続々続々NHKとBBC

————「ニール・レポート」について
「BBCと政府との対立を招いたアンドリュ・ギリガン記者のイラク報道を事実無根と結論づけたハットン報告書以後、BBCは、レビュー・チームを設置し、BBCの報道のあり方の検証に取り組んできました。その調査報告書「ハットン以後のBBCのジャーナリズム(The BBC's Journalism After Hutton)」去年の6月23日に発表されました。この報告書は、レビュー・チームを率いたロナルド・ニール氏(元BBC報道局長)の名前から、ニール・リポートと呼ばれています」

NHKが発行している月間「放送研究と調査」2004年8月号の記事を紹介します。

「ニール・リポートは、BBCの報道の価値を、

「真実の確立と正確さ」
「公共の利益への奉仕」
「不偏不党と意見の多様性の反映」
「政府やさまざまな利害からの独立」
「視聴者への説明責任」
と規定し、

こうした価値を守る者として、各現場の編集責任者の指導力の重要性を強く指摘しました。また、ニール・リポートは、ギリガン事件からの教訓として、匿名情報源の扱いや、記者としての正確な取材メモの作成、など、いくつかの重要な勧告を行いました。中でも、匿名情報の信頼性を編集責任者が保障しなければならないとして、原則的に編集責任者に、その情報源の名前を知る権利があると勧告しました。また、BBCの報道を強化するために、各報道現場で実施されてきたジャーナリズム研修を統合して、継続的な研修を実施するプログラム「a College of Journalism」の創設を提言しました。
 
BBCを監督する役割を持つ経営委員会は、ニール・リポートの勧告が全面的に現場で取り入れられ、勧告に沿って、放送の手引きであるプロデューサーズ・ガイドラインを改訂すると発表しています。

ギリガン事件を乗り越えて、BBCは今、特許状更新と言う新たな課題に取り組んでいます。今回の勧告が、今後のBBCの調査報道の抑制につながるのか、発展につながるのかは、BBCの存続に大きな影響を与えるものと考えられます」———2004年08月「放送研究と調査」

「ニールレポート」はNHKの今後を考えるときに参考になると思います。
海老沢会長は今日の経営委員会で辞意を表明した。
NHKは番組制作のあり方についての、委員会を設置して検証する必要があると思いますが、
NHKにその気がないなら、NHK労組が提言したらどうでしょう。
「赤城の山も今宵かぎり」と会長がやめてーーーーーーーすべてが終わり、とはいきませんよね。
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by daisukepro | 2005-01-25 00:02 | マスコミ


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