カテゴリ:コケタレポート( 28 )

こけたレポート43 豊島ヶ岡西

こけたレポート43

豊島ヶ岡

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 西北側斜面にならだかな七つの坂がある。この坂を徘徊コースと決めて毎日歩く。ヨロヨロと。

五番目の坂の下から講談社ビルの頭が見えるので「おとわ坂」と名付けた。ちょうど中間点でハーフコース2500歩、七番目の坂は最後の坂、「どんじり坂」フルコース5000歩である。一番目は「おとこ坂」かなり急傾斜、こけてから1度も上り下りはしていない。二番目の坂下で小さな花屋をオヤジがやっている。そこでつわぶきの鉢植えを買い求め裏庭に移植した。記念に「つわぶき坂」と呼んでいる。三番目の坂の名はまだ決まらない。四番目は「おとめ坂」、その坂下に地方から上京してきた女子学生専門の下宿があった。かなり大きな建物だったが今はない。なんでも東京都が買ったらしい。更地になると高層ビル群が丸見えになる。サンシャイン60が池袋の象徴だ。五番目は前述した「おとわ坂」 六番目も名無しである。七番はどんじりにひかえし「どんじり坂」、坂下の曲がり角に日の出町五番火消の家がある。

 中学生の頃、池袋東口に人生座という映画館があった。長い灰色の高い塀が映画小屋のある繁華街近くまで続いていた。東京拘置所はアメリカ軍に接収されて巣鴨プリズンという名の刑務所になった。そこに戦犯が収監され、東條英機ら7人のA級戦犯はここで処刑された。BC級戦犯の手記は小林正樹監督が「壁あつき部屋」を製作した。生誕100年になる。

その跡がサンシャイン60である。処刑場跡は小公園になり記念碑が建っている。墓碑銘に「永久平和を願って」と刻まれた。刑務所敷地の中にあった造幣局は去年まで残されていたが解体され再開発工事が進んでいる。この写真はサンシャイン60側から豊島ヶ岡丘陵の西北斜面を望んだ風景である(iphone6)。六番目の坂、名無し坂が見える。その真ん中あたりに講談社ビルが首を出している。眼下を路面電車が走って学習院下に通じている。昔は丘陵の裾をドブ川がながれその岸沿いに集落が立ち、周辺は草原や田畑の田園風景が連なっていたと思われれる。池袋超高層マンション群と吹き下ろす北風が背後から迫ってくる。これがわが町、わが故郷 わが舞台のすべてなのだ。

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by daisukepro | 2018-01-14 20:58 | コケタレポート

こけたレーポト42 スズメのお宿

こけたレポート42

おとこ坂上に洋館が立っている。スズメのお宿があり一斉に囀るのでうるさい。ここからわが1日の徘徊が始まる。空気が冷たいこけた174日目(iphone6)




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by daisukepro | 2018-01-13 18:27 | コケタレポート

ご挨拶

こけたレポートなどプライベートな通信を読んでいただいている方のために遅ればせながら新年おめでとうのご挨拶を送ります。

愛犬の名はだいすけ;老犬で失明しています。でも元気です。今年は干支なので主役です。小一の孫娘がだいすけを作文にのせてくれました。
私もヨロヨロですがヨロしく。小林拝
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by daisukepro | 2018-01-06 17:02 | コケタレポート

こけたレポート41 招福一年安鯛

こけたレポート41

 地震警報が鳴りましたね。徘徊フルコースは寒さが身にしみる。白いベンチの上に赤い小物がある。忘れ物かと手にとってみるとその小物は鯛であった。真っ赤な鯛の上に「招福一年安鯛」とお札が貼ってあった。夜、出てみるとベンチから赤い鯛は姿を消していた。誰がひろったか、 落とし主だろか、年神が犯人か、それとも鯛がスタコラ逃げたのか。人間関係が希薄になっている世の中、空想だけが広がる。


(iphone6)


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by daisukepro | 2018-01-05 23:41 | コケタレポート

こけたレポート40  月は東に、

こけたレポート40

 月は東に、徘徊する範囲は狭くなる。記憶だけが時空を超えて広がる。1945年3月10日、頭上を通過する爆弾の音を聞く、防空豪は焼け落ち、我が家は跡形もなかった。同年8月6日、9日広島、長崎に原爆が投下された。敗戦も知らず。8月14日夜半、熊谷市が爆撃されるのを疎開先の田んぼからみていた。それが最後の空襲であった。あれから70年以上の歳月が流れた。いつまでも消えない記憶だ。(iphone6)



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by daisukepro | 2017-12-30 18:21 | コケタレポート

こけたレポート39 クレーン

こけたレポート39

老舗の店が姿を消す。一つまた一つ、八百屋の前でおかみさんたちが立ち話をしている。人情も風にのって飛んで行く。すると路面電車の線路沿いは高層マンションの建設ラッシュ、オレンジ色したクレーンが聳え立つ。徘徊コースを変えてみた。北風がつめたいなあ。こけた日から157日目、状態は変わらず。(iphone6)

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by daisukepro | 2017-12-27 17:28 | コケタレポート

こけたレポート38

こけたレポート38

昨日は冬至、徘徊コースにクリーム色のバラが咲く。季節外れに狂おしく咲き、いつもの坂を下る。鼻水をすすりながら。

明日はクリスマスイブ、孫娘一家がお見えになるので最安値のモンタルチ~ノを発注した。

見知らぬ老人と挨拶を交わす日常。5000歩回遊。

 今から73年前、B29が爆弾を落とした地域に行ってみた。東京都に記録があった。なんでも記録に残す。これが役人の仕事だ。記録を破棄するのは敗残の軍人がやる。悪行の痕跡を残さぬために。

(iphone6)




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by daisukepro | 2017-12-23 14:40 | コケタレポート

コケタレポート37 ショベルカー

コケタレポート37

 ドアを開けると話し声が聞こえた。ベンチにすわった女性の頭だけが二つ見えた。二人をやり過ごしていつもの徘徊コースに出発した。このベンチでどんな会話を交わしたのか。

おとめ坂の麓にある女の園は解体がほぼ終わり小さいショベルカーが1台居残っていた。    明日はビュウビュウと北風が強くなるでしょう。数えて、こけた日から143日目になる。(iphone6)

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by daisukepro | 2017-12-13 20:22 | コケタレポート

こけたレポート37

こけたレポート37

秋の日、白いベンチよ、お前はうら悲しい。ハーフコースを2回徘徊した。おとめ坂の女の館跡に何が立つか。売却先は東京都らしい。奢る白鵬は久しからず。夜は雨か。(iphone6)

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by daisukepro | 2017-11-30 19:44 | コケタレポート

こけたレポート36 白いベンチ


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こけたレポート36

11月25日、家族とご近所のOさんに力をかりて白いベンチを組み立て、ここにおいた。長い石段を上り下りすることはかなりの負担です。行き交う人々は誰でもじゆうにおすわりください。坂はきついです。どうぞ、このベンチでひと休みしてください。徘徊老人記(iphone6)



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by daisukepro | 2017-11-29 10:24 | コケタレポート