日本映画「蟻の兵隊」鑑賞のすすめ

日本映画「蟻の兵隊」鑑賞のすすめ
松竹本社の試写室で「蟻の兵隊」を見た。
池谷薫監督、101分
c0013092_1703570.gif中国山西省、北支派遣軍第一軍の将兵2600人は、終戦後なお4年間、現地にとどまり、国民党系軍閥と共に中国人民解放軍と闘った。550名が戦死、700人以上が捕虜として抑留された。中国人には彼らの無意味な行動がまったく理解できなかった。生き残ったもと残留兵13人が軍人恩給の支給を求めて東京地裁に提訴、2004年の一審判決では原告側が敗訴している。国は自らの意思で残り、勝手に戦争を続けたとみなし、戦後補償を拒みつづけている。
映画は残留兵のひとり、奥村和一さん(1924年生まれ)の闘いを追っている。
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昭和23年、南庄村の戦闘で重傷を負い人民解放軍の捕虜となる、以後、炭坑での強制労働など中国各地を転々とする抑留生活を6年2ヶ月にわたり送った。故郷の新潟に帰ってみると、彼の軍籍は敗戦の翌年抹殺されたいた。
再び、中国山西省を訪れて奥村さんが見たものは第一軍司令官の卑劣な正体だった。靖国神社の場面は秀逸、奥村さんは小野田少尉に向かって「あんたは侵略戦争を美化するのか」と詰問するのだ。小野田少尉はなんと答えただろうか。みてのお楽しみにしておこう。演出も大衆性があり、しっかりとまとめられいる。2006年7月下旬より渋谷イメージフォーラムにてロードショー決定!
「発見の同好会」推薦、若い人たちが上映活動をボランティアで支えている。
(写真は奥村さん)
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by daisukepro | 2006-04-11 17:02 | 映画


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