尖閣沖記録ビデオ、非公開の公開の疑問

c0013092_2302915.jpg尖閣沖記録ビデオ、非公開の公開の疑問

11月1日午前、衆参両院の理事ら特定の国会議員に尖閣沖ビデオが公開された。
(尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件のビデオを見るために集まった衆参両院の予算委員会理事ら=1日午前、東京・永田町、竹谷俊之撮影)
新聞報道などによると中国漁船が巡視船に衝突する模様が録画されていた。海上保安庁の巡視船「よなくに」、「みずき」に向かって中国漁船が停船命令を無視して衝突する前後のシーンが上映されたという。公明党国会議員が「巡視船が中国漁船を拿捕する強行接舷の場面を見たい」と質問すると海上保安庁長官が「みせられない、相手に手の内を見せることになる」(朝日新聞)と拒否したと伝えられている。勿論、一般公開はしないのでテレビ報道では視聴した国会議員らの証言に基づいてCG画像を作成して説明していた。
しかし、海上保安庁が恣意的に編集した映像を公開しても真相は不透明なので公開したことにならない。常識的に言って、公開を求めるのは真相が知りたいからである。
事件は必ず、きっかけがあって、行為があって、結末があるものだ。中国船がいきなり衝突や追突は出来ない。そこに至る原因があるはずだ。編集するなら少なくとも巡視艇が並走、警告、停船命令、衝突、拿捕という過程をピックアップして公開しなければ事件の真相は分からない。東シナ海で漁船が操業する場合のルールがあったはずである。
中国漁船側にも停船命令に応じられない理由があったかもしれない。このやり方の公開では真相は薮に中である。見えない所に真相は隠されている。メディアがそこを追求する姿勢は見えてこない。
このような真相を隠そうとする政府と大本営発表に追従した報道が結果的にはナショナリズムをあおることにならないか、疑念を感じた。
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by daisukepro | 2010-11-03 23:02 | 政治


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