毒入りライスと消された年金

毒入りライスと消された年金

麻生内閣が誕生した。中身は世襲制、まるでヒンズー教の社会的カースト制度のようだ。「形骸化した民主主義、ここに極まる」といった感がある。
世襲制内閣ではとても取り締まりはできないと思うが、二つの組織的犯罪を取り上げてみよう。毒入りライスと消された年金事件である。農水省がウルガイラウンドで必要もない工業用米を輸入する。勿論、税金が使われる。
これを農水省が三笠フーズ(民間業者)に転売する。業者は複数の流通業者を通過させ、出元が分からないようにした上で、食用米に偽装する。これが製造業者に渡り、おにぎり、和菓子や焼酎などに含まれて消費者の口に入る。汚染米とか、事故米とかマスコミは書くが、これはすべて毒入りライスだ。これを知っていて人に食わせれば毒物による殺人行為である。毒殺魔の真犯人は農水省の役人だ、共犯が流通業者といえる。警察は三笠フーズにガサ入れを行ったが、これほど単純で立派な組織犯罪なのに、なぜ真犯人の農水省に家宅捜索をしないのか分からない。

もうひとつ別の犯罪は消された年金である。入力ミスによる消えた年金ではなく、意図的に消した年金事件である。舛添厚労大臣は「全国の社会保険事務所を調査したが年金が消されたケースは1件だけと報告したが、その後、実は全国で6万9000件以上ある」と発言を修正した。氷山の一角と云う説もある。厚生年金の保険料月額はサラリーの額で決まる。(諸手当、残業料などを含めて標準報酬月額)この額を本人には知らせず、意図的に減額を社会保険庁職員が指示して改竄を行ったという犯罪である。保険庁を定年退職した職員の話によると、改竄は大臣の指示によって全国的に行われていたという。企業が保険料の分担金の支払いを遅滞させた場合、保険事務所は強制執行ができることになっているが、その結果、企業が倒産する可能性があるという口実で、保険料を軽減する手段として標準月額の査定を減額することを保険庁職員が経営者に奨励したのだ。その結果、社会保険事務所は保険料収入を上げることができるというメリットがある。この悪慣行が長年続くと企業の経営状態に関わらず、中小経営者の多数が保険事務所と謀議して改竄を恒常的に行うようになった。この実態を調査結果の数字が裏付けたことになる。

保険料納付者は毎月保険料を給与の中から天引きされているが、標準月額までは知らされていない。納付者が改竄に気付くことはまずできない仕組みなのだ。定年退職後、年金支給時になって、社会保険事務所に出頭すると支給される年金額は知らされるが、過去の算定基準値までは説明しない。かくて、巧妙に政府は納税者から年金を組織的にかすめ取ってきたのだ。
こんなひどい犯罪があっていいものだろうか。政府は直ちに被害総額を開示し、年金の不足分を還付すること、更に、この組織的犯罪を指示した当時の大臣、局長以下の管理職の氏名と企業経営者を明らかにして損害賠償をさせるべきだと思う。腹が立って仕方がない。皆さんどう思います。役人すべてが悪い奴とは思いたくないが、財務省の焼き鳥タクシー、薬害事件と並べると公務員のモラルハザードが起こっているとしか見えない。総入れ替えをおこなって、再度宣誓させ直したほうがいいのではないか。
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by daisukepro | 2008-09-25 16:31 | 政治


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