尖閣諸島問題、衝突の真相 —ビデオ公開で何が見えて、何が隠されるかー

尖閣諸島問題、衝突の真相
—ビデオ公開で何が見えて、何が隠されるかー

尖閣諸島は沖縄諸島と台湾の間にある無人島です。地図で確認しておきましょう。
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ここの海域で中国漁船と日本の巡視艇が衝突を起こし、日本が中国漁船を公務執行妨害で拿捕、船長を拘束したことから、中国政府が即時釈放を求めて政治問題化したことは皆さんが知っての通りです。背景には尖閣諸島の領有権をめぐる領土問題があります。尖閣諸島が日本の領土であることは9月20日付け「しんぶん赤旗」が歴史的に立証しています。c0013092_9454260.jpgしかし、中国の主張が合理的でないにしても、日本が占有権を主張するだけで、問題を解決することは出来ないでしょう。海底には地下資源があり、それをどちらが占有するか、国益がかかっています。尖閣諸島海域は豊かな漁場でもあり、漁業権は漁師にとって死活問題です。野蛮な武力によって解決していた植民地時代とは違ってこのような問題を解決するには外交交渉によるしかありません。しかし、中国にもナショナリズムをあおる人びとがいて各地で反日デモが組織されています。ウオルトストリートジャーナルが尖閣問題は日本のウルトラ右翼を活発にさせていると3人の写真を大きくあつかい報道しています。石原慎太郎、前原誠司、田母神俊雄です。ご承知のように日本でもナショナリズムを鼓吹するグループがいます。中国や北朝鮮問題の新聞記事の切り抜きをやっていると、読売新聞は北朝鮮や中国の報道に熱心なのに気がつきます。中国や北朝鮮は抑止力が必要な軍国主義的な国として興味本位の記事が多く、その中からインサイドの真相をつかむことは難しいことです。最近は反中国を煽る報道が目立ってきています。
国会で衝突の状況を録画したビデオの公開を野党が迫っていますが、菅政権はビデオのどの部分を公開するか決めかねています。
なぜなら、中国漁船が衝突してまで拿捕を逃れようとした理由が録画されていなければならないからです。発見の同好会員からの情報では米軍警備艦艇と巡視艇が中国漁船を挟み込んで並走している映像が映っているというのです。どこまで、本当かどうか公開ビデオをみるまで真相は分かりませんが。また、この海域で日米合同演習が行われているという報道や与那嶺島にある空港の拡大工事を自衛隊がやっているという話もあります。単なる空港拡張工事かもしれませんがなぜこの時期にということもあります。与那嶺島は尖閣諸島の目と鼻の先にあるのです。中国がこれらの動きを警戒してこの海域に調査船を派遣するのも何か訳があるのかもしれないと勘ぐってしまいます。調査船をスパイ工作船という記事もあります。隣国の問題にアメリカが介入すると事態はより複雑になり、日本外交の主体性が失われかねないと心配になります。尖閣諸島問題はこれからも政治的に利用され、燻り続けるので目が離せませんね。出来るだけ速やかに、日本政府は中国と外交交渉を開始して、政治的に解決する努力をすべきです。その際、尖閣諸島が日本の領有であることをふまえて、問題を解決することが求められています。日本政府やメディアがナショナリズムを煽ることはやめて欲しいものです。
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by daisukepro | 2010-10-25 09:47 | マスコミ


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