カテゴリ:マスコミ( 147 )

続々NHKとBBC

c0013092_03251.jpg NHKのように政府が番組に介入しようとした場合、BBCはどうするか、 BBC労組役員は次のように語った。「私たちは、政府が財政を支出しているからといって政府の意向にそって報道することはありません。それは報道ではなくて宣伝になる。だからNHKがやったように政府あるいは与党と協議して番組内容を変更するようなことはありません。出来上がった番組内容に政府が干渉することはありません。そうなれば労組は徹底的にたたかうでしょう。チーフプロデューサーが記者会見を開いて不正を訴えるようなことがあれば、労組はストライキを行って抗議するでしょう。少なくとも国民に対して何が起きているか明らかにしようとするでしょう。国民も支持を寄せると思います。ハットン報告のときは大きな支持を得ました。国民は、BBCが清潔で政府の宣伝機関ではないと信じています」
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現在、NHKの視聴料不払いは40万人をこえる。これは職員の不正行為に反発しただけではなく、NHKが報道を忘れ、政府や与党の宣伝機関のような体質になって、信用できないからではないだろうか。
いかにNHKが公平を装うとも視聴者100万の目はごまかせないのだ。政府や与党の宣伝のためにNHK料金を払うのは、誰だって「ちょっと待てよ」と考える。
次回ーーハットン報告事件とニール・レポートについて報告します。
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by daisukepro | 2005-01-23 00:02 | マスコミ

続NHKとBBC


海老沢会長の辞任がリークされた。独裁者は記者に「一寸先は闇」と政界用語で答えていた。後任は橋本専務理事とささやかれている。闇の中で、人事はだれがきめているのか、そのうち底が見えてくるだろう。
さて、本題にはいろう。
NHK(年間1万6000円),BBC(年間約2万3000円)の財源はともに国民の視聴料によって成り立っている公共放送である。c0013092_854520.jpg写真はBBC労組(NUJ)の会長と議長がテッサ・ジョウエル文化メディアスポーツ大臣宛の嘆願書を投函しているところ。
BBCは10年ごとに政府と契約を更新することになっていて現在政府と交渉がはじまっている。この契約更新で視聴料が決まり、BBCの予算が決まるのでBBCと政府の間でプレッシャーが生まれる。
後に説明するが「ハットン報告」のために両者のあつれきは激しくなっている。そこで、BBC労組は契約更新の嘆願署名を視聴者から集めて文化大臣に送っているのである。組合ニュースのタイトルは「Thousands support the beeb」ーー the beeb=bbc----と国民多数がBBCを支持していることをアッピールしている。しんぶん赤旗の取材にBBC労組の在職専従役員はこう答えた。「BBCは国民が財源を提供しているわけで国民のものです。政府のものではありません。私たちジャーナリストは、国民がどこからも独立しバランスのとれた情報を得るためのかがり火のようなものです。私は独立を守るため一生懸命働かねばならないと思っている。それがなければ独裁になるからです。何でも批判し、疑問を投げかける自由を守るためにたたかわねばならないのです。国民が公平で包括的な情報を受け取れるようにするのがジャーナリズムの仕事です。ジャーナリズムは民主主義社会に必要不可欠な部分です」
ではBBCはできあがった番組内容に政府が干渉したらどうするのでしょうか。
ーーーーーー続く
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by daisukepro | 2005-01-22 08:01 | マスコミ

NHKとBBC

朝日新聞・NHK戦争はNHKの旗色が悪い。中立公正の立論条件が違うからだ。弁解すればするほど墓穴をほるのはNHKだろう。「不当な介入は認められない」と結論を出したNHK「コンプライアンス委員会」の報告書は語るに落ちる。NHKには不当な介入と正当な介入があるのだ。番組内容について政府機関や政治権力者に意見や許可を求める行為が介入とは思っていないのだ。飛んで火にいる夏の虫と昔の人はいいことをいう。NHK会長の任命権が事実上内閣総理大臣にあることから始まって、この委員会の会長が海老沢会長であったりする奇々怪々な仕組みは独裁体制を承認していると同じだ。戦後社会全体に巣くっている民主主義制度の形骸化の典型的な例だ。学級員が事前に先生が推薦する生徒を信任する教室から始まって国会までにおよんでいる各種委員会制度、委員や制度がすべて悪いとは思わないが仕組みに問題があることは確かだろう。
内部告発者の保護を目的とするならば「コンプライアンス委員会」は第三者で構成された公平公正な機関にすることが絶対条件となる。そうしなければ独裁者海老沢会長にとって都合の良いたれ込み機関、スパイ養成所になるだろう。
もし番組制作会社が下請け法違反などで同委員会「外部通報窓口」に通報したとすると、会長にとって都合の悪い通報ならば、NHKから仕事の発注がなくなる場合があるでしょう。くれぐれもご用心ーーーーー
では、BBCではなにがあったのか次回に
——————写真はBBC労組(NUJ)のロゴ
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by daisukepro | 2005-01-21 09:58 | マスコミ

続々続々続「マスコミ操作と介入」

 
しんぶん赤旗の報道によれば、この番組(ETV2001「問われる戦時性暴力」)の放送以前に番組内容を説明(釈明)するためNHK幹部が面会した自民党議員は多数いる。「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の古屋会長(当時政調副会長)、平沢会長代理、下村事務局長、中川経済産業相(当時会長)安倍氏は元事務局長であった。NHK幹部の異常な行動から見ても、この自民党議連「日本の前途と歴史教育を考える会」の政治的圧力でNHK番組を改ざんさせたことは否定できないことである。NHK幹部の一連の卑屈な態度は何だろう。

「異例の部長試写が行われた、この事件以降、ETVの現場だけでなく、様々な番組において部長レベルもしくはそれ以上の役職による「試写」が行われるようになったと聞く。局は「制作会社との関係を見直す」という方針を打ち出し、NHKスペシャルなどの看板番組は局内制作のみにするといった動きも見せている。実際、今までNHKと仕事をしてきた制作会社からは、企画が通りにくくなった、もしくは全く通らない、という声が聞こえてくる。確実に、制作会社を制作現場から排除しよう、という傾向が強まっている。」(創)

どこの国でも公共放送には権力サイドからの政治的介入はつきものと考えるのが常識、視聴者と権力の間にたって公平中立の報道を心がけるのが公共放送経営者の社会的責務ではないか。
ひとたび権力の介入があれば、時と場合によっては職責をかけて職員のこさえた番組を守るのが公共放送の経営者ではないか。
それもだめなら、せめて直ちに静止画像にしてシロ素材を出し検閲中のテッロプでも流して視聴者に知らせる業務命令をだせばいい。
視聴者が問題を解決するだろう。
勇気ある内部告発の目的はただひとつ、海老沢会長とその取り巻きたちによるNHK経営陣を刷新して、この腐敗構造を改革することである。
NHK職員の総力を集めて、NHKを真の公共放送として再建することだとおもう。そして、再びNHKでなければつくれない番組を世界に送りだすことではなかろうか。NHK職員のみなさん、悪代官とその手下を退治してよい番組をこさえてください。
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by daisukepro | 2005-01-19 09:49 | マスコミ

続々続々「マスコミ操作と介入」


1月24日、第2回目の部長試写が行われた。通達した削除が実行されたか確認するためである。部長はもう一人別の人物をともなって現れ、性暴力の加害者の証言の信憑性に疑いをなげかけ
「証言はいらないんじゃないの」と削除をうながした。反論するとにわかに部長は感情的になり、「このままだしたらみなさんとはお別れだ。二度と仕事はしない」と言い放った。NEP21と教養番組部の職員にたいしても「お前らともだ」と叱責した。
この時点で番組の編集権はDJからNHKの手にうつされることになった。1月27日には右翼団体がNHK教養部に抗議に押しかけた。1月28日、昨年収録された高橋助教授のシーンをあらたにとり直し、シリーズ第2回番組は満身創痍ながら完成にこぎつけた。
放送前日の29日、野島担当局長は松尾放送総局長(当時)を伴って安倍官房副長官(当時)と中川議員両氏に面会して、この番組について釈明した。しかし、同意が得られず「番組内容を変更するから放送させて欲しい」と述べ、NHKに戻った。この席でどのような会話が交わされたか当事者の告白か、録音テープでも残されていない限り知るよしもないが(1月18日朝日新聞に介入発言が詳細にのっている)、松尾放送総局長はスタジオへ取って返し、午後6時からすでにオフライン編集を終了していた番組の試写を伊東番組制作局長、野島担当局長も出席してさらに番組内容の変更を指示した。告発者、長井NHKチーフプロデューサーの証言によると「法廷」が日本軍に人道的罪、天皇に責任があるとした部分の全面的カットを指示し、米山カリフォルニヤ大準教授らの話を数カ所でカット「法廷」に反対の立場をとる秦日大教授のインタビューの大幅な追加が強要された。すでにオンライン編集を終えていたVTRの手直し作業を深夜におこなった。
放送当日、1月30日の夕方、すでにナレーション収録、テロップ入れなどの作業が終わり、完成間近となっていた番組内容をさらに3分カットするように命じた。そのために中国人被害者の証言、東チモールの慰安所の紹介と証言、もと日本軍兵士の証言が削除され44分の番組は40分に短縮され異例の形で放送になった。
ふくよかな表情の割には安倍副官房長官の介入がいかに厳しく徹底していたか伺える。
かくて、番組は犯罪者を追いつめるように徹底的に切り刻まれテーマの心臓部までえぐりとられたのである。痛ましい。番組の主張の善し悪しはさておくとして、このような言論にたいする政治的暴力が許されていいものだろうか。
視聴者の知る権利、見る権利は完全に足蹴にされたのである。
この間、シリーズ第3回にたいする局上層部の「介入」が始まったのは、28日の夜、第3回の完パケ(完全パッケージの略で、白素に音楽効果やナレーションを加え、そのまま放映出来る完成番組)作業が終了してからのことだった。突然、局長レベルの試写が局内で行われることになったという報告をうけた。DJ側が参加したいと申しでたが、拒否された。「改編」作業の命令が出されたのは、この直後だった。
「法廷」の一環として「公聴会」が開かれたというナレーションの削除、「女性国際戦犯法廷」というテロップの削除、元「慰安婦」が映っている場面と説明ナレーションの削除等。それらは全て、第2回とのつながり、すなわち「法廷」とのつながりを断つことが目的であることは、一目瞭然であった。
この暴挙を契機にこの制作会社のディレクターは低賃金劣悪な労働条件にも関わらず、誇りを持って長年働いてきた職場をさった。
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by daisukepro | 2005-01-18 07:58 | マスコミ

続続々マスコミ操作と介入


この番組は、NHK教養番組部がNHKエンタープライズ21(NEP21)を通じてドキュメンタリージャパン(DJ)に発注して制作された。NHKのみならず民間テレビ局の番組の大部分も下請会社が制作する構造になっている。 NHK番組のスタッフタイトルに統括というのがあるがこれがNHKの担当責任者で直接番組を制作するディレクターやプロデュサーが別にいるのである。この番組はエンタープライズを通すのだから俗に言う孫請けである。
当時、この番組の企画とディレクターを担当したしたDJの社員がすざましい番組介入の修羅場を生々しく語っている。(創02ー1月号)
当初、2回シリーズで企画されていたが、NHKの意向で4回シリーズに変更された。2000年の暮れがせまるころ「女性国際戦犯法廷」の取材を含め番組を編集するための素材がそろった段階で、どのように編集するか、構成案をもとにNHK,NEP21,DJの三者で協議がおこなわれ、基本的な編集方針が合意された。
またこの頃、この「戦犯法廷」がNHKニュースで報道されたことに右翼団体からの電話やファックスで激しい抗議が始まっていた。12月27日、それまでに出来上がっていたVTRをみながら高橋東大助教授と米山カリフォルニヤ大学準教授の対談が収録された。粗編集作業(素材テープを構成順につないだもの)がようやく終わり、年があけて1月13日と1月17日、局内試写が行われた。NHK教養部職員の自宅まで嫌がらせの電話が入るようになり、番組の放送中止を求める抗議集会のチラシがNHK周辺で配布された。
この頃、中川、安倍衆議院議員らが総合企画室の野島担当局長を呼び出し、番組の放送中止を強く求めた。1月19日、異例の教養部長試写が行われた。試写後、法廷の主催団体代表のインタビューと天皇有罪発表のシーンは番組制作局長と部長の通達で削除された。
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by daisukepro | 2005-01-17 08:35 | マスコミ

続々「マスコミ操作と介入」


さて、さっそく「責任ある自由」論者が1月15日の読売新聞社説で主張している。
「天皇を有罪とする法廷の趣旨に沿った番組が製作現場の自由としてそのまま放送されたとすればNHKはあまりに無責任ということになる」c0013092_21301061.jpg権力や体制を批判する番組は統制せよと公共放送のNHKに要求している。なんという傲慢な態度であろう。
日曜、朝10時のサンデープロジェクトでは長時間さいて安倍晋三(当時副官房長官)の弁明を放送した。
「12月29日、NHKから3人出向いてきて予算の話の後、その番組の説明をしたので公正な番組をお願いしますといっただけで、内容についてはなにもいわなかった。もし、私がそれ以前にNHKに何かいったというなら、いつどこで、だれに、いったのか示してもらいたい」、
「番組の内容がひどいものであるか院内で噂になっていたので知っていた。4年前のことを今どうしてもちだすのか 北朝鮮に対して強行姿勢を示す私をおとしめる政治的意図を感じる(要旨)」などと弁明した。
当時は森内閣に対するマスコミの批判がつよまり、たまりかねた森首相がマスコミ統制を公言するなど報道とぎくしゃくした関係が続いていた時である。
ここで重要な点は3点ある。
1つ目は放送前に番組内容が安倍副官房長官を含めてツツヌケだったこと
2つ目はNHKの番組担当責任者が特定番組の説明をしにわざわざ副官房長官をたずねたこと
3つ目その結果放送当日さらに3カ所が削除されたこと
である。
では、次回 NHKで 何がおこっていたかを検証してみたい。そして、内部告発したプロデューサーが何を訴えたかったかを考えてみたい。
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by daisukepro | 2005-01-16 15:59 | マスコミ

続マスコミ操作と介入

すこしばかり固い話が続きますが、しばらくのご辛抱をーーーーー。

2001年1月30日、NHK番組ETV2001「戦争をどう裁くか」が政府の圧力をうけて番組内容をカットないし改ざんした事件についての話をつづける。
第一に、NHKの番組に為政者など外部からの介入があって内容が改ざんされるという事件があった。それに対してNHKは編集権の侵害として抗議しなければならない立場です。しかし、為政者はかならず「公正中立な番組をお願いします」という言い方で介入してくるものです。あくまでも建前はNHKが自主的判断で編集し直すということになります。言外に「もし従わなかったらどうなるかわかっておろう」という台詞が省略されているからです。
だから、NHKの管理者は言われると通り為政者が公正でないという箇所を忖度して削除と改ざんを強制実行させた。制作者の反対意見は完全に無視されたのです。

ではここで、NHKの会長は誰が選ぶのでしょうか。
放送法を見てみましょう
ーーーーーー第27条 「会長は、経営委員会が任命する。」とある。
それでは、経営委員はだれが決めるのだろうか。
ーーーーーーー第16条に 「委員は、公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、広い経験と知識を有する者のうちから、両議院の同意を得て、内閣総理大臣が任命する。」とかいてある。
つまり、会長の人事権は経営委員会がもち、経営委員の人事権は為政者の頭、内閣総理大臣が持っている。経営委員の任期は3年、年収700万円が保障される仕組みである。
これでは為政者からのクレームにNHKは従うほかない。
「日放労」(日本放送協会労働組合)は放送法第16条、27条の改正を要求してNHKの政権からの独立をかちとろう。
そうしなければ海老原会長を追放しても第2の帝王の誕生を祝うことになる。

では次に第二の問題にはいろう。

たとえ、政治権力の介入があろうがなかろうが
NHKの管理職が番組内容にクレームをつけて修正を命じてきた場合はどうか。
番組内容を修正するためには、その修正案や指示が合理的であり、制作担当者も納得して修正に合意することが必要である。
今回のNHK番組の場合はどうであったか。管理職の修正命令には番組担当者全員が反論反対したが、このときばかりは聞く耳を持たなかったと関係者は証言している。「なにかよっぽどの圧力があったな」と感じたという。これは指示ではなく強要にあたる。

しかし、さらに問題はややこしい。
この番組は、最終段階で大幅な手直しがおこなわれたため、放送を見た取材に協力してきた民間法廷の主催者団体や出演者からクレームがつき、裁判やBRCで審理された。
裁判では、内容の変更があったと認定されたが、NHKには編集権があり、出演者の被った不利益は制作を請け負った番組制作会社が、NHKの制作意図を適切に説明しなかったためだとして、番組制作会社に100万円の支払いを命じる判決があった。主催者団体はこれを不服として、東京高裁に控訴していたのです。当然です。
この問題で番組の下請け制作会社にまったく責任はない。すべてNHKの責任です。まずこのことをはっきりと確認しましょう

NHKは番組制作上のプロセスとして、経営は放送総局長等の試写や意見表明、直前の変更はよくあることだとのべている。「日放労」はこのことにも疑問を持ち、番組制作者一人ひとりが、この経営発言と番組プロデューサーが異常なことだと表現したことのどちらが「通常」と受け止めるのか、緊急アンケートをおこなっているという。
通常であるかどうかは削除された内容、改ざんされたりつけ足された内容をみれば政治的意図があったかどうか一目瞭然になる。
確かにアンケートも、政治の支配介入があったかどうかも大事だが、まず「日放労」のやるべきことは、これほど明確な業務命令による編集権の侵害にたいして反対を表明すること。それから職場に編集権を取りもどすためにストライキ権を確立することではないかとおもうのだがーーーー
抑圧に対する抵抗の権利は番組制作現場と視聴者とよばれる民衆の側にあるからーー
皆さんはどうおもわれますか?
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by daisukepro | 2005-01-15 07:49 | マスコミ

マスコミ操作と介入


朝日新聞の報道によれば、2001年1月30日に放送されたNHKの番組「戦争をどう裁くかー問われる戦時性暴力」が為政者の圧力を受けて、番組内容の3カ所が変更され、改ざんと削除されていたことが番組担当プロデューサーの告発で明らかになった。証言は圧力を受けて番組を改ざんするまでの経過を生々しく物語っている。さらに、放送当日、放送総局長が3分間のカットを指示したという。
経過はーーーーー
1月下旬、安倍官房副長官(当時)と中川衆議院議員(現閣僚)らが国会政治家担当局長と放送総局長を呼び、番組の放送中止を要求する。放送総局長は「番組の内容を変更するので放送させて欲しい」とのべて、NHKにもどる。その日の夕方、放送総局長、担当局長、番組制作局長と担当プロデューサーの4人で試写が行われた。
ここで、1)女性国際戦犯法廷が国と天皇に戦争責任があるとした部分、2)米山準教授の話を数カ所 3)国際法廷に反対の立場をとる日大教授のインタビューの追加を命じられる。
さらに、放送当日(1月30日)になって放送総局長は1)中国人被害者の証言、
2)東ティモールの慰安所の紹介、3)加害兵士の証言の3カ所をカットを指示した。
制作現場の全員がこれに反対したが、業務命令が強行された。この結果、番組の企画意図は損なわれ、カットや改ざんによって1分間縮小された。
NHKは昨年9月、内部通報窓口、コンプライアンス推進委員会が設置されたので、昨年12月9日、担当プロデュサーはこの窓口に調査を求めた。しかし、今にたるもNHKはなんの調査も聴取もしなかったので記者会見を開いてこの事実を公表した。
表現報道の自由への重大な侵害行為の事実経過は以上である。

世界中のドキュメンタリーや報道番組に権力の支配介入は絶えない。だから、テレビ局には報道の自由の権利が与えられている。テレビは権力の支配介入に公正、中立であり、独立した権利を視聴者から与えられているのだ。
イギリスBBCは優れたドキュメント番組を世界中に発信しているが、このような管理者の支配介入に対しては職場が直ちに対応し、場合によっては一斉にストライキに入り阻止する。
さらに、大きな政治介入には局をあげて抵抗することがあった。
BBCは職場の抵抗力によって優れた番組が発信できているのだ。NHKはどうだろう。日放労は海老沢会長の退陣要求はしているが、かくも明白な報道の侵害にたいしてストライキに入り、抵抗の姿勢をなぜ示さないのだろうか、不思議である。
報道統制で最も効果があるのは自主規制である。放送労働者が自らの内面に権力者の思惑を寄生させ、権力者が介入するまでもなく意向に添った番組をつくるようになることである。NHKの労働者がかくも堕落しているとは思えない。勇気ある内部告発者を見殺しにするな。
日本に表現報道の自由はない、市民と放送労働者がたたわない限りーーーーー
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by daisukepro | 2005-01-14 08:38 | マスコミ

続々視聴率戦争「ワイドショーとテレビ」

WEBからの転載
原文のまま

「ワイドショーやテレビの批判は取り上げればきりが無いので、とりあえずこの辺でやめにして、最後にワイドショーの今後を考えて見たいと思う。
最初の方でも述べたが、ワイドショー番組はストレートニュースと違い放送時間も長く、ある程度製作者達の自由があるのでそのような利点をもっと生かしていくべきである。今のように芸能人ネタばかりやっていてはどうしようもない。
これからは、ワンドショー化された番組が増えてくるのではないかと思う。例えば、昔、普通のワイドショーでは取り上げにくい政治をとりあげた「サンデープロジェクト」である。ワイドショーとまではいえないが、日頃とっつきにくい政治をお茶の間に近づけているということでは功績はあるのではないのだろうか。
 また、ニュースにワイドショーのニュアンスを取り入れた最初の番組は「ニュースステーション」であるが、今までのアナウンサーが原稿を読んでいるニュースから、タレント性のあるキャスターがニュースを面白おかしく語って民放のニュースを一変させた。キャスターが自分の主観や良識をニュース番組に持ち込んでくるような形態は、今では当たり前になっている。
このように、ワイドショーを番組単位で見れば、まだまだ納得できない点が多いが、ワイドショーという一つの大きな番組形態として見ると、報道番組の形態としては非常に革新的でまだまだ発展の余地があるのでは無いだろうか。これからテレビの多チャンネル時代に向けてどうなって行くのか、非常に興味深い分野であると思った。
今回はワイドショーから見るテレビの実態という感じで書いてみたが、ワイドショーというキーワードから色々な所へ問題を拡大して見ることができる。これを読んで、ワイドショーをまた違った角度でみてもらえれば幸いである。」
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by daisukepro | 2005-01-13 08:47 | マスコミ