映画「日本国憲法」

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地下鉄銀座線京橋駅から地上に出ると、鍛冶橋通りに面して片倉工業ビルがある。そこの一階と地下にある映画美学校の試写室で映画「日本国憲法」の完成試写会が開かれた。ジャン・ユンカーマン監督(写真)は「歴史をかくして改憲はない。日本国憲法問題は国内だけの問題ではなく世界の問題だ。視点を広げて考えて欲しい」と挨拶した。映画は中国、韓国、アメリカ、シリア、レバノンなどの諸国からみた日本国憲法について、12名の知識人が語る。センスよくまとめているので、嫌みがない。改憲され、九条がなくなれば近隣のアジア諸国で軍拡が始まり、政治的緊張が高まるなど日本国内だけにとどまらず世界の平和と安全にとって重大な問題をはらんでいることが浮きぼりになる。それぞれの発言には重みがある。例えば、ハン・ホング聖公会大学人権平和センター所長は「韓国と日本の若い世代が、平和的な感性を一緒に育てて行くことが大事だと思います」と語りかける。心にしみる言葉だ。
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発言者
John W.Dower(マサチューセッツ工科大学教授 歴史家),
C.Douglas Lummis(政治学者)
Beate Sirota Gordon(元GHQ民政局、日本国憲法草案チ−ムの一員)
Chalmers Johnson(政治学者)
Michel Kilo(作家)
Josef Samaha(新聞編集長)
Ban Zhongyi(映画監督)
Han Hong Koo(人権平和センター所長)
Shin Heisoo(キョンヒ大学客員教授)
Kang Man-Gil(歴史研究家)
Noam Chomsky(マサチューセッツ工科大学教授)
日高六郎(社会学者)

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ジャン・ユンカーマン(映画監督) 1952年、米国ミルウォーキー生まれ。

画家の丸木位里・俊夫妻を取材した『劫火-ヒロシマからの旅-』(1988)は米国アカデミー賞記録映画部門ノミネート。9.11のテロ後にノーム・チョムスキーにインタヴューした『チョムスキー9.11』(2002)は世界十数カ国語に翻訳・上映され、現在も各国で劇場公開が続いている。他に、与那国のカジキ捕りの老漁師を描いた『老人と海』(1990)、エミー賞受賞作「夢窓〜庭との語らい」(1992)など。現在も日米両国を拠点に活動を続ける。
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上映会告知
日 付:2005年4月23日(土)
場 所:なかのZERO 小ホール
(JR・東京メトロ東西線中野駅南口より徒歩8分)
 
全席自由 1,000円
(チケット半券提示でシンポジウム入場可)
  _当日、満員の場合はシンポジウムのご入場を
   お断りさせていただく場合がございます。
 
14:00〜 開場
15:00〜 上映 1回目
17:00〜 シンポジウム
        【ゲスト】
         森達也
         (映画監督/ドキュメンタリー作家)
         石坂啓(漫画家)
         ジャン・ユンカーマン(映画監督)
18:30〜 上映 2回目
 
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by daisukepro | 2005-04-14 10:07 | 憲法


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