宮崎勤判決と証人喚問

宮崎判決とHUSER社長証人喚問

幼児殺害、誘拐、虐待などの弱者に対する犯罪が横行する中で、1月17日、宮崎勤幼児殺害事件判決の日を迎える。
アメリカのジャンクフード店で、ある取材に同行した若いカメラマンと食事をした時のことをふと思い出した。
アメリカに進出している日本企業の最たるものは自動車である。特に部品を造る工場は日本企業が操業している。働いている労働者はアメリカ人であるが、資本と管理者の重要な地位には日本人が働いていてコントロールしている。自動車部品を積んで大型トラックが頻繁に通る、この高速道路をアメリカ人はジャパンロードとよぶ。
私は食事の席でそのカメラマンに尋ねた。「日本では主にどんな仕事をしていたの」、カメラマンは「あの幼女を殺した宮崎勤の部屋に最初に入って撮影したのは僕です」と答えた。ちょっとしたスクープ映像だった。
狭い部屋にびっしりと宮崎勤がコレクションしたビデオカセットが並んでいた。
このビデオコレクションの映像の中に犯罪の秘密があるような、事件の謎を解く鍵があるかのような心持ちがして、彼が撮影したというビデオカセットの背書きを繰り返し見つめた。部屋に突入したカメラマンの好奇の眼がそのまま画像に反映して、どこか異様な感じがした。その記憶がよみがえったのだ。何となく重たい気持ちになって二人は話題をすぐに切り替えた。宮崎勤の犯罪心理はいまだ解明されていない。今から思うとウイルソンの殺人百科にしばしば登場する欧米風の猟奇事件の始まりだったような気がする。あれから、このような犯罪が続発している。少しずつ世の中が嫌な方向に向かって行く前兆のようだ。ようやく宮崎事件は判決の日を迎えることになった。時節柄、世間の眼は判決に向けられるだろう。
しかし、そこでもう一つ重要な事件があるのだ。あのHUSER社長の証人喚問が同じ日にセットされた。何故だろう。事件の真相糾明をそらすために使い古されたマスコミ操作の手口だ。公明党(創価学会)とゼネコン、組織暴力団、コイズミの所属する自民党森派が構造的に絡んだ事件、その真相が解明されると、人命を軽視する小さい政府の姿を浮きぼりにすることになるからだ。
ブッシュ来日を紀宮ご成婚にかませたように、誰かが証人喚問の日を宮崎判決の日にWブッキングしたのだ。当日、テレビ報道がどういうスタンスをとるか眼が離せない。自民党広報部の世耕は選挙報道について「あれは自民党の操作ではない。マスコミが勝手に踊ったのだ」とマスコミはパペット、マペットでしかないと平然と語った。マスコミもなめられたものだ。
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by daisukepro | 2006-01-06 14:07 | マスコミ


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