沖縄米軍のレープ事件、ロス疑惑より幕引き疑惑

3月1日土曜日、読売新聞朝刊は突然、強姦容疑で送検されていた沖縄米兵釈放のニュースを一面にのせた。記事は被害者が告訴を取り下げたためとだけ説明をしている。容疑者の身柄は米軍に引き渡された。米軍関係者は「米軍としても取り調べる」というコメントを載せているが、これまでのケースからみて、立件するわけがない。3月23日、沖縄県民抗議集会が計画されているが、影響はまぬがれない。日曜のワイドショーではアメリカロス市警に拘束された三浦事件にスペースをさき、沖縄米兵事件はかるく扱い、被害者の軽率さを臭わせ、外出禁止令が長引けば商店が困るというコメンテーターまで登場させている。新聞もテレビも幕引きのために水を引こうとする報道姿勢が露骨にみえる。沖縄が日本に復帰(1972年)してから30年間に沖縄で米軍によるレイプ事件が100件以上も発生し、幼児を陵辱するおぞましい事件が何件も起こっているのだ。そのことを沖縄県民以外の日本人はあまり知らない。沖縄新聞以外はマスコミが取り上げないからだ。
日本の行政やマスコミの卑屈な態度があるかぎり、沖縄米軍のレイプ事件は繰り返されるだろう。ご存知の通り、新聞紙面や放送時間には物理的な限界がある。放送局や新聞社には編成権があるが、政府や行政がこれに直接的に介入しなくとも、別な事件を取り上げることで時間を占有し、知られたくない事件を隠蔽することが出来る。三浦事件はその典型的なケースだ。
BBCニュースは事件がおこれば、現地の人びとの声を出来るだけ取り上げて報道している。日本のテレビはどうでもいいアンケートはやるが、取材記者が問題をほりおこすインタビュー記事はあまりみかけない。時々、特集記事を組むがチェックをくぐり抜けるのは神風特攻隊よりも成功率は低い。
三浦事件に裂く時間があるなら、一人でも、二人でもいい沖縄県民の直接的な声をトップニュースでとどけて欲しいものだ。
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by daisukepro | 2008-03-02 21:58 | マスコミ


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