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イラクの国民投票

共同通信は26日「イラクの国民投票の結果」と「米軍の戦死者数」の二つのニュースを配信した。
「イラク選挙管理委員会は25日、新憲法案の是非を問う15日の国民投票の結果、憲法案が約79%の賛成で承認されたと発表した。」
「米CNNテレビは25日、2003年3月のイラク戦争開戦後に死亡したイラク駐留米軍兵士らの数が、2000人に達したと報じた。」

米軍は傭兵や非戦闘員の死者は戦死者としてカウントしない。米軍のスポークスマンは記者の質問に「米軍は死体をかぞえない」と答えたそうだ。それでも開戦以来米軍の戦死者は2000人を超えた。
ヘロルド教授の「ボディカウント」によればイラク戦争の民間人犠牲者は約26、000から30、000人を超えている。
国民投票で79%が新憲法に賛成といってもシーア派とクルド人が賛成、スンニ派は完全に反対している。
米軍の虐殺行為は止まず、自爆テロが鎮静する気配はない。新憲法が成立しても米軍の傀儡政権が誕生するようでは宗教的対立と地方分権をめぐり内戦の危機をはらんでいる。
米軍とテロの殺戮で治安は悪化、日々危険にさらされている市民は命を長らえることで必死、必ずしもみんなが憲法なんかにかまっちゃいなられない。みんな命を長らえ、仕事にありつき、こどもを学校に送っていくことでいっぱいで、憲法をじっくり読み、考える余裕がなかったとブログ「リバーベンド」が伝えている。
by daisukepro | 2005-10-26 23:17 | イラク戦争


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