「国民保護」指針

イラン戦、盛り上がったが残念、奇跡は二度おこらなかった。イランは思ったより弱く見えた。
3時から放送された北朝鮮バーレーン戦は見応えがあった。バーレーンは全員でゲームを創造していた。得意技を生かすために全員が協力している。守備はゴールを守るためだけでなく、カウンターを仕掛けるために守る。監督も頭良さそう、日本戦がたのしみだ。
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サッカー観戦に夢中になっている間に3月25日、政府は国民保護指針を閣議決定した。
武力攻撃から国民を保護するための避難救援を名目に、国民を戦争に強制動員するものである。では武力攻撃とはなにか。その前に武力攻撃をしてくる敵はだれか。北朝鮮のことだろうか。中国か、ロシアか、イランか、どこなのかはっきりしない。敵を仮想するとして小泉首相は「備えあればうれいなし」と繰り返す。それをテレビが、また繰り返す。仮想敵が攻撃してくる手段は空爆、特殊部隊の攻撃 、陸軍部隊の上陸侵攻、弾道ミサイル攻撃、核、生物、化学兵器による攻撃などに類型化し対応処置を定めている。すべて米軍がやってきたことだからアメリカが敵ならば間違いない。仮想なんだからそういうこともあって不思議は無い。アメリカ軍がイラクや日本を攻撃したように また東京を空爆したとして、国民はどうすればよいか。どう備えるのか。おなじみの読売社説によれば、基本指針は手順、留意事項を示しているそうだ。
例えば、弾道ミサイル攻撃の場合、コンクリートの建物や地下街、
地下駅舎などの屋内に避難する。核弾頭がついていたらどうする。北朝鮮の弾道ミサイル対策は差し迫った課題だから、心配はいらない、ちゃんと指針は留意事項を示しているという。
核、生物、化学兵器の場合、避難する際風下をさけ、皮膚の露出を抑え、手袋、帽子、雨合羽、マスクなどを着用する。
核って原水爆のことじゃないのか。手袋、帽子にマスクだとーーー指針を策定した役人の頭の皮をむいて中をのぞいてみたいものだ。
国民も自らを守るため平素から避難方法などを想定しておくことが望ましいので、2005年中に実地訓練を実施する。訓練を重ねる過程で問題点をチェックしてみ直して行くべきだ。
そして、指針は国民が協力すべきこととして消防団や自主防災組織の充実、活性化、ボランティアへの支援などを上げている。
さらに読売は「国家の危機に、国民として何をすべきか、実地訓練への参加を呼びかけることも検討すべき」と主張している。
狂気の沙汰である。戦争は悲惨の極み。ヒロシマ、ナガサキ、東京大空襲を忘れたのか。
c0013092_16364756.jpg焼夷弾を消すためにバケツでリレーして水をかける訓練をしたひとも、防空壕は安全といわれ逃げ込んだ人々も炎が3000度もあることを知らされず、みな焼き殺されたではないか。核爆弾や毒ガスが雨合羽やマスクで防げるか、自主防災組織の充実で防げるか、まず提案した者が実験してみたらどうか。イラクの惨状をみれば、国民がどんな目に遭うか明らかではないか。
災害は忘れた頃にやってくる。自然災害に対する対策は必要だが、戦争は人災だ。あらかじめ防ぐことができる。そのために、政府は何をすべきか議論をつくしたか。その指針を示すことが先ではないか。
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by daisukepro | 2005-03-26 00:52 | 憲法


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