テポドン2号の空騒ぎと情報操作

テポドン2号の空騒ぎ、

6月19日、北朝鮮が長距離弾道ミサミサイル「テポドン2号」に燃料が注入された可能性があるとAP提供によるミサイル基地の衛星写真をのせて報道した。すかさず、麻生外務大臣は「強行すれば制裁が避けられない」と語る。c0013092_051150.jpg(左写真/テポドン)
軍事アナリストがTVに登場して、テポドン2の弾道距離はアメリカ本土も含まれると解説する。沖縄嘉手名基地からコブラボール(弾道ミサイルを観測する電子偵察機RC135S)が飛び立つ様子をTV画面が流す、マスコミ報道は緊迫したムードを煽った。アメリカでは6月22日、カーター米前国務長官、ペーリー元長官らが「準備の段階で発射基地を爆撃せよ」と先制攻撃論を主張、ブッシュ大統領が「それでは事態を悪化させる」と否定する。そのうち、ダンカン・ハンター下院軍事委員長は「北朝鮮の脅威に対処するためミサイル防衛(MD)構築への投資を強化すべきだ」とブッシュ大統領をよいしょと後押して、本音をポロリ。
日本では、有事にそなえて危機対策チームを設置した県知事が出てくる始末、しかし、笛吹けど踊らず、テポドン1号ほどのさわぎにはならない。何か変だな。だが、アメリカ軍は抜け目なく勝手放題、やり放題やっていたのだ。c0013092_0513342.jpg
(右写真/車力基地にはいるXパンドレーダー)
6月23日、夜陰にまぎれ、アメリカ軍の新型レーダーXバンドレーダー(弾道ミサイルを探知する移動式のレーダー)は三沢基地を出発した。丑三つ時、国道や県道は物々しい警備。大型トレーラー5台に積まれたレーダーは車力分屯基地に次々と運び込まれた。アメリカ軍は今月28日からXバンドの試験運用を開始する。さらに、6月26日、テポドン2に備えて米軍は年内にパトリオット3を嘉手納基地に24基配備、米兵を新たに600人駐留させると発表した。都合の良いことに、国会は閉会中。何ごとも国民の頭越しだ。ここにきてこのテポドン騒動の狙いがお人好しの日本人のも見えてくる。しかし、恐ろしいことに北朝鮮がテポドン2を発射してもしなくても、アメリカ軍が発射する可能性があると判断すれば、根拠があろうがなかろうが、有事になる。日米一体化は軍事だけではない、情報操作も一体化している。

追加ーーー
先制攻撃の中核、原子力空母が横須賀を母港化することを横須賀市長は容認しようとしている。このまま米軍再編成を黙認すると日本列島が浮沈空母どころではなく、全島核要塞化すること間違いない。政権党の閣僚は二言目には「日本はアメリカと価値観を共有する」と公言して憚らないのだから。
27日、読売朝刊、4面の小さな記事で額賀長官がパーティ席上、「テポドン2号の燃料注入は未確認」と述べた。ガセ記事の謝罪広告のようだ。こんなことで「いつでも夢をーーー」、じゃなく「いつでも武器をーーー」ではシャレにならない。
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by daisukepro | 2006-06-27 00:59 | マスコミ


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