【ニューヨーク共同】トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と正式認定した問題で、国連総会の緊急特別会合は21日、米政府を批判し、認定の撤回を求める決議案を賛成多数で採択した。賛成は128、反対が9、棄権が35だった。米国の孤立ぶりが際立った。日本は従来の方針通り賛成した。
パレスチナ自治政府のマルキ外相は採択後、「パレスチナの人々やイスラム教徒、世界中の自由な人々が勝利した。私たちは侮辱も脅迫も受け入れない」と強調した。
米国のヘイリー国連大使は投票前の演説で、エルサレムへの米大使館移転は「米国民の意思だ」と訴えて正当化。