そうだ コンビナートへ行こう!(地球温暖化入門)

地球温暖化入門
くそ暑い、せいろの饅頭になったような日々が続いた。そうかと思うと突然の豪雨。稲妻が上空を走り、直近に落雷がある。今年のセミはミンミンゼミが鳴き始め、アブラゼミやつくつく法師などが鳴き乱れて、気がつけば秋の虫が鳴き出している。これは異常気象と云うほかない。2003年にはパリを熱波が襲いたくさんの高齢者が亡くなった。イギリスでは「熱波・健康保健監視制度」が6月から9月まで実施され、気温の上昇によって警報が出されている。いろいろな異常現象が世界中で起こっている。地球は広大だ。時と場所によって現象は違うが原因はひとつなのだ。皆さん、ご存知のように、それは地球温暖化が犯人なのだ。では、地球温暖化は自然現象のひとつなのだろうか、なぜ起こるのだろうか。地球上からはたくさんの温室効果ガスが排出されている。この排出されるガスが大気中にとどまり、地球が冷えるのを防ぎ地球上の生命が維持され成長するのを助けてきたのだ。時には氷河期になり、凍てつくこともあったが、数百万年の間はバランスのよい温度が保たれてきた。ところが,産業革命以後、人間の活発な生産活動によって、大気中の温室効果ガスの濃度は異常に上昇し始めた。温室効果ガスの75%は二酸化炭素なのだ。たった100年間で平均気温は0.74℃も急上昇した。(表参照)これからの気温上昇が2℃を越えると地球上の生命を維持することができなくなり、生命体は絶滅することが分かっている。だから、今すぐ、二酸化炭素の排出量を減らさなければならない。たとえ、今すぐ削減対策を取ったとしても100年経たないうちに限界上昇温度2℃に近づく、ましてこのままの排出量を続けていけばそのスピードは早くなる。c0013092_227103.jpg二酸化炭素排出量を減らすと言っても、一カ国だけでなく世界中が協力して減らさなければ地球全体で減らすことはできない。世界全体の削減目標を決め、各国がそれぞれの条件で目標を決めて削減に取り組まなければ解決しない。「京都議定書」はその目標値を決めたものだ。これを各国が批准して、実行しなければ地球上の生命は守れない。洞爺湖サミットでは各国の削減目標値を取り決めることはできなかった。日本も決めていない。来年12月にコペンハーゲンで開かれるCOP15まで各国の目標値の決定は持ち越されることになった。火力発電所、大工場が二酸化炭素の排出量の半分を占め、それに自動車を加えると実に80%になる。個人がエネルギー消費の無駄を省く努力をすることは大事なことだが、石油や石炭に依存しているエネルギー政策を風力や太陽光、天然ガスに転換をはかること、大工場の排出量を計画的に削減するルールを決めることが日本政府に求められている。
日本とアメリカはヨーロッパ各国に比べてエネルギー政策の転換は極端に遅れている。地球温暖化は自然現象ではない。人間が作り出した現象なのだ。だから、今すぐ温暖化対策に取り組めば人間の力で防止することができる。私たちは日本が2020年をピークに20%、2050年までに80%削減が求められていることを忘れてはならない。
そうだ、京都に行かず、近くのコンビナートに行ってみよう。今でも大工場や火力発電所が二酸化炭素を絶え間なく大量に排泄し続けているのを見ることができる。
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by daisukepro | 2008-09-13 22:23 | 政治


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