責任ある自由ーーー


元旦、東京は雪がつもった。
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新聞をひらく。二面の「読売信条」という囲み記事が眼にはいった。「読売新聞は責任ある自由を追求する」そして、「人間主義、国際主義、公正な報道、勇気と責任ある言論」とここでも責任という言葉がでてくる。これだけでは「教育勅語」のようで、なんのことかわからない。新聞社の倫理綱領のようなものだろう。左を見ると社説がのっている。
「脱戦後、国家戦略を構築せよ」が大見出し、その横に小見出し「対応を誤れば日本は衰退する」「戦後民主主義の残滓」「改正すべき教育基本法」「平等偏重から転換を」ーーもう読まなくても内容は一目瞭然、極右ナショナリストのアジテーションまがいの下品な論文。これって社説で書いていいのかな。言論の自由ってゆうじゃなーい。それにしてもこんな傲慢な上司がいたらたまらないね。内容をよむ。また、オッドロクーーー中学生のころ先生におそわったものだ。フランス革命の人権宣言は「人は生まれながらにして自由、権利において平等、そして国民主権、思想、言論の自由、所有権は侵せない」と明記している。
論説は「戦後民主主義は自由に伴う創意と自己責任よりも平等を重視するイデオロギーだ。
だから、平等偏重から転換をはかり、金持ちや企業をさらに優遇することになる最大の不公平税、消費税の増税をしないと日本は滅ぶと豪語する。愛国心の否定、個の尊重が規律心の低下、学力の低下を招いているので憲法とセットで制定された教育基本法を改正すべきという。がさらに、米国は世界的な規模での米軍再編に着手しているのだから、軍事的アレルギー感覚と一線を画し米国に追従すべきだ。つまり、米軍と一緒に戦争やれってことなの。ずいぶん思い切ったことをおっしゃる。勇気がある。
ああ、これは狂気の沙汰だな。政府公報の上を行くばかりでなく、政府の尻をたたいている
もはや、これは新聞ではない。自由の意味もわからないで社説書くな!
友人が送ってくれた資料がここにある。
評論家の森田実さんによるとアメリカの「編集責任者の倫理規定」は次のようになっているそうだ。
ーーーーーーー米国の「原則規定」の第1条は「責任」です。ここにはこう規定されています。
 「ニュースおよび意見の収集とその流通の第一の目的は、一般大衆が時事的問題に関して判断を下せるよう情報を提供し、公衆の福祉に資することである」
 「米国新聞業界に自由が認められているのは、単なる情報の伝達、討論の場の提供のためだけでなく、あらゆる政治的指導者を含め、社会の権力に対する独立した監視の役割を担うためである」
自由に責任をもつ必要があるのは読売新聞の論説委員ではないのか。こんな新聞、犬のトイレにしよう。
それとも、購読やめるか。
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by daisukepro | 2005-01-04 13:46 | マスコミ


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