさらに莫大な軍事費がかかる。
日本の防衛費は概算要求で4兆4726億円であるが、別枠でSACO関係費(沖縄における施設および区域に関する特別行動委員会)180億円、米軍再編経費191億円などを加算すると5兆6755億円にも上る。グアム移転1兆2000億円と普天間基地代替施設建設費1兆円が見込まれ、このまますすめば基地移転費とミサイル防衛予算が肥大化して総額10数兆円にも達する。また去年4月特別協定の3年間延長を自公の賛成多数で議決したため、在日米軍駐留費の日本側負担、思いやり予算は2083億円が来年度も計上される。このまま予算が通れば、国民は失業で苦しんでいる上に、さらに福祉が切り捨てられ、苦痛を強いられる。この自公政権が続く限り、オバマ米大統領になっても対米従属の仕組みは、恒久的に続く感じだ。小沢民主党代表会談の狙いはどこにあるのか。ヒラリー来日をどう報道するか。マスコミの姿勢が問われている。
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by daisukepro | 2009-02-15 18:44 | 政治


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