カテゴリ:イラク戦争( 42 )

バックダッドバーニング


c0013092_9240100.jpg(写真は暫定国民会議)
イラクに米英軍が侵攻、占領統治を開始して2年になる。
1月31日の選挙で選出されたイラク断定国民会議(定数275)が16日、初めて招集された。議会は大統領と副大統領で構成される大統領評議会を選出し、2週間以内に首相を指名することになっている。しかし、閣僚ポストの配分や石油利権問題をめぐり対立は解消されていない。会議場周辺に迫撃砲が打ち込まれ、バクッダットの英字新聞社屋が爆破されるなど混乱が続いている。

3月10日の「イラク自衛隊」情報は
「(1)【イラクで「処刑」頻発 2カ所で34遺体】と『朝日=カイロ』が報じている。

(2)バグダッド中心部で武装勢力による攻撃と自爆テロが発生、【一連の攻撃で、少なくとも3人が死亡、約30人が負傷した】(読売=カイロ)」
などのニュースを発信した。

そのとき、バクダットに住む市民はーーーー
以下、リバーベンドさんのブログより転載
「今朝はみんな大きな爆発音で起こされた。私はもう目を覚ましていて横になって天井を見つめながら、今日は家で必要な物を買いに出るのにふさわしい日かどうか考えあぐねていた。その時とつぜん大きな爆発音が響き、その瞬間家が揺れた。私はとっさに部屋の窓のそばに立って両手で冷たいガラスを押さえた。実際には何も見えず、ただ空がどんよりと曇っていた。

 階下へ走っておりると、Eと母がキッチンの入口に立っていて、家の向いにある数軒の家越しに何か見えないかと目をこらしていた。「どこで起きたの?」と私はEに聞いた。彼は自分も知らないと肩をすくめてみせた。後になってサディア・ホテルの前でごみ運搬用の大型トラックが爆発したのだと分かった。外国の警備会社の人たちを泊めさせているので知られたホテルだ。疑わしいというか、謎につつまれたような人たちもいるという噂だ。泊まっている外国警備会社には元南アフリカ傭兵たちもいると言われる。そのホテルはわが家からは遠く離れているので、爆発はよほど大きかったに違いない。爆発音がしたすぐ後、黒い煙がもくもくと空に昇っていった。

 私は今日、面白いeメールを受け取ったのだが、それはよりによってシスタニをノーベル平和賞にノミネートしようと署名を集めているサイトがあると教えてくれるものだった。私はちょっと信じられずに笑ってしまった。シスタニがどうしてノーベル平和賞をもらうの? イラクにイラン式政府を実現させたいという人たちに投票するよう仲間に呼びかけたから? それがノーベル平和賞に価するっていうわけ?

 イラクで内戦が起こらなかったのはシスタニがいたからだと誰かに聞いたことがある。ばからしい。シスタニはスンニ派になんの力も持っていないし、シーア派にだってほとんど影響力はない。イラクで内戦が始まらなかったのはイラクの人たちがじっと我慢していたからだし、それにあまりに疲れていたからだ。私たちの生活が他人との抗争に振り回されてばかりいて、この上、国民がお互いに角を突き合わせるなんて今は考えるのもぞっとする。シスタニは恐ろしい政策を秘かに実行しようとしているイランの聖職者で、私たちはそれが押し迫ってくるのを日々感じとっているのだ。

 誰かにノーベル平和賞をとらせるとしたら、それは私のお気に入りのあやつり人形、アハマド・チャラビはどうかしら。本気よ、笑わないで。アハマド・チャラビは私たちのだれもが共感できるただ一人のイラク人政治家。イラクの政治的論争がきちんとしていたことなんて一度もなかったし、最近は以前よりももっとひどいことになっている。ある意味で私たちは論争の仕方を知らないのじゃないかって私は思う。どちらの論陣も実際は賛成するような問題について話しはじめておきながら、エスカレートしていって大激論をたたかわすことになることもある。政治論争はまずそうなってしまうのだ。

 討論は通常、現在の二つの党か政治家(たとえばアラウイとジャファリとか)について始まることが多い。たとえば誰かがこんなことを言う。「アラウィが勝てなかったのは残念至極だ。これであのダーワのジャファリについていくことになる」。すると誰かがこう答える。「頼むよ。アラウィは完全にアメリカ人だ。もし彼が地位を得たら我々の自立は実現できない」。それからしばらくは討論らしい調子で幾つかの言葉がかわされる。それらの声がだんだん尖っていって、誰かが非難を蒸しかえす。ほどなくそれが大政治論争になっていって、言葉の端はしには宗教的な響きも含まれてくる。誰もどうしてそうなるのか、どうして恐ろしいことにイラク人の政治討論といえばすぐにエスカレートしていってしまうのか誰にも分からない。
  しばらくすると沈黙が訪れる。その時点で両方が相手をまったくどうしようもない愚か者だと決めつける。つまり憤慨に満ちた沈黙で、誰もが目を剥き、いかにも軽蔑するように唇を薄く引き締めている。

 論争の最後の憤慨に満ちた沈黙こそうまく扱って、いかにもたったいま思いついたかのように次のような言葉をつぶやくのだ。

 「本当にわるいのは誰か知ってるよね。アハマド・チャラビさ。あいつは堕落した悪党だからな」。

 まるで魔法のように空気が一変して晴れ、皆が賛成して眉をあげ、それまで言い争っていた人たち全員がいささかわざとらしく笑いながら頭をうなずかせて、この非のうちどころのない意見に一致して同意し、チャラビが出た幾つかの記者会見だのおかしなファッション・センスだのについて面白い話を引き出したりする。みんな再び友だちになり、家族になる。みんながお互いに情にもろいイラク人に戻って心を通わせあえる。つまりみんなが互いに、また世界中と、仲良くなる。

 そう、だからアハマド・チャラビこそノーベル平和賞にふさわしい人物なのだ。 」(翻訳 池田真里)

イラク人は原始人ーーーーーー

イラクの連合国暫定当局が行った最新調査で、米軍を解放者として歓迎しているイラク国民はわずか2%で、55%のイラク国民が米駐留軍の早期撤退を望んでいるという結果に、おおいにご機嫌を損ねたビル・オライリー氏が、自分のラジオ番組で以下のような発言をしている。(2004年6月17日放送分)

オライリー:
「(イラク人全体の)たった2%しか米軍に感謝していないなんてことは・・・止めとこう。これはもうだめだ。無理だな。もうイラク国民なんかに全く敬意は感じないね。全く尊敬できない。思うんだが、連中は原始人だからな。それが理由だろう。
確かに連中は怖がっているんだ。連中は自由ってものを知らないからな。わかるね。もうイラク国民に敬意を払うなんて必要ないね。アメリカ人たちが民主主義的な社会を根付かせようとして死んでるってのに、2%の国民しか喜んでくれないんだ。そろそろもっと賢くなる時期だよ。
今回は大きな教訓になった。もうイスラム世界に我々が干渉するのは止めにしよう。我々に出来ることは、連中を爆撃して徹底的に痛めつけることだ。バルカンでやってやったように。徹底的に爆撃しろ。地上軍の展開はもうやめたほうがいい。連中の心をつかむなんてうまくいくはずがない。連中は原始人なんだから。(They're just people who are primitive)」

ああ、なんてことだーーーー
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by daisukepro | 2005-03-18 09:02 | イラク戦争

自爆テロ

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c0013092_12581422.gif多忙のため投稿できず空白ができたことを反省している。3月になるというのに冬のまま、寒い日が続きます。しばらく休刊しているうちにライブドアー問題をはじめいろいろな出来事がニュースを賑わしている。
BBCニュースは2月28日午前、イラクの首都バクッダットの南ヒッラで政府機関への就労証明書を取得するために並んでいた列に大量の爆弾を積んだ車が突っ込んで爆発、死者114人以上、130人以上が負傷したと報道した。一回の爆弾攻撃での死傷者数はアメリカ軍占領統治以後、最大の惨事になった。
ヒッラ住民はイスラム教シーア派が多数を占めている。先の選挙でシーア派が圧倒的多数を占めたことで、シーア派をターゲットにしたテロ攻撃が相次いでいる。この状態が続けば内戦を誘発する可能性は否定できない。ある、中東問題研究所のリストによるとイラク内部にはイラク解放を要求する武力組織は30以上あるという。アングロサクソン風の民主主義は敵対する者には武力を行使する。アメリカが中東の文化的風土の中でストレートに文化革命を実験するのは幻想であって、危険きわまりない。
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by daisukepro | 2005-03-01 12:58 | イラク戦争