23日午前に起きた群馬県と長野県の境にある草津白根山の本白根山(2171メートル)の噴火で、麓にある草津国際スキー場(群馬県草津町)で訓練中だった陸上自衛隊の男性隊員(49)が死亡した。同日午後、陸自が明らかにした。ほかの隊員7人も負傷。当初は雪崩に巻き込まれたとしていたが、噴石による被害だったとみている。
地元消防によると、スキー場に来ていたスキー客も、ロープウエーのゴンドラに噴石が当たってガラスが割れけがをした。レストハウスの一部の屋根も噴石で突き破られたとしている。
菅義偉官房長官は全体の死傷者について、死者1人、負傷者11人の計12人と発表した。