NHK問題緊急集会in東大


c0013092_145792.gif地下鉄丸の内線「本郷三丁目駅」下車、徒歩2分、赤門から入って右にいくと東大経済学部がある。円形のゆるやかな階段教室が地階にあった。席は300か400だろうか、ひろくゆったりしている。
参加登録と資料費を払うために長い行列ができた。10分遅れて集会が始まった頃には座席は満席、通路などに参加者はあふれNHK問題への関心の高さがわかる。
「集会を妨害した方は直ちに退場していただきます」というステッカーが随所にはられている。その系統の団体から集会に圧力があったらしい。小泉の靖国参拝を批判した経営者の自宅にテロまがいの予告があったことを考えると主催者が緊張するのも無理からぬこと。
90年代中頃から近隣アジア諸国に対する異様な憎悪とナショナリズムをあおり、歴史を改ざんしようとする動きが胎動し始めた。
NHKの報道も「オヤツ?」と思うような内容が目立つようになった。
そして、内部告発による番組改ざん、朝日新聞報道によって番組への政治介入が暴露され、地底を流れる濁流が一気に噴出した。4年前にバラバラ死体として下水道に捨てられた番組がよみがえり、息を吹き返したのだ。民衆法廷を主催し、戦時性暴力を告発した人々、そしてNHK番組を制作に携わった人々の発言から二重の暴力に対する憤りがアップデイトでつたわってくる。参加者と発言者の気持ちが合致したいい集会であった。集会が提起した問題点については後日述べるとしよう。
さて、話題の番組を一目みたい、そして、改ざん意図を確かめたいという一途な思いでかけつけたが、NHKのクレームで見事に裏切られた。「不特定多数に番組を見せることは著作権違反の疑いがあるから許可できない」という見解を口頭で伝えてきたそうである。「番組には著作権を所有するひとが多数参加している。それで、全員の許可がいるので間に合わない」とも言ったらしい。会場からは笑い声がこぼれた。それじゃ、NHKは番組ディレクターらに著作権料を支払っているのか、報道番組は業務著作ではなかったのか伺いたいものだ。
東大教授の電話が鳴った。声の主は「北朝鮮を支援する連中の集会に東大の教室を貸すとは何事か」そして「文部科学省に言いつけるぞ」と付け加えた。

「発見の同好会」はさしずめNHKに次のことを要求する。
(1)NHKは問題の番組を再放送し、修正箇所を明示して経過と修正理由を開示すること。
(2)番組製作現場に表現の自由があることを公約すること
(3)NHKは今回の事件で政治介入があったことを認め、事実を公開すること。
(4)NHKは政府、政権党からの独立を宣言、公約すること。

これででNHKは視聴者のNHKであることを認めよう。
NHKより権力からの縛りがきついBBCでさえこのくらいのことは宣言していますよ。

ことのついでに、経営姿勢によって放送局の未来がどれほど違ってくるかBBC会長のアナウンス記事を紹介しよう。

ーーーーBBCは、過去に放送されたTVやラジオの番組をダウンロードできる専用サイト「BBC Creative Archive」の開設を発表した。だれでも無料で利用可能になる。
BBC Creative Archiveの設立は、Edinburgh TV Festivalで記念講演を行ったBBC会長(Director-General)のGreg Dyke氏が自らアナウンスしている。放送業界で長い歴史を誇る同社保有のTVおよびラジオ番組のコレクションは、世界でも最大規模になると語りつつ、特設サイトから提供される新サービスの意義を強調した。
これまでにも、同コレクションを一般公開する計画はあったものの、効率的な提供方法が見当たらず、先送りにされてきたという。しかしながら、ブロードバンドの普及によって、デジタルコンテンツを広く提供できる環境が整い、今回のBBC Creative Archive発表に至っている。
商業目的で利用するのでない限りは、どのコンテンツでも無料で自由にダウンロードできるサービスとなり、個人が家庭で楽しむほか、大学を始めとする教育機関、図書館などの公共施設へもブロードバンドが普及し、教師や生徒がBBC Creative Archiveを活用することで、よりレベルの高い教育が実現することへの期待も表明されている。
なお、同氏はBBC Creative Archiveが「デジタル革命の第2段階」を特色づけるサービスになっていくともコメント。有料コンテンツの充実を目指すネットビジネスとは異なり、ブロードバンドを用いた無料サービスが、より多くの人の生活を向上させられることを示す、公共放送としての役割を担っていきたい旨も明らかにされたーーーーーーー

どうです、NHKとは天と地の隔たりがありますね。

「切られのお富」様
遠距離から参加していただき、おつかれさまでした。
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by daisukepro | 2005-02-05 19:37 | マスコミ


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