裏庭の園芸12ヶ月冬ー2

裏庭の園芸12ヶ月冬ー2

冬の空は鉛、

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 イチョウは果実がならない木となる木がある。実がなる方が雌だということぐらいは誰でも知っている。イチョウには男女がある。二人の間にできた子供を銀杏という。酔っ払いはその銀杏を炒って食う。


 戦後間もなく疎開先から本郷追分町の東京第二師範女子部付属小学校に編入した。小石川植物園が近くにあったので探検に出かけた。まだ囲いが壊れたままの塀、その隙間からガキは自由に出入りができた。植物園の中頃にイチョウの大樹が立ていた。秋には地に落ちた銀杏を拾った。このイチョウの木が世界史に残る偉大な発見の木であることなどガキたちには知る由もなかった。イチョウの雄の木は春になると花粉を飛ばす。花粉は風に乗って雌花の花粉室に到着する。ここで数個の精子が作られ、そこから造卵器に泳いで入り受精する。それを目撃した男がいた。銀杏の製造工程を世界で初めて発見したのだ。東京大学理科大学植物学教室に画工として務めていた平瀬作五郎である。この発見者が東京大学からどんな扱いをされたか牧野富太郎博士が「植物一日一題」(ちくま学芸文庫)などに記しているから好奇心のある方はお読みください。

ともかく、ガキは由緒ある銀杏を食べた由緒ある人間なのである。平瀬さんてどんな顔をした人だろう。写真を拡散する。


ネットで検索するとイチョウの樹は英語でmaiden hair treeというと書いてある。なんでも葉っぱが娘のあそこの毛に似ているからだそうだ。




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by daisukepro | 2017-12-04 23:15 | 裏庭の園芸12ヶ月


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