イラク戦争/ファルージャで米軍は何をしたか


米軍はファルージャ攻撃は終了したと発表したが、4ヶ月たった今も戦争は続いている。NHKが自衛隊提供のニュースを伝えている間にファルージャで米軍が何をやったか、イラク暫定政府の保健省の医療調査団は記者会見を開いて次のように発表した。c0013092_246361.jpg
「米軍はファルージャでマスタード・ガスほか禁止兵器を使用」

 ハリド・アッ・シェイフリ医師は大規模な戦闘が終わったあとのファルージャで、健康状態の調査をおこなうことを認められた。イラク暫定政府の保健省を代表して、彼は次のように発表した——医療班がファルージャで実施し「保健省」にも報告した調査・研究は、米軍がファルージャ攻撃の過程でマスタード・ガス、神経ガス、燃焼性の化学薬品を含む国際的にも禁止された物質を使用したことを確認した。
 彼はファルージャ住民が置かれている環境の事実調査を実施した最終結果を報告することから始めた。「現在のファルージャ市内はまだ米軍が使用した化学兵器その他の効力が作用しており、それは長期にわたって深刻な災難を引き起こすであろう——」と彼は述べた。
 イスラム・メモ通信員はシェイフリに、米軍による限定的な核兵器の使用について事実はどうかと質問した。シェイフリ医師は次のように回答した。——「ファルージャで調査しているあいだに見たことは、その戦闘について語られてきたすべてのことを私に確信させた。ファルージャではあらゆる自然の品種が全滅させられたことから、米軍が核および化学物質を使用した事実を排除することは絶対にできない。そのようなガスが使われた結果、何百と言わないまでも、何十もの犬、猫、鳥が死んでいるのを見たと発表することも可能だ」。
 イラク人とアラブ人20人以上が出席した記者会見において、シェイフリは国内および国際機関に対して責任を持って研究と結論にたずさわっているつもりだ」と約束した。
 記者会見にはイラクのアッ・シャルキヤTV、「政府」の運営するアル・イラキーヤTV、スマイリヤの特派員が出席し、また、ワシントンポスト、ナイトリッダー、アッ・サハフ新聞のような外国のメディアもいた。
 3月1日の記者会見で発表された事実は、ファルージャでの4ヵ月近い軍事作戦が終わって以降では最も重大な声明だったと見なされるべきだ。イスラム・メモはファルージャで戦闘が勃発したあと最初の数日に、米占領軍によるガスおよび化学物質の使用について初めて報道した。

イラクを民主主義国家にする目的で、米軍はイラクを爆撃、占領した。そして、何をしたか。
フセインの銅像を倒し、独裁者フセインを逮捕した。しかし、大量破壊兵器はなかった。そして、米軍は大量破壊兵器であるマスタードガスなど化学兵器を使用してイラク市民を殺戮した。ーーーーー信じられないことである。これが事実とすれば、許せない戦争犯罪だ。フセインの銅像を引き倒すシーンは繰り返し報道された。かつて、硫黄島で兵士たちが丘の上に星条旗を立てる映像は世界中に発信され、銅像にまでなった。しかし、これが後になってやらせであったことがわかった。メディア報道が戦争に協力させられるとこんな取材もやらされることになる。フセインの銅像を引き倒す映像は、願わくば民衆がであるが、独裁を打倒し民主主義を樹立する象徴としてこれほど情緒的に有効なプロパガンダ手段はない。米軍が用意周到に準備しない訳はない。だが、遠景でみると広場の民衆の数は少数であった。
軍隊の情報をそのままうのみにして報道するのは大本営発表という。かつて、日本軍の大本営は自分に都合のわるい戦果は国民に知らせなかった。NHKは特派員を派遣して米軍が化学兵器を使用した事実を報道するだろうか。
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イラクに駐留している主な国の派兵数
US: 150,000
UK: 8,000
South Korea: 3,600
Italy: 3,085
Poland: 1,700
Ukraine: 1,600
Georgia: 898
Romania: 730
Japan: 550
Denmark: 496
Bulgaria: 450
Australia: 400ーーーーーー
ーーーーーーーーSource: Global Security
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by daisukepro | 2005-03-22 02:28 | イラク戦争


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