自民党の大勝(3)マスコミ操作

自民党の大勝(3)マスコミ操作

もう一つは刺客騒動である。


コイズミは造反した自民党議員が立候補している小選挙区に対立候補者を送り込んだ。郵政民営化に賛成する有権者が選択できないからというのが理由だが、明らかにコイズミに造反した自民党員の政治活動を圧殺することが狙いである。何とも選挙民をバカにした発想である。女性の候補者を「くのいち」と呼ぶ閣僚までいた。たとえ選挙区で破れても比例ブロックで一位指名をして国会議員になる保険を付けた。しかし、マスコミはこれを刺客と呼んで飛びついた。
刺客が送られた選挙区には必ずカメラが送り込まれた。候補者が行くところ、テレビクルーと候補者と野次馬がゾロゾロとまるで金魚のなんとかのごとくついて歩く。マスコミ戦略チームの望み通りになった。テレビ討論が始まる。司会者は必ず民営化に賛成化反対かを問う。そして◯×のパネルをあげて判定を求められる。そうすると共産党を除く対立候補は民営化には賛成だが、今度の民営化法案に反対だと言い始める。奇妙なことに刺客選挙区のほとんどは政権党である公明党の立候補者がいないのだ。そのため、いかんざきお代官様がいる公明党は雲隠れ、洞が峠を決め込んでいる。八代英太の選挙区だけが次期お代官様候補と対立することになったが次元が違うので話題にならない。テレビにでてきても何を考えているか発言からはさっぱりわからない。

話題をもどして、
当該の選挙民はコイズミが放った刺客が勝つか、それとも反逆者が返り討ちにするか、東映時代劇のライブショーに税金で入場料と出演料を払って出演しているような気分にさせられている。全国の視聴者は試合前のアスリートをみるような気分で、そのライブ中継を見つめる。そして試合結果を待つ。これはテリー伊藤らの世代が開拓したスポーツイベントなどを盛り上げるための手法の一つである。
現地入りした刺客たちは「立候補の理由は?」とマイクを向けられる。まさか、「権力者に雇われて反逆者を殺しにきたコイズミの手先です」とはいえないから、「郵政民営化を実現するために立候補した」と答える。コイズミは改革するためには死んだっていいという覚悟だ。郵政民営化に反対の奴らは郵政で働く公務員の既得権を譲らない守旧派だ。コイズミの改革に反逆する抵抗勢力だ。日本の改革を止めてはならない。しかし、にわか作りの候補者は民営化法案の中身すら理解していないし、政治的問題に見識があるわけではない。くのいち三人と金貸しホリエモンプラス環境破壊大臣がゴレンジャーになって街にやってきた。(目立たなかったので忘れていましたが元国連軍拡大使とかいう女性候補もいましたね)
後領主様にたてついた逆賊怪獣どもを退治するためだ。
「—————コイズミ改革に反逆しているやつらは許せん、コイズミは国民のために改革をやっている」、「みなさん、四年前郵政を民営化しますと皆さんに私は約束したでしょう。それで、皆さんはコイズミを選んだじゃないですか。郵政を民営化しなくていいですか。改革しなくていいですか。」「だから、皆さんのために国会を解散して、もう一度皆さんに聞いて見たかった」、だから「コイズミの敵は皆さんの敵です」というシナリオが出来上がると、マスコミは一斉に踊りだした。
ここで一斉にとゆってもいろいろある。テレビメディアの場合、「縦横一斉に」なのである。よほど閑な人でないと朝からよるまでテレビを見続ける人はいない。では、赤いサインペンを手に、新聞のテレビ欄をご覧下さい。ニュース、ワイドショー番組を塗りつぶして下さい。「縦横一斉に」とゆう意味がご理解いただけると思います。
番組名は上げませんが横一線に並んでいますね。テレビの特性は速報性にあるから、各キー局が報道番組に力を入れ競い合うと言えば聞こえがいいが現実の仕組みは違っている。自民党メディア戦略チームはこのテレビメディアの仕組みを熟知していた。
踊らされていると知ってか、知らずにか、ひたすらカメラはゴレンジャーと反逆怪獣の選挙運動を追う。その効果のあまりの見事さに、こりゃ危険だなどとキャスターに言わせてもあとの祭り、自分の屁におどろいて逃げ出すようなもの。
時間と閑があり、金のない人は一日テレビの前に陣取り、リモコンカチャカチャ、各局の番組内容を見比べておいてください。憲法問題もこの世界に次の主役で登場します。根気がいりますが、詐欺師に騙されないためには役に立ちます。

次回、楽屋裏の一部を紹介しよう。
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by daisukepro | 2005-09-24 12:41 | マスコミ


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