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ロシア「ベスランの悲劇」

いやー、予想外でしたね。
この調子でいくと、「憲法を変えて戦争に行こう!」は夢でなくなったな。ブッシュとネオコンのタップダンスが目に浮かぶ。
それにしても田原総一朗、「コイズミさん、ヤメちゃだめだよ。もう四年間やらなきゃ無責任だよ。これだけの国民が支持してるんだから、改革をどんどんやらなきゃ」
今までオザワを持ち上げていたかと思えば、コイズミに歩がいいとなればたちまち、よいしょ、よいしょ。幇間、太鼓持ちの帝王になる。羽織と扇子を送りたい。自民党が勝ちすぎて役割もなくなったのか、冷静な分析もできず、褒めちぎる姿は哀れをとどめた。

今週のクイズな人、
チェチェン分離派は1000人の人質を取ってここに立てこもり330人を殺害、その半数は子供たちだった。映像が公開されたからベスランの悲劇として記憶に新しい。ロシア軍は体育館の壁を爆破、突入して、人質の救出をはかった。体育館は爆弾と銃弾で破壊された。その痕跡は手つかずにそのまま残されている。練習帳のような日常の学用品が乱雑に散乱したまま残されていた。

ベスランの悲劇一周年記念が開かれたときに、ユニセフは第一学校の占拠事件で学校占拠中に人質にされた13歳から18歳の子供たちに「生きて町に帰ってからの気持ちを尋ねて記録した。ロシア「ベスランの悲劇」_c0013092_14212412.jpg記念行事のひとつとしてカウンセリングがユニセフの支援を受けてリハビリセンターでも行われた。その期間中、4000人以上の人々が受診した。
悲しみは一年中続き、人々は幸せになることや祝い事を心地よくおもえなかったので
この町ではこの一年間、結婚式は開かれなかった。
写真の女性はアリーナ(18歳)さんです。カウンセリングを受けて彼女は人質になって以来初めて学校を訪れることができました。
彼女が第一学校を訪問した時の写真です。彼女は人質になってから以後、事件のことに触れると呼吸と心臓が苦しくなるなど精神的な問題で苦しんできました。
「その記憶に、吸い込まれ、別世界に連れて行かれるような気がして私は錯乱しました」とアリーナさんは自分の気持ちを率直に話しました。
「子供たちは一年中、世界が彼らについてどのように話しているかを聞いていたが
カウンセリングを受けた今、子供たちはじぶんたちのこと、そしていま何を感じているかを世界に伝えることが出来るようになった」と精神科医は付け加えて語りました。
かくも長き苦痛と恐怖、テロの悪循環を断ち切りために、世界から戦争をなくすために何ができるか考えよう。
by daisukepro | 2005-09-12 14:21 | クイズな人


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