石原慎太郎の事前運動とベネチア共和国

石原慎太郎の事前運動とベネチア共和国

東京都の予算は13兆円、インドの国家予算委に匹敵する。都知事は直接選挙で選ばれるから大統領並みの権力が付与される。権力を悪用しようと思えば何でもやれる。それだけに監視は厳しくしなければ独裁者のように振る舞い始める。ベネチア共和国のように都庁宮殿の外での会食は事前許可制にしたらどうか。ベネチアでは国益(国民の利益)に反した首相は容赦なく死刑になったそうだが。詳細は「海の都の物語」(塩野七生)をお読み下さい。
c0013092_1950343.jpgフランスのルペンよりも右だと云われている石原都知事、このところニュース番組にやたら登場したり、東京マラソンのスターターを努めたり、事前運動まがいのことをやっている。イタリアのベルルスコーニー元首相が支配する政党が彼の傘下の民間テレビ局を悪用して政権を取るという事態が生まれたことは良く知られている。しかし、花粉症対策プロジェクトという名目で都営地下鉄のホームなどに貼られている石原ポスターは公費を使った悪質な事前運動ではないか。見方によってはイタリー元首相よりもっと悪質か。都選管は合法だと云っているが、手段を選ばないこうしたベルルスコーニー的なやり方をみても私利私欲のための立候補としか思えない。「東京から日本を変える」などと国と対決する反権力姿勢を売り物にしたキャッチフレーズに都民は一度騙されても三度はない。このポスターの表情からは権力に魂を売った独裁者の内心が透けて見える。皆さん、このポスターをみてやってください。
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by daisukepro | 2007-02-22 19:52 | 政治


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