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アメリカ脚本家組合のスト

 アメリカ脚本家組合は昨年11月5日からストライキに突入、現在も決行中である。争点はオンライン放映に伴う収入の配分だ。テレビの一時間番組が再放送された場合2万ドル,それがネット配信ではわずか250ドルだ。全米テレビ、映画制作者連盟は1億3千万ドルの追加補償を提案したが、組合は拒否した。アメリカ脚本家組合は1万2000人が加盟、俳優組合も同調して、ピケに参加している。写真のブロンド男性はジャック・ブラック、オタクをやらせたらナンバーワンの俳優です。アメリカ脚本家組合のスト_c0013092_16523378.jpgアメリカ脚本家組合のスト_c0013092_16525462.jpg
テレビ番組だけでなく、ハリウッド映画の製作がスットプ、影響が出始めた。現在、ロスでは25万人映画放送産業で働いているのだから、大問題である。影響はアメリカだけではなく、今年の後半、日本の洋画市場を支配しているのはアメリカ映画だ。その配給が止まりそうである。ニューヨーク市場が風邪をひけば、肺炎になるのは株ばかりではない。300館以上の拡大封切りで,長期にかける大作がスットプするのだ。東宝や松竹など大手興行会社は代替え作品調達に動き始めているそうだ。
相変わらず、「タフトハートレー法」が生きている戦争する国アメリカでは、早々とブッシュ大統領が介入、書簡を送ったりしていると報じられているが、このストの成り行きに目が離せない。
解決の仕方によって、著作権問題が日本に波及することは自明のことである。
by daisukepro | 2008-01-20 16:59 | クイズな人


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