カテゴリ:イラク戦争( 42 )

アブグレイブ刑務所が再開されたがーーーー

アブグレイブ刑務所再開 2009.2.22 00:53

あのいまわしい旧アブグレイブ刑務所はイラクに返還されたが、21日バクダット中央刑務所と名をかえて再開された。(ロイター共同)c0013092_16241351.jpgイラク政府は「内部と外観を大幅に改装して医療設備やモスク、面会者のための設備を備えた」と発表した。収容人員は1万5000人、刑務所がイラクに返還されたといってもイラクは米軍占領下にあることは変わらない。アフガンやイラクの刑務所の統合管理責任者は誰か、そこが問題だ。詳細はロイター報道だけではさだかではない。刑務所の名を変え、装いを改めても残酷な管理者がかわらなければ過ちは繰りかえされる。人権侵害があるかどうかは闇の奥の奥になる。しばらくは、バクダット中央刑務関連情報を監視するとしよう。
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by daisukepro | 2009-02-23 16:27 | イラク戦争

グアンタナモ収容所「1年以内に閉鎖」 22日にも米大統領令



グアンタナモ収容所「1年以内に閉鎖」 22日にも米大統領令

AP通信は「20日、キューバにある米海軍グアンタナモ基地の特別軍事法廷に対し、120日間、テロ容疑者の審理を停止するよう要請した。c0013092_2144462.jpg大統領は同基地のテロ容疑者収容所の閉鎖を検討。審理停止期間中に、具体的な戦略を立てる方針だ。審理停止の要請は、軍検察官から提出した。特別軍事法廷はオバマ大統領の要求を受け入れる方針という。グアンタナモ基地は現在、約250人を収容しており、収容者の移送先の確保が閉鎖のカギを握る」と伝えた。

米軍は「収容者は捕虜でないから国際法は適用されない」と虐待のやり放題、捕虜でもないのに軍事法廷を開いて拘留者を裁いていたとは正気の沙汰と思えない。
オバマ大統領もねじれた糸をほぐすのには時間がかかるだろ。
グアンタナモベイの米軍基地はゲバラの時代からキューバからの撤退を要求していたものだ。

21日、同通信は「オバマ米大統領がキューバのグアンタナモ米海軍基地の収容所を1年以内に閉鎖するよう指示する大統領令に22日に署名する見通しになった」と報じた。
ホワイトハウスは21日、大統領令の草案を関連省庁に回付したという
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by daisukepro | 2009-01-22 21:04 | イラク戦争

イスラエルのガザ地区での戦争で白リン弾使用を中止せよ

GAZA: STOP THE BLOODSHED (イスラエルは即時停戦せよ)

イスラエルはガザ地区での戦争で米軍がイラクのファルージャで使ったと言われている白リン爆弾を使用している。まずは、アルジャジーラの映像をご覧ください。
戦争で命にかかわる化学物質の使用は、一般市民の人口が密集している地域で使用することは国際法で禁止されている。白リン弾で火傷した人々が増え続け、ガザ地区の病院に負傷した人々が駆け込んでいる。
すでに、死者は900人を超え、多数の民間人が犠牲になっています。イスラエルは残虐な兵器、白リン弾の使用を直ちにやめ、戦闘を中止せよ。




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by daisukepro | 2009-01-13 19:59 | イラク戦争

グアンタナモ閉鎖宣言へ 大統領就任直後にオバマ氏

グアンタナモ閉鎖宣言へ 大統領就任直後にオバマ氏


11日、国際的人権団体アムスティインターナショナルや全米市民自由連合などが主催してワシントン市内で抗議集会を開いた。オレンジ色の囚人服を着て約200名が「オバマ次期大統領が公約を守り、拷問中止とグアンタナモ閉鎖に踏み切ること」を訴えた。(赤旗1月12日)

ワシントン発共同は「米主要メディアは12日、オバマ次期米大統領が20日の就任直後に、キューバにあるグアンタナモ米海軍基地のテロ容疑者収容施設を閉鎖する大統領令を出す見通しだと伝えた。オバマ氏の顧問は就任当日にも大統領令を発表する公算が大きい」と語った。

現在、グアンタナモ収容所にはアルカイダ、タリバンとのつながりがある疑いで250名が司法手続きも無く拘束され、 水責めなどの残酷な尋問をCIAから受けている。2005年夏、ハンガーストライキが始まり、ピーク時には113名が抗議行動に立ち上がった。米軍広報官は現在、42名と発表しているが、人権団体は70名以上がハンストで抗議していると話している。ハンストは任意の時間に繰り返されて行われているが、開始以来2名が食事を拒否し続けている。軍は拘束者を強制的に拘束いすに座らせ、栄養剤を注射しているという。(ワシントンポスト)

オバマ次期大統領が公約を守りグアンタナモ閉鎖宣言をするかどうか世界中が注目している。
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by daisukepro | 2009-01-13 12:22 | イラク戦争

グアンタナモ収容所は閉鎖せよ

グアンタナモ収容所は閉鎖せよ!

アメリカ軍は「グアンタナモ収容所は捕虜収容所ではない。彼らはテロ容疑者である。だからジュネーブ協定は適用されない」という。それならば司法手続きや裁判が必要だが、それが行われたという報道はない。親戚の結婚式に出席するためにアフガンにでかけ、拘束され、英語が話せると云うだけでガンタナモ基地送りになった青年の話は映画になった。米軍は今でもグアンタナモ収容所に拘束しているテロ容疑者に対して「水責め」で自白を迫っているという。これはまさに人道に反する無法な拷問だ。米国の最高裁もジュネーブ協定、国内法に違反していると裁定している。12月15日、チェイニー副大統領はABCテレビのインタビューに答えて『「水責め」は情報を得るための適切な手段だ。また。グアンタナモ収容所についても閉鎖すべきではない』と自己を正当性した。副大統領が拷問を容認していたことになる。12月18日、オバマ次期大統領が収容所の閉鎖を公約しているため、米国防省モレル報道官は記者会見でゲーツ国防長官が閉鎖計画案の策定を指示したと語った。閉鎖の日程は大事なことだが、今直ぐやるべきことは「水責め」など取り調べ手段としての拷問の即時禁止だと思う。さて、我が国の来年度予算案が発表になった。この厳しい経済状況で国民が苦しんでいるというのに、米軍再編費は838億円と前年度の約3、5倍も計上している。ガム島米軍基地建設関連予算は346億円、海兵隊が沖縄から出て行くのはいいが、丸投げなので米軍が日本の税金で妙な収容所をつくらないという保障はない。


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by daisukepro | 2008-12-22 18:48 | イラク戦争

腐った7つのリンゴ 「イラク・刑務所虐待はなぜ起きた」(NHKスペシャル)



腐った7つのリンゴ 

「イラク・刑務所虐待はなぜ起きた」(NHKスペシャル)

2008年11月17日NHK綜合で22時から放送されたNHKスペシャルは見応えがあった。同好会が「クイズな人」でBBCニュースから紹介した元予備役憲兵ジョーダービーさんが登場していた。アブグレイブ刑務所の同僚が撮影した捕虜虐待写真を公開した人物である。彼はいまだに故郷に帰ることができず、実家は廃屋のようになっていた。彼は内部告発するかどうか、3週間、悩んだあげく匿名を条件に虐待写真をマスコミに手渡した。2004年のことであった。たちまち虐待写真は世界を駆け巡った。米軍がイラク空爆を繰り返し、大量の地上軍を派遣しても大量破壊兵器は発見されなかった。その上、捕虜虐待が発覚したのだ。マスコミはラムズフェルド国防長官の責任追及を始めた。退任を求める声も軍内部から起こっていた。その頃、ジョーダービーはアブグレイブ刑務所の食堂にいた。同僚たちとランチを食べていたが、なにげなくテレビを見上げて血の気が引いた。ラムズフェルド長官が大写しになっていた。その口から自分の名前が飛び出した。「アブグレイブ刑務所の捕虜虐待を内部告発した勇気あるヒーローがいる。栄誉ある行為を讃えたい。その兵士の名前はジョーダービーである。しかし、アブグレーブ刑務所の虐待はごく一部の特殊なケースである。」呆然とフリーズしているジョーに同僚が耳打ちした。「おい、直ぐ部屋に帰った方がいいぞ」

NHK番組は虐待事件がなぜ起こったか。はたしてアブグレイブ刑務所の虐待は特殊なケースだったのか。米軍はこの事件の幕をどのように引いたか、関係者のインタビュで明らかにした。特に刑務所長であったカーピンスキー予備役准将の証言は事件の本質を暴いて見事なものであった。

米国国防省は、事件に関連した17人の軍人及び職員を素早く解任した。ブッシュはメディアに向かって「腐った7つのリンゴがいる」と発言した。
ブッシュ大統領は捕虜虐待が組織的な行為でないことを強調したいのだ。
この大統領発言を受けて、腐ったリンゴを排除するために、急遽、軍法会議が開かれた。結論は始めから分かっていた。2004年5月から2005年9月までの間に、7人の軍人が軍法会議で有罪となった。禁固などの刑に服した。写真を撮ったもの、写真に写っていたもの、腐ったリンゴ全員が軍を追われた。しかし、虐待を指令した上層部は不起訴になった。ただ一人カーピンスキー予備役准将だけが懲戒免職になった。

NHK番組はまず「虐待の女王」とよばれたイングランド上等兵が登場する。c0013092_18563927.jpg公開された写真に彼女は捕虜の首に巻いたロープをもって立っていた。捕虜を犬のように扱って虐待している「虐待の女王」と報じられた。「写真を撮ったのはチャールスブレイナー元憲兵である。虐待の主犯格とされ禁固10年を宣告された。彼はイングランドのボーイフレンドであり、後にイングランドと結婚、娘がひとりいる。イングランドは最愛の彼に頼まれたのでポーズをとっただけである。捕虜虐待はしていない。当時、収容所では捕虜虐待が常時行われていたので、イラク兵のことなどは考えようともしなかった」と告白している。軍法会議はイングランド上等兵の弁明を認めず、腐ったリンゴのひとつとして禁固3年、不名誉除隊が宣告された。彼女はサンディアゴにある海軍刑務所に収監された。刑期を終えたイングランドは故郷のトレーラーハウスでNHKのインタビュにこたえていた。トレーラーハウスが建ち並ぶウエストバージニア州のこの辺りは全米でも最も貧しい地域のひとつという。ウイキペディアによれば「彼女はここの養鶏処理工場で夜間バイトをしていた。2001年、高校在学中にアメリカ陸軍の予備役に参加する。きつい労働から抜け出し、進学援助を受けるためだ」アメリカには徴兵制度がないが、月額援助と大学進学が保障されるため予備役を志願するものが多い。しかし、招集がかかれば拒否することはできない。貧しさから抜け出したいなら、国は君を援助してやるが、お前も国のために命を捧げよと言うに等しい制度だ。「彼女は高校卒業後近くのマーケットでレジ係として働いていたが2003年イラクに出征した。憲兵中隊,技術兵としてイラクに派遣された」。そして、被写体になったばかりに禁固3年の刑を努め、不名誉な「虐待の女王」としてトレーラーハウスに帰ってきたのだ。何という従軍経験だろう。悪夢のようだ。進学の夢も消えた。
(ウイキペディア参照http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89)


最後にカーピンスキー予備役准将がインタビュに応じた。番組のハイライトだ。
カーピンスキー予備役准将はアブグレイブ刑務所の管理責任者として予備役隊を指揮していた。c0013092_18541717.jpg
同准将の証言によると『2003年にグアンタナモ米軍基地の捕虜収容所施設から、軍情報機関の将校一団がアブグレイブ刑務所を訪れた。「この刑務所の目的は捕虜を収容するところではなく拘束者を尋問して情報を得ることである。尋問者に尋問を成功させるための新しいテクニックを教えることである」と訪問の目的を述べ、その日から尋問のための特別棟が設置された。そこは軍情報機関が直接管理することになった。尋問には中央情報局の職員、民間会社の社員がひんぱんに加わるようになった。』(2004/5/3/21:22 読売新聞)
民間会社とは外人部隊の組織編成、要人警備や特別な尋問テクニックをおこなう民間軍事会社のことである。当時、会社名は「タイタン」とよばれていた。
このとき以後、アブグレイブ刑務所の指揮命令は准将が管理する予備役隊と憲兵隊や情報機関と指揮命令は2系統になった。
キューバ・グアンタナモ収容所はテロ容疑者を収容するところである。捕虜に頭から袋をかぶせオレンジ色の服を着せ非人間的に扱うことで知られている。アフガンでテロ容疑者として拘束されるとたちまちここに連行された。連日、残虐な拷問システムで尋問が行われていた。この地獄の収容所については映画「グンアタナモへの道」(2007年2月10日発見の同好会掲載)が実態を明らかにしている。そこの収容所長がミラー米陸軍中将であった。かれは、その実績で、イラク全刑務所施設の管理責任者になっていたのだ。
かれは「収容者を捕虜あつかいしない。したがって、ジュネーブ条約は適用しない」、「憎むべきテロリストには人間性の破壊と情報収集のためなら拷問システムあるのみ」と言い放っている人物だ
  5月19日、米上院軍事委員会公聴会で、アビゼード米中東軍司令官(陸軍大将)は「問題の刑務所で管理システム上の問題があった。我々は間違いを犯した」と証言している。そして虐待はアフガニスタンでもあったことを認めている。
  公聴会でミラーは「頭にかぶせる袋など50あまりある過酷な尋問テクニックのうち10ほどは廃止する」と言ったが、「捕虜の睡眠を妨げたり、『ストレス環境におく』といった手法は必要に応じてやる。民間の尋問専門家の活用も必要である。グアンタナモは30名雇用した」と述べている。
グアンタナモ収容所と同じ拘束者にたいする扱いが、イラクにおいても指令され、ほかのイラクの刑務所でも行われていたことは疑いも無い。ただ、証拠になる写真が無いだけだ。
カーピンスキー予備役准将はNHKのインタビュにこう言い放った。『かれらが処罰したいのは指揮命令をした奴ではなく、写真を撮った奴、写真に写っていた奴なのです。かれらは「だれだ、こんな写真を撮りやがたた奴は!」と言いたいのだ。』
米軍はイラクで4万4000人を拘束し、当時8000人を拘留中、内アブグレイブ刑務所には3800人を収容していた(アエラ5月24日号)
米軍は2004年5月14日と21日に拘束者315人を釈放した。
しかし、全面的に釈放されるまでには2年の歳月がかかった。
ラムズフェルド更迭までの経緯は以下の通り。『写真の右はラムズフェルド(中央)の訪問を受けるカービンスキー准』
米軍は2006年3月9日4500人をバクダット空港近くの別の収容所に移す計画を発表、8月15日に移送を完了、9月2日イラク政府はアブグレイブ刑務所の管轄権が駐留米軍からイラク側に移管されたと公式に発表した。「アーミー・タイムズ」など陸海空軍と海兵隊の関係者向けの専門4紙が共同社説でラムズフェルドを非難し、大統領に更迭を要求する事態に至った。
2006年11月8日の中間選挙において、イラク政策に対する有権者の不満などから共和党は大敗し、結果を受けたブッシュ大統領の記者会見の席でラムズフェルドの辞任が発表された。
イスラム・メモ通信の記者が「この間アブグレイブ刑務所では毎月4、5人の収容者が死んでいる」と伝えた。
この残酷な尋問システムを評価し、捕虜虐待を推奨してきた人物ラムズフェルドは更迭され、アブグレイブ刑務所はイラク政府に返還された。メディアからアブグレイブ関連のニュースは次第に姿を消した。アブグレイブは廃止されたが、残酷な尋問システムはいまもイラクの米軍刑務所で続いているのだろうか。NHKには再放送、アメリカ軍には一日も早くイラクからの撤退を望みたい。




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by daisukepro | 2008-11-22 19:02 | イラク戦争

「テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法案」

「新テロ特措法」
この法律の正式名称は内閣提出が「テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法案」、民主党提出は「国際的なテロリズムの防止及び根絶のためのアフガニスタン復興支援等に関する特別措置法案」どちらも「テロ」に関わる法案である。これはアフガン、イラクの戦争をアメリカがテロ戦争と定義していることからきている。これが自公政権と民主党間で事前の話合いが出来ていたらしい。議員たちの態度、口ぶりからわかる。防衛外交委員会はろくな審議もなく、鼻をくくった答弁からはテロを根絶する熱意も感じられない。参議院で政府案は否決され、その日のうちに衆議院の三分の一の賛成で瞬く間に可決された。審議の根本問題はアメリカの軍事活動を支援し続けることが、テロ根絶に効果があるのかどうかである。その議論の前提が、イラクやアフガンの軍事活動の実体、アフガンの人々はどうしているか、審議を通じて国民に明らかにすることにあるが、さっぱわからない。私たちは知らされていない。イラクやアフガンでいま何が起こっているか。
アメリカは軍事力を行使するものの、戦後をどう統治するか政策を持たない。政策があってもペーパー上でそれを実行する部隊がいない。壊すだけである。テロ戦争なるものが終わりなき戦争なのである。米軍の駐留は果てしなく続き、テロリストらしい集団がいるという情報が入るとその地域を空爆する、それが広域であれば掃討作戦を展開する。その結果,巻き添えになるのは住民、女、子ども、老人。何人犠牲にしたらアメリカはテロ戦争を止めるのか。9、11の死傷者の数は知っていても、テロ戦争の犠牲者数はわからない。米軍は「正規の軍人死傷者数しか公表しない」。民間の死者は数えないのが米軍のしきたりだ。一体何人殺せば戦争をやめるのか。陣地もない、兵士もいない、敵をせん滅する軍事作戦を実行するためには莫大な費用と油が必要である。戦車も、軍艦も、飛行機も燃料なしには動かない。その油と経費、軍事基地などを日本が提供している。日本がテロ戦争に参戦し続けるための法律が新テロ対策法なのである。だから、世論は反対する人が多数になる。当たり前だ。
福田首相は「アフガンは自由になったじゃない」と云うが、累々たる屍と荒野だけが残されて自由もなにもない。タリバンは民衆の中に消えた。治安を回復するためには、まず民兵から武装解除を始めなければならない。しかし、武装による力のバランスが崩れると再びタリバンが姿を現し始める。米軍を撤退させるためには武装解除と同時に警察力の早期回復が必要だ。しかし、カイザル政権はアメリカの傀儡政権であり、無能だ。何もやらない。治安は米軍とヨーロッパの軍隊に任せきりである。これ以上犠牲を出さないために、民衆を守ることにカイザルの政府機関は機能していない。そのため部族長が政治の表舞台に出てくる。また、民兵を組織する。麻薬の栽培がからむと、部族長はたちまちマフィアに変身する。いつまでも米軍が撤退せず、その米軍を日本が海上給油で支え、その空母から飛び立った飛行機で空爆が行われている。そのことをアフガンの民衆は知らされていない。それよりも、いまを必死に生きなければならないからだ。
この新テロ特措法が国際貢献、テロ根絶のための法律とは到底思えない。
中東からアジアにまたがる「不安定の弧」からアメリカ軍を撤退させなければならない。そのために貢献することこそが日本の国際貢献だと思うのだがーー。衆議院議の3分の1の議員がこの法律に賛成し、拍手している姿に理性のかけらもない、見るに堪えない。
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by daisukepro | 2008-01-13 22:29 | イラク戦争

バクダッド掃討作戦と映画「グアンタナモへの道」

バクダッド掃討作戦と映画「グアンタナモへの道」

 バクダット地域の掃討作戦が開始されてから、毎日のように米兵犠牲者が報道されているが、市民の犠牲者は不明である。米軍はグリーンカード兵や市民の犠牲者はカウントしないためである。この一ヶ月あまりで米兵100人が犠牲になり、累計で3100人を超えたと伝えられている。イラク民間人の犠牲者は米兵の十倍とみて間違いはなかろう。NHKの報道では民兵の米軍攻撃はテロと呼ばず単に攻撃と表現して、民間人への自爆攻撃をテロと呼称して区別しているという。米軍の民間人虐殺は何と呼ぶのだろうか。もっとも、カイロ発イラク情報では民間犠牲者は闇の中、NHKは報道すらしない。c0013092_17495023.jpgc0013092_17501257.jpg
 イラクの民間人は夜間の外出はもとより、昼間でも外出は命がけだ。
家の中にいて身を守ることしかできない。情報はもっぱらテレビを頼りにしている。米軍占領後、イラクのテレビにはレバノン現象が起こっている。
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国営放送はシーア派が占拠して自派に有利な情報しか流さない。スンニ派は「バクダットTV」から自派の情報を流す。「レジスタンスTV」は暴力シーンを繰り返し連日放送している。宗派別のテレビ局が乱立しているレバノンにイラクは似てきたと云う訳である。TVが宗派対立を増幅するプロパガンダに使われている。もともと、どの国でも宗派や政党間の対立は存在するが、それが殺し合いの脅威までエスカレートすることは異常なことだ。米軍が掃討作戦を成功させるために政治的に宗派対立の脅威を煽っているとしか思えない。
 今日(2月10日)の読売新聞の小さな記事にゲーツ国防長官が「イランが武器や武器技術の供与に深く関与している物的証拠を握っている」と記者団に明らかにしたと報じている。
 これで、親米であってもシーア派で武器を隠し持っていれば拘束する口実になる。市街戦の掃討作戦は陣地がある訳でなく、徹底的にやる場合は民家に軒並み踏み込んで疑わしき者を摘発、拘束する。いきなり戦場に送られてきた米兵がイラク人を見て宗派や民兵とテロ集団の区別ができるものだろうか。
 アメリカの将軍が「イラク人は厄介だね。朝起きると床下から銃を取り出し、このまま米兵を殺しに行こうか、それとも会社に出ようかと悩む奴ばかりなんだ」と記者団に語っていたことを思い出す。このような認識で命令を下す将軍の部下は「イラク人はすべて敵」と疑って掃討作戦に参加していることになる。
考えすぎだろうか。
 先日、映画「グアンタナモへの道」を見る機会があった。
何故か、「グアンタナモ米軍刑務所」はいまだにキューバにある。カストロ政府が立ち退きを要求しても、米軍は借地料を払いつづけて立ち退かない。
 この刑務所は9、11以後、アメリカがテロリストであると勝手に認定した人々を世界中から強制連行して、容赦のない虐待を行っている特殊な刑務所として世界中に知られるようになった。
c0013092_17533429.jpg 映画は刑務所の壮絶な尋問や虐待を再現しているが、恐ろしいのは映画の題名にあるようにパキスタン系イギリス人の青年がグアンタナモ刑務所に収容されるまでの道のりである。ストーリーの一部を話すことになるがご容赦願いたい。青年は両親の勧める縁談のためにイギリスからパキスタンに住む両親を訪ね、友人を結婚式に招待する。軽い気持ちで隣国アフガンの実情をこの目で見ておこうと友人たちを誘って国境を越えた。そのとき、アメリカのアフガン空爆が始まったのだ。
 最初は英語が話せるということで北部軍に拘束され、最後はアメリカ地上軍に引き渡され、グアンタナモまで空輸されることになる。単なる旅行者であるといくら主張しても無視され、兵士であることを自白するまで、米軍の虐待と尋問は続くのである。いまだに450人を超える人々がこの刑務所に収容され虐待を受けていると伝えられている。明日は我が身、別世界の出来事には思えないのだ。
 ブッシュが「テロ戦争」と独善的なカテゴリーを口にした途端、世界中が戦場になったのだ。
 掃討作戦とこの映画の映像が重なって見えてならない。「バクダット」と「グアンタナモ」は人々を殺戮するこの世の地獄としか思えないのだ。
「グアンタナモへの道」は同好会推薦映画。撮影はイランで行われた。東京はシャンテシネで上映中
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by daisukepro | 2007-02-10 17:57 | イラク戦争

中東戦争、レバノン空爆そして地上軍の侵攻

中東戦争、レバノン空爆そして地上軍の侵攻

7月30日、イスラエル空軍はレバノン南部のカナ村の避難所を空爆子どもを含む57人が死亡した。この惨事、世界中に衝撃が走った。イスラエルは48時間、空爆を部分的に一時停止したが、本日、日本時間の午前8時、レバノン空爆を再開した。
東京では蝉が鳴き、どこで羽化したのか庭先の竹竿に赤とんぼがーー、夏と一緒に秋の気配がやってきた。c0013092_1724028.jpg中東はイスラエルのレバノン侵攻が始まり、ブッシュ大統領やネオコンの望み通りに中東戦争に突入した。「ヒズボラはテロリストじゃないぞ」と叫ぶ青年の声は銃声にかき消される。空爆で犠牲になるのは老若男女、貧しき者は逃げ出す車も金もない。イスラエルはアメリカがアフガンやイラクにやったことをレバノンでやるだけだ。ブッシュが「ヒズボラはくそったれ、テロリスト」と叫べば戦争が始まる。戦争とは名ばかりで、実体は圧倒的武力を行使して包囲せん滅する大量殺戮でしかない。「ヒズボラがイスラエルの兵士を拉致したことからイスラエルの空爆は始まった」こんな悪質なマスコミ報道はないだろう。ライスはイラン攻撃の張本人、和平交渉に歩く訳がない。パンドラの箱を蹴飛ばして歩いたに過ぎない。やがてイスラエルはシリアを攻撃するだろう。そうなればイランと戦争になる可能性が高まる。アメリカが参戦すればこれは世界中東戦争になる。国連が制裁決議をだす相手国はアメリカだ。すでに、石油の高騰が始まっている。「欲しがりません、勝つまでは」、戦費調達のため国債が発行され、その付けに重税と悪政インフレが襲ってくる。戦争もしていないのに高齢者や弱者は生存権を失う。自民党アメリカ傀儡政権は誰が座ってもかわらない総裁の座を争って権力闘争に明け暮れている。
暗雲漂う夏の夕暮れ、ヒグラシの声が聞こえる。
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by daisukepro | 2006-08-02 17:24 | イラク戦争

「ラブミーテンダー、もうひとつの価値観」


「ラブミーテンダー、もうひとつの価値観」

日米が共有する普遍的な価値観は「自由と人権の尊重」、「民主主義」、「市場経済」.
だから「ラブミーテンダー」とささやいて結婚しては見たけれど、その優しいはずの夫が暴力を振るうだけの男と気づいた時には妻は「ノーウエイ」と離婚するだろう。
c0013092_1128434.jpg
共通する価値観があるとすれば、違う価値観とはなにか。自由がない、人権を蹂躙する、独裁主義、統制経済などの反義語で表現される価値観のことだろう。彼らが考える違う価値観を持つ人々とは、どうやら中国やインドや北朝鮮、中近東諸国、民主主義改革を目指す中南米やアフリカの諸国のことを念頭に置いているらしい。
私はアメリカを民主主義の国だとは思っていないが、たしかに彼ら指導者がいう「自由」「人権尊重」「民主主義」の理念は普遍的なものだろう。しかし、ここにもうひとつの価値観が隠されていることに気づかない訳にはいかない。ブッシュとコイズミは「自由」、「人間の尊重」、「民主主義」にプラスして「戦争」を加えて共通の価値観と云わなければならない。ブッシュは自認しているように戦時大統領なのだ。イラク戦争の仕掛人ウルフォウィッツを世界銀行総裁に任命したのもブッシュだ。ヘロデ王に幼稚園の鍵を渡したようなものだとひとは云う。「戦争」は勝つためには何でもやる。「自由」も、「人権」も、「民主主義」もそれまでお預けだ。「欲しがりません、勝つまでは」。戦争政策に反対する奴は抵抗勢力、敵である。「敵は殺してもいい」が「戦争」の論理だ。今のアメリカに自由はあるか、人権は尊重されているか、たったひとつの自由があるとすれば、それは資本家が望み通りに利潤を追求できる「自由」、それが「新自由主義経済」だ。紛争を解決する手段に武力を行使しないことを規定した憲法を有する国、戦争をしない国の価値観と戦争をする国アメリカの価値観とは180度違う。価値観を共有できる訳がない。その国の総理大臣が「ラブミーテンダー、アイラブユー」と持参金付きですり寄ってきたのだから、腹の中で「ジャップ」と蔑んでいても、そりゃブッシュは歓迎するだろう。たとえプレスリーが趣味でないとしてもーーー。
プレスリーならメンイフィスまでいかなくても、東京は原宿にいますね。コイズミさん。と思ったが、この原宿のエルビス像はあなたも寄贈人だったとか。知らなかったなあ!
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by daisukepro | 2006-07-01 11:32 | イラク戦争