カテゴリ:憲法( 98 )

「憲法」が何であるか?について共通の理解・常識が確立されていないように見える。(小林 節 日刊ゲンダイ)

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不思議なことに、わが国は世界の最先端の文明国のひとつで民主主義国だと自任しているにもかかわらず、今わが国では、「憲法」が何であるか?について共通の理解・常識が確立されていないように見える。


 言うまでもないことであるが、憲法とは、国民大衆の幸福を増進するためのサービス機関である国家の権力を一時的に預かる政治家以下の公務員が、その権力を乱用しないように、主権者国民の最高意思として権力者に枠をはめる規範である。


 つまり、古来、「神の子孫」を自称(詐称)していた国王とその親戚筋の貴族は法から自由であった。それが、近代市民革命により、神の子孫ではない本来的に不完全な人間たちが権力を預かることになったために、「憲法」という新しい法領域が創設されたのである。それは、18世紀のアメリカ独立戦争とフランス人民革命以来、世界に伝播して行った。その後、流血の革命を避けながら王権を国民に移行するために、過渡期の立憲君主制(例えば明治憲法)を採用した国もある。しかし、それは本来の意味の憲法ではない。

ところが、わが国の改憲論者の中には明治憲法を理想とする者が多く、彼らは憲法とは「国柄を示すもの」だと主張している。その結果、日本は天皇を頂く神の国で靖国神社公式参拝は政教分離に反しない、日本人なら日の丸を敬え、家族は仲良くすべきだ……などと憲法に明記せよという主張が出てくる。しかし、これらは各人の価値判断に国家が介入しようとする主張で、それでは各人の人格的自律(人権の本質)が害されてしまう。


 そして、そのような発想の致命的な欠陥は、何よりも、「国民の良心を規律する憲法」という主張であり、その効果として、強大な権力を預かっている政治家以下の公務員が、まず法から自由になり、その上で、憲法の執行者として、国民大衆を管理する立場になってしまうことである。


 だから、自民党の改憲草案102条は、国民大衆に憲法を「尊重」しろと命じた上で、政治家以下の公務員には憲法を「擁護」せよと託している。つまり、国民が憲法を尊重するように権力者が管理する体制である。

 (つづく)



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by daisukepro | 2017-10-31 10:14 | 憲法

総選挙後の情勢と九条の会の課題

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九条の会東京連絡会 〔2017年10月6日 掲載〕
◆ 九条の会東京連絡会 10月懇談会(渡辺治さん緊急講演会)
  「政治学者・渡辺 治が吠える! 選挙を! 憲法を!」
 日 時:10月30日(月)18時30分~20時30分
 講 師:渡辺 治さん
     (九条の会事務局・一橋大学名誉教授)
 会 場:エデュカス東京(全国教育文化会館)・7階ホール 定員180名
     (JR「市ヶ谷駅」・「四谷駅」徒歩7分、
 地下鉄「麹町」徒歩2分、都営地下鉄「市ヶ谷」駅徒歩7分)
 資料代:800円(学生無料)
 主 催:九条の会東京連絡会
 渡辺治さんに、総選挙について、総選挙後の情勢を見据えた今後の運動について、存分に語っていただきます。皆さん、ご参加ください。


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by daisukepro | 2017-10-29 18:52 | 憲法

日本国憲法第13条 すべて国民は個人として尊重される

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ECDさんの『他人の始まり因果の終わり』。60年生まれ、吉祥寺育ち。自分を個として尊重できない戦争世代の父と母、核家族の中で個であることを求めた僕と妻。他人が始まり因果が終わる。泣きたくなるほど苦しいけど希望も見えてくる。
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by daisukepro | 2017-10-29 17:01 | 憲法

憲法9条守れ


国会周辺では「国会包囲大行動」と題し、数万から10万人規模の集会を計画。国会正門前など4カ所にステージを設け、午後1時からプレコンサート、午後2時からスタートします。市民の代表や著名人らがスピーチを行い、各野党にも参加要請しています。

 記者会見で総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さんは、総選挙で改憲勢力が多数を占めるなど「安倍政権による9条改憲が現実のものになってきたが、国会の外では多数ではない」と指摘。9条改憲に反対する「3000万人署名」や11月3日の大行動を機に「今年から来年にかけて、改憲に反対する大きな運動をつくりたい」と語りました。

 全国市民アクション運営委員の勝島一博さん(平和フォーラム事務局長)は、「戦後最大の憲法の危機だ。国会内だけでなく、国民の運動で阻止したい」と強調。総がかり行動実行委の岸本啓介さん(憲法共同センター)は、総選挙で9条改憲反対の市民と野党の共闘勢力が伸びて、国民の過半数も9条改憲に反対していると指摘。「国会包囲大行動で国民の『9条守れ』の声を可視化させたい」と強調しました(赤旗)


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by daisukepro | 2017-10-27 11:10 | 憲法

9条の会東京懇談会 選挙後の課題

日 時:10月30日(月)18時30分~20時30分
 講 師:渡辺 治さん
     (九条の会事務局・一橋大学名誉教授)
 会 場:エデュカス東京(全国教育文化会館)・7階ホール 定員180名
     (JR「市ヶ谷駅」・「四谷駅」徒歩7分、
 地下鉄「麹町」徒歩2分、都営地下鉄「市ヶ谷」駅徒歩7分)
 資料代:800円(学生無料)
 主 催:九条の会東京連絡会
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by daisukepro | 2017-10-25 20:42 | 憲法

第10回 国防軍反対デモ

第10回 国防軍反対デモ

録画で中継,編集あり。
下の画像をクリックしてください。

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http://www.youtube.com/watch?v=PL66JzXKERM&feature=share&list=UU5jY7j2KhfExalJU37kMfZg
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by daisukepro | 2013-09-17 13:26 | 憲法

秘密法パブリックコメントを提出しよう

いまからでも遅くない。特別秘密保護法案のパブリックコメントを提出しよう。

下記のアドレスへアクセスして下部にある提出フォームへというボタンをクリックすると提出書類がでてきます。

そこで要求される個人データーと意見を記入して送付すれば簡単に誰でもできます。
2000字
まで記入できますが、読むかどうかはわかりません。賛成か反対かその理由を簡単に記入すればいいでしょう。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=060130903&Mode=0

藤原紀香さんのオススメで、ただいま、特別秘密保護法案のパブリックコメントを提出しました。内容は下記

特定秘密保護法案に反対です。
 
性急に無分別に政権政党とその追従議員ら多数によって、国会で採択しようとしていることが問題である。
国民はこの法律について何も知らされていない。言論の自由を圧殺しようととする企みを内蔵したいかなる法律も憲法違反である。民主主義を破壊し、密告と監視国家を生み出し、戦争への道を強制することになる。日本はあの太平洋戦争でいやというほど惨禍と暗黒社会を経験してきたではないか。忘却してはならない、二度と再び同じ過ちをくり返してはならない。
特定のハードルは権力者の意のままにいくらでも下げることができる。そのために何のためにこの法律が必要なのかあいまいにされている。故に、特別秘密保護法案に賛成することはできない。
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by daisukepro | 2013-09-17 09:45 | 憲法

第9回 国防軍反対デモ

第9回 国防軍反対デモ
アメリカのシリア空爆による軍事介入の危機
世界中が軍事介入に反対している中でオバマは強行しようとしている。
日本の若者たちも国防軍反対、シリア軍事介入反対の声を上げた。武力で紛争は解決しない。
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この画像をクリックするとデモの映像が見られます。
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by daisukepro | 2013-09-07 00:11 | 憲法

JCJ8月集会での内藤功弁護士­の記念講演

2013年8月10日に行われたJCJ8月集会での内藤功弁護士­の記念講演です。1時間7分ですが憲法をめぐるせめぎ合いの中で­どう憲法を武器に闘うか。実戦を踏まえた貴重な講演です。
http://www.youtube.com/user/FmATVch

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by daisukepro | 2013-08-13 22:41 | 憲法

「あの日」から68年目の朝が巡ってきました。松井 一實 広島市長の挨拶 

「あの日」から68年目の朝が巡ってきました。
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 1945年8月6日午前8時15分、一発の原子爆弾によりその全てを消し去られた家族がいます。「無事、男の子を出産して、家族みんなで祝っているちょうどその時、原爆が炸裂(さくれつ)。無情にも喜びと希望が、新しい『生命(いのち)』とともに一瞬にして消え去ってしまいました。」

 幼くして家族を奪われ、辛うじて生き延びた原爆孤児がいます。苦難と孤独、病に耐えながら生き、生涯を通じ家族を持てず、孤老となった被爆者。

「生きていてよかったと思うことは一度もなかった。」と長年にわたる塗炭(とたん)の苦しみを振り返り、深い傷跡は今も消えることはありません。

 生後8か月で被爆し、差別や偏見に苦しめられた女性もいます。その女性は、結婚はしたものの1か月後、被爆者健康手帳を持っていることを知った途端、優しかった義母に「『あんたー、被爆しとるんねー、被爆した嫁はいらん、すぐ出て行けー。』と離婚させられました。」放射線の恐怖は、時に、人間の醜さや残忍さを引き出し、謂(いわ)れのない風評によって、結婚や就職、出産という人生の節目節目で、多くの被爆者を苦しめてきました。

 無差別に罪もない多くの市民の命を奪い、人々の人生をも一変させ、また、終生にわたり心身を苛(さ いな)み続ける原爆は、非人道兵器の極みであり「絶対悪」です。原爆の地獄を知る被爆者は、その「絶対悪」に挑んできています。

 辛く厳しい境遇の中で、被爆者は、怒りや憎しみ、悲しみなど様々な感情と葛藤(かっとう)し続けてきました。後障害に苦しみ、「健康が欲しい。人並みの健康を下さい。」と何度も涙する中で、自らが悲惨な体験をしたからこそ、ほかの誰も「私のような残酷な目にあわせてはならない。」と考えるようになってきました。被爆当時14歳の男性は訴えます。「地球を愛し、人々を愛する気持ちを世界の人々が共有するならば戦争を避けることは決して夢ではない。」

 被爆者は平均年齢が78歳を超えた今も、平和への思いを訴え続け、世界の人々が、その思いを共有し、進むべき道を正しく選択するよう願っています。私たちは苦しみや悲しみを乗り越えてきた多くの被爆者の願いに応え、核兵器廃絶に取り組むための原動力とならねばなりません。

 そのために、広島市は、平和市長会議を構成する5,700を超える加盟都市とともに、国連や志を同じくするNGOなどと連携して、2020年までの核兵器廃絶をめざし、核兵器禁止条約の早期実現に全力を尽くします。

 世界の為政者の皆さん、いつまで、疑心暗鬼に陥っているのですか。威嚇によって国の安全を守り続けることができると思っているのですか。広島を訪れ、被爆者の思いに接し、過去にとらわれず人類の未来を見据えて、信頼と対話に基づく安全保障体制への転換を決断すべきではないですか。ヒロシマは、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現する地であると同時に、人類の進むべき道を示す地でもあります。また、北東アジアの平和と安定を考えるとき、北朝鮮の非核化と北東アジアにおける非核兵器地帯の創設に向けた関係国の更なる努力が不可欠です。

 今、核兵器の非人道性を踏まえ、その廃絶を訴える国が着実に増加してきています。また、米国のオバマ大統領は核兵器の追加削減交渉をロシアに呼び掛け、核軍縮の決意を表明しました。そうした中、日本政府が進めているインドとの原子力協定交渉は、良好な経済関係の構築に役立つとしても、核兵器を廃絶する上では障害となりかねません。ヒロシマは、日本政府が核兵器廃絶をめざす国々との連携を強化することを求めます。そして、来年春に広島で開催され る「軍縮・不拡散イニシアティブ」外相会合においては、NPT体制の堅持・強化を先導する役割を果たしていただきたい。また、国内外の被爆者の高齢化は着実に進んでいます。被爆者や黒い雨体験者の実態に応じた支援策の充実や「黒い雨降雨地域」の拡大を引き続き要請します。

 この夏も、東日本では大震災や原発事故の影響に苦しみながら故郷の再生に向けた懸命な努力が続いています。復興の困難を知る広島市民は被災者の皆さんの思いに寄り添い、応援し続けます。そして、日本政府が国民の暮らしと安全を最優先にした責任あるエネルギー政策を早期に構築し、実行することを強く求めます。

 私たちは、改めてここに68年間の先人の努力に思いを致し、「絶対悪」である核兵器の廃絶と平和な世 界の実現に向け力を尽くすことを誓い、原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げます。

 平成25年(2013年)8月6日
 広島市長 松井 一實
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by daisukepro | 2013-08-08 20:54 | 憲法