カテゴリ:憲法( 118 )

お知らせ 「憲法9条の会つくば・設立のつどい」

    ■■■憲法9条の会つくば・設立のつどい■■■

★講演/斉藤貴男(ジャーナリスト)
      「平和と平等」をあきらめない!

★歌と憲法トーク/小室 等(シンガーソングライター)
      「音楽にのせて・・・」
 
 ■日 時/2005年10 月1日(土) 開場13:00 開演13:30
 ■会 場/つくば国際会議場 大ホール
        つくば市竹園2-30-3 ?029-861-0001
 ■参加券/大人1000円 学生(高校生以上)500円 中学生以下無料
 ■主 催/「憲法9条の会つくば」準備会 
        連絡先:事務局090−3811-3753  Fax029-858-0894
        HP http://www.geocities.jp/geo_net21/9jo/
        メール ycgsk987@yahoo.co.jp
[PR]
by daisukepro | 2005-09-26 14:54 | 憲法

続「自衛隊民営化論」

続自衛隊民営化論
フジの24時間テレビの社員公募企画で日米軍合同運動会をやっていた。軍楽隊がマーチを演奏する中、日米両軍が登場、紅白に分かれてゲームをやるだけの内容で面白くも可笑しくもない。沖縄地上戦で激しく交戦した両軍の勇士が紹介され握手を交わす演出など何を考えて番組をつくっているのかディレクターの頭の中を覗いてみたい。なんでもありのフジテレビらしいが、勘弁してよ。
最近、やたらと日米合同訓練が陸海空至る所で行われるようになった。訓練といってもタダではない。経費は思いやり予算ですべて日本持ち、一回の訓練で1億円が消えいて行く。米軍の車列が沖縄の一般道をUターンして民間車両と衝突するなど事故報道が絶えない。ひさしを貸して母屋を取られると昔の人はいいことをいう。ブッシュ政権と価値観を共有するコイズミ傀儡政権になって遠慮会釈がなくなった。お尻丸出しで走り回るのは犬なら可愛いが人間のやることではない。

さて、自衛隊の装備は世界第三位という。朝霞駐屯地の横に陸上自衛隊の展示場があり、最新型の戦闘機、戦闘車両、重火器などを展示している。陸上自衛隊が誇る120ミリ砲を装備した国産戦車90型は迷彩色に彩られて一階の広間奥に置かれてあった。c0013092_16593536.gif
(写真は90型戦車)
従来のナナヨン型戦車では125ミリ砲を装備したソ連戦車に対抗できない。そこで、120ミリ砲を装備した国産戦車の開発計画が急浮上することになった。ドイツなどの120ミリ砲戦車の重量は70トンある。改良を重ねて軽量化につとめたが、それでも50トン、かなり重い。開発が始まったばかりの頃、新型戦車の価格は一両10億円した。90年ごろから、年間20両の量産がはじまった。仮想敵国ソ連が上陸するのは北海道だろうと想定してキュウマル戦車は富士演習場と北海道に配備されることになった。
ここまではいいとして、92年には仮想敵国のソ連が崩壊してしまったのだ。戦う相手は消えたが戦車
の量産は中止しなかった。現在の価格は一両8億円、約300両、すべて北海道の平野を走り回っている。
仮想敵国は中国や北朝鮮になったのに、「北海道だけに戦車があるのはいかがなものか」という軍事評論家が出てくる。それでは「九州に戦車を移動すればいいじゃん」と作戦司令官は地図をさして、指揮棒先を北海道から九州に移動した。
そこで、司令官はとんでもない事態に気がついた。
キュウマル戦車を九州まで輸送するには鉄道を利用する方法がある。しかし、その場合車両幅が線路幅より大きくては運べない。電柱をなぎ倒すことになる。橋があればその橋脚が戦車の重量に耐えられるかどうか、もっぱら人員輸送を目的としている現在の新幹線規格では想定外に重すぎる。戦車が無理して通れば橋はみんな壊れてしまう。トンネルの穴の大きさも問題だ。トンネルも掘り直して穴を広げないと運べない。
新幹線側の搬入設備や専用トランスポーター貨車開発をしなければならない。
こんなことに予算を出せといえば(今はくのいち忍者になっているが)、東大の百恵ちゃん、「おたく、何言てるの!」と目を吊り上げるに違いない。何しろ、情報筋によると「自衛隊の災害出動は任務じゃありません」予算折衝で東大のアイドルは叫んだとかーーーー。
陸がだめなら空があるさ
司令官は航空自衛隊に電話をかける。「私どもの最大の輸送機C-130には搭載重量の制限があり、最大でも89式装甲戦闘車一両輸送するのが限界です」とつれない返事。
「航空機輸送もだめ。鉄道も空もだめなら道路を使うのはどうだ。ルート設定を慎重にやればできないことではない。陸自のトランスポータを使って運ぶ。これだね」
「でも、司令官——」副官が顔色をうかがいながら口を挟む
「実際問題として極めて困難ではないでしょうか」
「なぜ?」
「えーと、一般道はですね、戦車をのせたトランスポーター車両の重量を考慮して建設されていません。」
「道路だろ、深夜に移動すればいいじゃないか」
「通るには通れますが再整備しないと使えなくなります」
「じゃ、自走させろ、自走」
「一般道を自走させると故障を誘発します。燃料消費やディゼルエンジン、音響が環境に与える影響を考えますとーーーー
戦闘以外では好ましくありません。道路の面を戦車のキャタピラで耕すつもりならできますが、橋だって通行中に落ちちゃいますよ」
「主要道路は主要道路・橋梁には重量数十トンの大型車両が日夜走っているではないか。しかも複数同時にーーーーー。」
「絶対できないとはいえませんが、好ましくありません。橋梁や道路の補強はしないとーーー。第一、奇跡でも起こらない限り、あの百恵ちゃんがーーいいわよってーーー予算を認めないでしょう。」
「待てよ、じゃ、海はどうかね、海——」
「それがですね、輸送艦おおすみには最大10数両の戦車はつめるが限度があります。一定規模の部隊を輸送するとなると相当数の輸送艦が必要ですが、海自はそれを一度に運ぶに充分な輸送艦を保有していないというのが現状です」
残念!キュウマルの九州移送計画は中止になった。
それで、一度も交戦することがなく、これからもないであろうキュウマルくんは今も北海道の大平原を元気に自走している。平和の象徴のように、はばたけキュウマルくん、ーーーーー平和憲法がある限り、誰に遠慮がいるものか!

マガジン9条
2004年9月14日、90式戦車の調達を防衛庁が2,3年後に停止する方針であるという報道がなされた。
[PR]
by daisukepro | 2005-08-25 16:55 | 憲法

靖国参拝と戦陣訓「死して?虜囚の辱めを受けず」


敗戦記念日、8月15日、小泉首相は靖国参拝をしなかったようですね。近隣諸国の感情に配慮したためではない。郵政民営化解散で靖国問題がきっかけになって戦略なき外交が選挙戦の争点になることを避けるためでしょう。

小泉首相は戦没者追悼式に出席、開会の辞を読み上げ戦争反省の談話を発表しました。その価値観はダブルスタンダードどころか得体が知れない、カメレオンのように千変万化する。いろいろ話したいことはありますが、同好会としては「戦陣訓」の要を読んで、餓死した兵士を追悼することにしましょう。

「戦陣訓」は、中国各地でのあまりにも腐敗、残虐化した日本軍の蛮行を知り、陸軍上層部があわてて作成したものです。
作家の島崎藤村が草案をまとめたといわれています。
戦場における皇軍兵士のモラルと具体的実践要項を示したもの。1941(昭和16)年1月に東條陸相はラジオでこれを読み上げ、全軍に示達されました。
特に「生きて虜囚の辱めを受けず」というフレーズは世界でもっとも残酷な軍律という評価を受けて、有名になった。(タイトルはもじりで、間違えたのではありません)
—————————————————
「戦陣訓」(陸軍省、昭和16年1月)
 始めは序文です。戦陣訓の目的が書かれています。
———————————————————————         
        序

 「夫れ戦陣は、大命に基き、皇軍の神髄を発揮し、攻むれば必ず取り、戦へば必ず勝ち、遍く皇道を宣布し、敵をして仰いで御稜威(みいづ)の尊厳を感銘せしむる処なり。されば戦陣に臨む者は、深く皇国の使命を体し、堅く皇軍の道義を持し、皇国の威徳を四海に宣揚せんことを期せざるべからず。
 惟ふに軍人精神の根本義は、畏くも軍人に賜はりたる勅諭に炳乎として明かなり。而して戦闘竝に練習等に関し準拠すべき要綱は、又典令の綱領に教示せられたり。然るに戦陣の環境たる、兎もすれば眼前の事象に促はれて大本(たいほん)を逸し、時に其の行動軍人の本分に戻るが如きことなしとせず。深く慎まざるべけんや。乃ち既往の経験に鑑み、常に戦陣に於て勅諭を仰ぎて之が服行の完璧を期せむが為、具体的行動の憑拠を示し、以て皇軍道義の昂揚を図らんとす。是戦陣訓の本旨とする所なり」
———————————————————————
次に、日本はどういう国かという説明があります。
(日本は天皇の国だったのです)
———————————————————————
第一 皇国

 大日本は皇国なり。万世一系の天皇上に在しまし、肇国の皇謨を紹継して無窮に君臨し給ふ。皇恩万民に遍く、聖徳八紘に光被す。臣民亦忠孝勇武祖孫相承け、皇国の道義を宣揚して天業を翼賛し奉り、君民一体以て克く国運の隆昌を致せり。
 戦陣の将兵、宜しく我が国体の本義を体得し、牢固不抜の信念を堅持し、誓つて皇国守護の大任を完遂せんことを期すべし」
————————————————————————
では次に、天皇の国の軍隊はどういう性格の軍隊だったのでしょうか。(天皇が統括する軍隊なのである。だから皇軍と呼ばれる)
————————————————————————
第二 皇軍

 「軍は天皇統帥の下、神武の精神を体現し、以て皇国の威徳を顕揚し皇運の扶翼に任ず。常に大御心を奉じ、正にして武、武にして仁、克く世界の大和を現(げん)ずるもの是神武の精神なり。武は厳なるべし仁は遍きを要す。苟も皇軍に抗する敵あらば、烈々たる武威を振ひ断乎之を撃砕すべし。仮令峻厳の威克く敵を屈服せしむとも、服するは撃たず従ふは慈しむの徳に欠くるあらば、未だ以て全しとは言ひ難し。武は驕らず仁は飾らず、自ら溢るるを以て尊しとなす。皇軍の本領は恩威並び行はれ、遍く御綾威を仰がしむるに在り」
——————————————————————————
では皇軍はどのような死生観を示されたのでしょうか。
——————————————————————————
本訓 其の二
第七 生死観
「死生を貫くものは崇高なる献身奉公の精神なり。
 生死を超越し一意任務の完遂に邁進すべし。身心一切の力を尽くし、従容として悠久の大義に生くることを悦びとすべし」

第八 名を惜しむ
「恥を知る者は強し。常に郷党家門の面目を思ひ、愈々奮励して其の期待に答ふべし。生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」
—————————————————————————
この「戦陣訓」を全軍に指令した陸軍大臣は「戦陣訓」を守ったのでしょうか。生きて虜囚となり、敵軍の裁判を受容し罪過の汚名を残し、処刑されたのは、天皇を守るために犠牲になったとでも言うのでしょうか。
傷口に蛆がわいても動くことができず、餓死していった皇軍兵士の無念にせめて思いを馳せ、哀悼の意を捧げよう。
[PR]
by daisukepro | 2005-08-15 15:03 | 憲法

続「ギャリー・スナイダー」について


場所の感覚?って何————————

HOTWIRED・ブログサイト
ギャリー・スナイダーのインタビュー記事より抜粋

「場所の感覚を獲得するにはいろいろな方法があるでしょう。たとえば作家がよくやるように、ある場所に出かけて行ってちょっとしたその地方のディテールを使う手もある。それから、ある場所に長い間住み続けていて、その場所を熟知していて、意識することもなく、あたりまえのように場所について語ることができる人もいる。3番目の例は、これが私たちにとっては興味のあることなんですが、意識的に自分の中で場所の感覚を深化する例ですね。そのためには、すべての細部を明晰に理解する必要がある」

場所とは気候、地形、植物を知るーーーーーー
 「これはそんなに難しいことではない。どういうことを理解する必要があるかと言いますと、ひとつは気候パターンで、年間雨量や最高気温、最低気温を知っておく必要があります。これが植物の限界を定め、農業の限界を教えるのです。2番目は、地形をよく知ることです。つまり、川がどこへ流れ、どのように繋がり合うかということなどに注意を払っているかどうか、別の言葉で言えば、地域の自然を優しく注意深く見ているかということ。3番目は、土地に生えている植物を知ること、そしてそれがどのように分布し、その分布の意味することを理解すること。それは同時にその分布の生態学的な意味を理解し、さらにはその歴史的な意味を理解することをも含みます。植物の分布は、じつは歴史的にも大きな意味を示唆しているのです」

場所の自然と人間の歴史を知るーーーーー
 「このような情報をもとにその場所の歴史を理解する必要があります。その場所における生態学的な歴史と人間の歴史です。ここの先住民はだれであったか、そして彼らはどのように生活していたのか。これはたいへんな情報を包含する領域です。ひとつの場所で先住民の文化がどのように存在していたかを知るとその場所のことがほとんどすべてわかるようになります。彼らがここでどのように生きていたのか、彼等は今日どこにいるのか、そしていまどのように生活しているのか、などというようなことを理解することです。さらに、最近になって移住してきた人間の歴史、最近の経済活動、そして最近になって起こったいろいろな変化を知ること。言い換えれば、一つの場所における生態学的な歴史と人間の歴史的・経済的な活動の歴史を理解することです。

四季の感覚・日本の俳句を知るーーーー
 「さて、いま言ったことは事実に基づいた場所の歴史です。しかし、それを念頭におきながら、今度は多くのことを直感で理解しないといけない。つまり、さまざまな事柄のつながりを理解する直感と想像力が必要になる。それから、最後は、四季折々の変化に対する感受性も必要ですね。この点で言えば、芭蕉から今世紀初頭に至る日本の俳句の伝統は場所の文学の顕著な例のひとつだと言えると思います。つまり、季節を重視し、四季の特徴を明示しつつ季節を象徴化することや、植物に関するボキャブラリーの豊富さ、夏の稲妻や夏の雨に関するボキャブラリー、その種類、あるいは降雪のタイプなど、など——。俳句には日本の自然がものすごく豊かに表現されています」

場所の感覚?って
「気候を知ること、地形を知ること、
植物を知ること、そして、
その場所の歴史を理解する必要がある」

「ときどき冗談で他のひとをテストしたりすることがありますよ。町や通りの名前を用いないであなたの家まで人を案内しなさい、というテストです。自然の特徴だけを使って説明するのです。
クリークや丘の名前を知らないといけない。たとえば町や道路の名前を一度も言わないで、友人を私の家まで案内するにはどのように説明すればいいのだろうか。このようなことは、自分のすんでいる場所をよく知っていないとできませんね。」

抑圧からの解放と場所の文学
(ここからちと難しい。前半の話にもどってもう一度考えてみる)
「マイノリティーは周縁化されていたが発言権を獲得した。女性も周縁化されてきたが、ついには発言権を獲得するようになった。さて、いまは自然が発言権を獲得する番だ、いつまでも周縁化するわけにはいかないはずだ、それに人間はいつまでも自然の声の抑圧者でいるわけにはいかない。そして人間はいつまでも場所を抑圧しないで、場所の声に耳を傾けるべきだーー。まあ、こんなことを言ったりするわけですが、耳の痛い話であるかも知れませんね」(笑)。

場所の文学?って何—————
「いくつかの視点から考えることができると思います。たとえば、同じ場所に住んでいる読者には、その場所に関するさらに深い洞察をもたらすでしょうね。読者の場所の感覚がさらに深まるはずです。また、ちょうど人間の関係を描く小説は読者の人間関係に対する理解を深めるように、場所についても同様のことが言えます。もちろん、場所の文学は人間をも巻き込んだもので、場所だけを描くものではない。それはノンヒューマンの世界と人間との複雑な関係を示唆するものです。だから、21世紀の世界で我々がやるべきことは、人間はどこにいても自然のコンテクストの中で生きているということ、人間は場所を喪失し場所から引き離された存在ではなく、自然の中に生きているということを示すことだと思います。現代人は自らは他の存在に依拠しないで自立して存在しているという幻想を抱いていて、そこから世界の破壊が始まった。場所の文学は倫理的にも、政治的にも、このような幻想を断ち切る契機になるものだと思います」

地球と言う惑星の住人
 「都市の工業化された世界でも我々は場所に住んでいるのです。この世界は我々だけのものではなく、他の生物たちのための世界でもあるということを理解しなければならない。だから、バイリージョナリズムの思想は、究極的には我々はすべてがこの地球という惑星の住人であり、地球はひとつの流域だと主張するのです。私たちはだれもがひとつの生態系の中に生きているのです」

なるほど、スナイダーのメッセージをもう一度読み返してみよう。イメージが浮かんでくるだろうか。
「求めるなら助けは来る。しかし、決して君が知らなかった仕方で」
[PR]
by daisukepro | 2005-08-12 09:46 | 憲法

Gary Snyderについて

大江健三郎さんを通して日本の若い人々にメッセージを送ってくれた
アメリカの詩人、ギャリー・スナイダーはどのような人かーーー
知りたくなりますね。

検索スタート
HOTWIREDからの情報、
————————————————————————
Gary Snyder:c0013092_910412.jpg

 1930年5月8日、サンフランシシコ生まれ。オレゴン、ワシントンの森林地帯で少年時代を過ごす。
 リード大学で言語学、人類学を専攻。同校卒業後、きこり、山林監視員、水夫などに従事する一方、カリフォルニア大学バークレー校で、中国古典を学ぶ。55年、ギンズバーグ、ケルアックらと出会い、仏教やヨガといった東洋思想を伝える。56年、来日。通算八年間、京都の大徳寺などで臨済禅の修業を体験。禅のほかにヒンドゥー教、真言密教、アメリカ・インデアンの神話などに造詣が深い。
 59年、最初の詩集『Riprap』を発表。75年に『亀の島』でピューリッツアー賞を受賞。97年、ボリンゲン賞。98年、仏教伝道文化賞。現代アメリカを代表する詩人。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゲーリー・スナイダーは、1950年代初期に詩人として出発し、それから今日まで40年余にわたって常にアメリカのオールタナティヴな思想の先端を切り開いてきた人物である。1975年にピュリッツアー賞を受賞、1997年にはアメリカの詩人に授与される最高の栄誉とされるボリンゲン賞をイェール大学から授与された。文字どおり、現代アメリカを代表する詩人であろう。

 近年、その作品が深化してきたものは「場所の感覚」(センス・オブ・プレイス)であり、「バイオリージョナリズム」(生態地域主義/生命地域主義)と呼ばれる場所の思想である。そして、その「場所の文学」は、21世紀に向けて、人間とノンヒューマンの世界が新たな関係性を結びつつ豊穣なコミュニティーを構築する夢を語る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
という紹介が記載されていた。75歳かーーー
では、ギャリー・スナイダーはどんな詩を書き、どんな考え方の人なのだろう。さらに知りたい人は次回をみてね
[PR]
by daisukepro | 2005-08-11 09:12 | 憲法

大江健三郎さんの「ヒロシです!」とスナイダーの詩

大江健三郎さんの「ヒロシです!」とスナイダーの詩

7月30日、九条の会、有明講演会は全国から9、500人が参加した。
これまで九条の会の講演を無視しつづけてきた朝日新聞やNHKなども報道した。会場外では右翼の宣伝カーが「平和憲法はアメリカの押しつけ憲法だ」とシュプレヒコールを繰り返す。
ノーベル賞作家、大江健三郎さんは5番目に登場して、何と現在の日本人しか分からないギャグ、「ヒロシです」をやった。一万人を前にしてこのたぐいの講演をするのは多分これが最初にして最後であろう。ご本人がそのようなことを言っていたので間違いないでしょう。マスコミでは報道されないのでご紹介しておきましょう。

c0013092_4303235.jpg(写真は井上ひさしさんです)
真夏日の中を全国から駆けつけた参加者をすこしでも笑わせて緊張を和らげようとノーベル賞作家は試みた。音響設備が不備のため聞き取りにくい部分があったが、作家の心は聴衆を魅了した。(おかしくなくても少しは笑わないとおとうさんのギャグですからーー残念!)
『私は韓国で開かれたシンポジウムに参加してアメリカやヨーロッパの参加者から求められて九条の会について話しました。憲法改定の企ては押し返せると思うと言いましたが、軍隊を持ち、イラク戦争に参加するなどの政府方針は続き、米国の核兵器体制から離脱するのは夢のまた夢ではないかと話しました。ヒロシです!』(有明講演会ではここでズボンのポケットに右手を入れてポーズをとり、ヒロシです!とやらかしましたね)。『それを聞いたアメリカのビート詩人ゲイリー・スナイダーがいいました。「後5年は君の嘆く通りかもしれない。しかし、10年経てばどうだろうか」東京に帰るとスナイダーさんの新しい詩集がとどいていました。扉に詩の中の二行が書き付けられていました。「求めるなら助けは来る。しかし、決して君が知らなかった仕方で」。私は若い人たちにこの詩を送りたい。「助け」という言葉が嫌なら「変化」に置き換えて覚えて欲しい。私たちの古い世代が知らなかった形で、この国に変化があるように』と結んだ。

マガジン9条

[PR]
by daisukepro | 2005-08-10 04:31 | 憲法

象徴天皇制と靖国参拝


サマーワからオランダ軍が撤退して、イギリス軍とオーストラリア軍が自衛隊の護衛をつとめることになった。イギリスとサマーワは過去にも争乱があったのでイラク人とイギリス軍は相性が悪い。日本の政局は郵政問題で騒然としているが、サマーワからは目が離せない。後日、現地情報をお届けします。
今日は同好会会員から投稿(発見情報)がありましたので、転載します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
論壇時評(05.7.27朝日新聞・夕刊)

金子 勝・慶応大学教授

「靖国」言説の構図が変化している。憲法改正を主張してきた読売新聞グループ本社の渡邉恒雄会長の発言が象徴的だ。渡邉は、「靖国問題・妻の介護・巨人軍会長就任…すべてを語ろう」(オフレコ! 第1号)において、「(靖国参拝に)反対どころか、僕は拝みもしないし賽銭もあげない」と言い、「あの軍というそのもののね、野蛮さ、暴虐さを許せない」と述べている。
 その一方で、櫻井よしこ、田久保忠衛vs. 劉江永、歩平「靖国参拝の何が悪いというのだ」(文芸春秋8月号)は、情緒的で内向きな議論を展開する日本側論者が、中国の歴史学者によってごく基本的な事実認識の誤りをたしなめられており、読む者を哀しい気持ちにさせる。
 たとえば、田久保は「(靖国問題は)日本人の『心』の問題であり」、「これは何千年も昔から日本人が抱いてきた信仰」だとし、「日本では亡くなった人はみな等しく神様で、死者の魂にA級戦犯とかB級戦犯といった区別をし」ないと発言するのに対し、歩は「靖国神社に祀られているのはすべて戦没者であり」「同じ戦没者でも、敵国の兵士は入ることができない」と指摘し、劉も「靖国神社はそれまでの日本の伝統的な神道とは異なる『国家神道』の神社」だという。実際、靖国神社は天皇=国家という原理に立ち、基本的にそれに逆らった者は祀られていない。
 さらに櫻井は、首相による靖国参拝の過去の事例をあげて「中国にとって歴史認識問題とは……政治カードにすぎ」ないと批判するのに対し、歩は「八五年の中曽根首相の参拝」を問題にしたのは「A級戦犯の合祀後の八月十五日に行われたはじめての『公式』参拝であった」からだと述べる。つまり中国は、靖国神社へのA級戦犯合祀と首相の「公式」参拝だけを問題にしているのだ。

 首相のボピュリズム

 実際、首相として最初に公式参拝した当の中曽根康弘元首相も、「小泉内閣になってから、東アジア政策と戦略については、中国に非常に後れをとっている」としたうえで、小泉首相の靖国参拝を「要するに、ポピュリズムなのだ……日本の総合的主体性を持った姿はない」と批判する(「小泉君、外交からボピュリズムを排除しなさい」中央公論8月号)。
 当初、小泉首相は、隣国の反発を受けて、靖国神社とは別に新しい国立追悼施設の建設を検討させた。01年12月にできた「追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会」(追悼懇)は、約1年かけて報告書を提出した。
 そのメンバーだった御厨貴と田中明彦は、現実主義から靖国参拝に否定的だが、追悼施設の建設時期については意見が異なる。御厨は、「政治的なカードを多く持つためにも、追悼施設の建設を今一度検討すべき」だとする(坂元一哉・松本健一、御厨貴「A級戦犯合祀が再燃させた戦争責任問題を検証する」中央公論8月号)が、田中は、今は「この施設は中国とか韓国から言われて謝るためにつくったんじゃないかと言われ」「不健全にシンボライズされる」ので難しくなったという(田中明彦・姜尚中「『靖国』の土俵から降りなければ展望は開けない」論座8月号)。

「戦死者」想定する施設

 だが、この問題は対中外交上のカードにとどまらない。高橋哲哉『靖国問題』(ちくま新書)は、「国家が『不戦の誓い』を現実化し……『過去の戦争』についての国家責任をきちんと果たすこと」なしには、この新たな国立追悼施設は「第二の靖国」になりかねないと批判する。しかも、この施設は歴史認識の問題だけではすまない。それは「自衛隊から新たな『戦死者』が出る事態を予想」しており、「海外派兵恒久法や九条自体の改定が政治的アジェンダとなりつつある」状況に対応しているからだ。
 事実、イラクの状況は悪化しており、自衛隊貞から「戦死者」が出る可能性を否定できない。グレン・フランケルとジョシ・ホワイト両記者「軍削減計画を載せた英国機密メモ」(7月11日付ワシントン・ポスト紙)は、「英国防相の機密文書」に基づいて、来年半ばに向けてイラクに駐留する米英両軍の削減計画が作成されていると報じているが、小泉政権は事態を放置したままだ。
 靖国神社へのA級戦犯合祀と首相の公式参拝を支持する者の多くは、憲法改正を主張する。だが、情緒的な議論が強まる中で、日米の研究者によって、天皇制存続に関する米国側資料が次々と発掘されている。

 米陸軍省の機密文書

 加藤哲郎は、CIA(米中央情報局)の前身OSS(戦略情報局)の機密文書の中から、「一九四二年六月三日付陸軍省軍事情報部心理戦争課『日本計画(最終草稿)』」を発見した。そこには「戦争に導いた日本の軍部と『天皇・皇室を含む』国民との間にくさびを打ち込み」、天皇を「平和のシンボル」として利用する計画が書かれている(『象徴天皇制の起源 アメリカの心理戦「日本計画」』平凡社新書)。その後、東京裁判は天皇の戦争責任を免罪し、軍部・指導者たちをA級戦犯として処罰した。もし東京裁判を見直し、「押し付け憲法」を改正しようとするなら、天皇の戦争責任問題を含めて全てを見直す必要が生じてくる。
 ところが、いまや現天皇は象徴天皇制を規定した「押し付け憲法」を順守し、戦争中から米国が意図したとおり「平和のシンボル」たろうと努めている。事実、現天皇は靖国神社を参拝せず、日の丸・君が代を強制しないようにと発言し、第2次大戦の激戦地サイパンを訪問した際にも、韓国人や沖縄出身の戦死者の墓参りをした。気がつけば、皇室が憲法改正の最後の歯止めになっている。何という歴史の皮肉であろうか。
[PR]
by daisukepro | 2005-08-08 10:27 | 憲法

靖国参拝問題、20万参拝運動

靖国参拝問題、20万参拝運動

日本会議は8月15日に20万参拝運動を呼びかける意見全面広告を産経、読売新聞に掲載した。発起人には津川雅彦、浜畑賢吉、橋幸夫、加藤芳郎、小林よしのり、戸倉俊一、船村徹らマスコミ関係者が並んでいる。シンガポールの「聯合早報」は「小泉首相の参拝をけしかけている」「日本では敗戦を終戦とよんでいる」と報道した。以下報道内容です。
 c0013092_8382677.jpg「日本の保守派大手新聞、読売新聞と産経新聞は1日、「20万人参拝運動の提唱」と題された意見広告を紙面に掲載した。「60回目の終戦日(日本では日本の敗戦日をこう呼ぶ)の今年8月15日、靖国神社に集まろう」と呼びかけた広告は、国民に対する呼びかけの形をとっているが、「わたしたちは小泉首相の参拝を強く支持します」と明記し、ぜひとも小泉首相に首相として4回目の靖国神社参拝をしてほしいとけしかけようとする意図が感じられる。 
 この広告は、過去、12ヵ国の国家首脳と25ヵ国の大使館関係者が靖国神社を参拝して戦没者の霊に頭を垂れたと指摘し、靖国神社は訪日する各国首脳の公式日程に入りつつあると言及している。 
 小泉首相がいつ参拝するか注目されているが、敗戦60周年の今年は8月15日に参拝するという見方をとる人が少なからずいるようだ。」

2005年08月02日掲載 
[PR]
by daisukepro | 2005-08-05 08:30 | 憲法

いつでも「戦争できる国にしたい」 、自民党改憲案、

いつでも「戦争できる国にしたい」 、自民党改憲案、

九条骨抜き、全面放棄 、日常生活はいつのまにか戦時体制の世の中に

以下九条改憲のポイント
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1)戦争放棄  ーーーー    安全保障
2)戦力不保持 ーーーー   自衛軍保持
3)交戦権の否認ーーーー     海外派兵 ーーーー治安維持出動
4)基本的人権ーーーーー    公益優先ーーーー 軍事裁判所設立
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
理念なき改憲許さず、人権と自由を守るため立ち上がろう!
マガジン9条

[PR]
by daisukepro | 2005-08-04 15:20 | 憲法

岸信介の孫の弁明、「なんか変だな?」

岸信介の孫の弁明、なんか変だな

靖国参拝問題の本質について、7月31日朝、放送されたテレビ朝日「サンデープロジェクト」で志位共産党委員長と安倍氏が対決した。志位さんの追及にあって安倍氏は次のように弁明した。


まず、c0013092_10133516.gif
戦争責任問題について、志位さんは「東京裁判は戦勝国のぬれぎぬで、罪はなかった」と考えているのかと訊ねた。「A級戦犯の中には戦後、大臣になどになった人もいる、だから国内法的には犯罪者ではない」。
A級戦犯だった人が大臣になる方がなんか変だな?大臣になったからって戦争犯罪はきえない。戦争犯罪人が大臣になっただけだ。ジャンバルジャンはどうする?
確か、安倍さんのお母さんは総理大臣にまでなった岸信介の娘、安倍さんはお孫さんですね。

次に戦争観について、「太平洋戦争は侵略戦争で間違った戦争か、それとも自存自衛のための正義の戦争か」と訊ねた。「大東亜戦争については歴史が判断をくだす」などと想像力のない野蛮な弁明、これでは三千万の犠牲者が浮かばれない。謝ったり、賠償したからって戦争犯罪は消えない。二度と戦争をしない、武力を行使しないことでしか謝罪はできないのだ。ツツ枢機卿ではないが、あまり勝手なことばかり言っていると歴史にお仕置きをされますよ。
それにしても、歴史はすでに太平洋戦争は侵略戦争と判断を下しているのになんか変だな?大東亜戦争って太平洋戦争のことかな?安倍さんは靖国改憲派のリーダーなんだから堂々と「あの戦争は正義の戦争、独立を守るための自存自衛の戦争」ってどうして言えないのかな、孫は孫でも東条英機の孫の方が間違っても筋を通している。

歴史の時計は止まらない。孫たちの弁明論の行き着く先はいまだに日本の占領を続け、日本の独立をおかしている侵略者アメリカと独立戦争を開始しなければならなくなるのでは、なんか変だな?

マガジン9条

[PR]
by daisukepro | 2005-08-01 10:00 | 憲法