新聞、放送の「闇の中」の中

新聞、放送の「闇の中」の中
蝉が鳴き出した。蝉にも鳴く順番があった。鳴き声の変化で夏の経過が分かったものだ。武蔵野界隈ではでつくつく法師やひぐらしが鳴き始めると秋がそこまで来ていたのである。これまで順番が狂ったこともあったが、今年はいきなりクライマックスのコーラスになっている。異常もここまでくると不安な気持ちになるのは私だけだけだろうか。このところ雑務が続いて落ち着いてものを書く時間がとれない。申し訳ない気持ちでいる。長年、事務の仕事を人任せにしてきたものが、講師を沖縄からお招きする、その航空機の予約を取るだけでも大変な仕事になる。おかげで、マイレージを利用すると運賃は7割も割引されるということが分かった。しかし、パソコン操作が苦手な高齢者はこれらの利便から阻害されるのだ。電話やファックスでも利用が可能だが対応が遅れてしまうために希望する飛行機に乗り損なってしまうこともある。ネットカフェ難民という不快用語があるが、ネット難民という問題はかなり深刻な社会問題になるだろう。
さて、久しぶりに岩波セミナホールのシンポジウムに出かけた。「深まるメディア不信をどう克服するかージャーナリズムの現場を根底から見直すー」マスコミ九条の会が主催している。「もう誰も、メディアのいうことは信じない」がメインタイトル。100人ほどの参加者のほとんどがメディア関係者なので、テーマのタイトルを軽く批判する声が会場から出た。
「これはいけないよ。誰も信じないのだったら心配いらない、むしろ、多くの視聴者がメディアのでたらめな情報を信じこむ方が問題なのだ。」もっともな理屈だろう。パネリストは北海道新聞の高田さん、例の北海道警察の裏金問題を追及した記者だが社内では社会部から外され、いまではスポーツ部のデスクをやらされている。報復人事としか考えられない。新聞記者が真相を追求するたびに報復されたのでは記者はいらない。もう一人は神奈川新聞編集局次長の中村さん、米軍再編問題を沖縄タイムスと共同で、長崎新聞と共同で「安保改定50年、米軍基地の現場から」を統括している。言うまでもないが、日米安保条約とは米軍が日本に基地を常駐させるための合意公文書なのである。安保問題は基地のあるところで考え、見えない問題を掘り下げて国民に知らせること抜きには始まらない。メジャー全国紙がこれを地方の問題としている限りにおいて紙面を飾ることはごくまれなのである。だったら地方紙が連携してこれに取り組むしかない。これが取材の新しい力になることを信じたい。
もう一人は永田浩三さんである。現在は武蔵大学の教授である。「NHKスペシャル」などのプロデューサーを勤めていたが、戦時暴力(従軍慰安婦問題)を裁いた国際裁判を取材した番組が自民党の政治介入を受け、無惨にも八つ裂きにされ改編され放送された。その結果、NHKの組織を支配する政治権力のあり方があぶり出されたが、NHKの中いては言論の自由はなかった。永田さんは退職後「鉄の沈黙はだれのために」という迫真のドキュメントを出版している。そこで海老沢勝二元会長を実名で告発した。永田さんもNHKから報復人事を受けた一人だ。顔ぶれを紹介しただけで面白そうではないか。続きは次回にするが、同好会会員から久米弘と上杉隆の対談、TBSラジオの放送テープが送られてきた。これもすこぶる面白い。官房機密費の使い道がマスコミの記者にまで及んでいるのだ。そういえば、上杉隆も闇の力でテレビから姿を消されている。
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by daisukepro | 2010-08-02 20:53 | マスコミ


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