カテゴリ:モリカケ事件 総理大臣の犯罪 ( 3 )

大学設置・学校法人審議会は九日、林芳正文科相に新設を「可」として認める答申をした。

 

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学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市で計画する岡山理科大獣医学部新設の可否を審査する文部科学省の大学設置・学校法人審議会は九日、林芳正文科相に新設を「可」として認める答申をした。文科省が十日、発表した。設置審は留意事項として、教員が高齢に偏らないようにすることなど八項目を学園側に求めた。林文科相が近く認可し、来年四月に開学する見通し。

 林文科相は十日午前、閣議後の記者会見で「答申を尊重し、速やかに判断したい」と述べた。「一月までの国家戦略特区におけるプロセスの判断が覆るものではない」とも言及した。

 獣医学部の新設は、一九六六年の北里大以来、五十二年ぶり。獣医師養成系の大学は全国十七校目で、入学定員は最多の百四十人。文科省は「獣医は充足している」と新設を認めてこなかったが、安倍晋三首相が主導する国家戦略特区制度が活用された。野党は「加計ありき」で特区選定の手続きが進められたとして、引き続き追及する方針。

 文科省は、設置審による審査意見も公表。設置審が五月、是正を求める七つの意見を学園側に伝え、抜本的に計画を見直す必要があると警告していたことが判明した。特区選定で考慮が必要とされたライフサイエンス(生命科学)など三分野の獣医師の需要動向についても、学園の説明が不十分だと指摘していた。

 学園側は六月、定員を当初計画していた百六十人から百四十人に減らすとともに、企業や自治体へのアンケートを基に需要は十分見込まれると回答。だが、設置審は八月にも実習計画を全般的に見直すよう是正意見を付け、判断を保留。学園側が実習時間を増やすなど再修正し、設置審は最終的にクリアしたと判断した。

 ただ、実習を充実させ、教員七十五人の年齢構成が将来にわたって偏らないようにすることなど八項目の留意事項を付けた。

 計画は、今治市と愛媛県が二〇一五年六月、特区での獣医学部新設を国に提案。今年一月、事業者に加計学園が選ばれた。

 計画を巡っては、特区を担当する内閣府の幹部が「総理の意向」などと文科省側に早期開学を促す内容の複数の記録文書が判明。学園の加計孝太郎理事長は安倍首相の友人で、首相周辺による選定過程での関与が取り沙汰されていた。

<解説>開学後にも多額の公金

 加計学園の獣医学部新設に文部科学省の設置審のゴーサインが出たとはいえ、「加計ありき」の疑念が払拭(ふっしょく)されるわけではない。

 設置審は審査の過程で、学園の計画に数々の是正を迫り、政府が学部新設に必要な四条件の一つに挙げる獣医師の需要にも疑義を示していた。客観的な需要見込みが示されないまま、獣医学部新設が国家戦略特区に認定されていた疑念が深まる格好となった。

 地元の愛媛県今治市は、学部新設のため加計学園に九十六億円を補助する。行政手続きをゆがめ、甘い見通しのまま開校するのであれば、そのツケを払わされるのは地元住民や学生たちだ。そして国から大学には毎年、助成金として多額の公金が流れることになる。

 「安倍晋三首相の友人、加計孝太郎氏が理事長を務める加計学園に便宜を図ったのではないか」と、野党が国会で追及を始めて八カ月がたつ。首相や政府内に特区選定にかかわる内部文書を調べ直し、プロセスをつまびらかにしようという動きはうかがえない。

 今月下旬にも特別国会の審議が本格化する。衆院選後、安倍首相は会見で「これからも国会で質問があれば丁寧に答えたい」と答えた。首相でなければ説明できない部分は多い。「聞かれれば」という受け身の姿勢ではなく、率先して国民の疑念を解消する責任がある。 (中沢誠)

(東京新聞)

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by daisukepro | 2017-11-10 23:40 | モリカケ事件 総理大臣の犯罪 

モリカケ疑惑 真相解明されていない(赤旗主張)


安倍晋三首相の「腹心の友」が理事長を務める岡山市の学校法人「加計学園」が、愛媛県今治市の「国家戦略特区」に開設を計画している獣医学部について、文部科学省の大学設置・学校法人審議会が近く会議を開き、正式認可するといわれています。設置審は学校施設や教育内容を審査する機関ですが、52年ぶりといわれる獣医学部の新設そのものがどのような経過で決まったのか、首相の働きかけはなかったのか、疑念が残ります。総選挙前も最中も疑惑の解明は行われず、特別国会での審議の直前を狙ったかのような認可の強行は即刻中止すべきです。

首相の長年の友人が計画

 「加計学園」の獣医学部開設をめぐる疑惑は、首相が深く関わったとみられる点でも、愛媛県や今治市の費用負担の大きさでも、今年初めから問題になった大阪の学校法人「森友学園」の小学校建設(現在は中止)への国有地の格安払い下げなどの疑惑を上回る、国政を揺るがす大問題です。

 問題の発端は獣医師が足りていると半世紀以上も認めてこなかった獣医学部の設置が、今年1月、長年の首相の友人、加計孝太郎氏が理事長の「加計学園」に認められたことです。用地は今治市が提供し、総事業費のうち100億円近くを愛媛県と今治市が負担することになっており、その後「国家戦略特区」を所管する内閣府が獣医学部設置を審査する文科省に、「総理のご意向」とか「官邸の最高レベルが言っている」などと伝えた文書の存在が明らかになりました。

 菅義偉官房長官は「怪文書」などといって全面否定、当時の松野博一文科相もたった1日だけの調査で否定しようとしましたが、今年初めまで官僚トップの文部科学次官を務めた前川喜平氏が在任中見せられたと証言、文科省もその後の調査で文書の存在をしぶしぶ認めざるを得ませんでした。

 その後も和泉洋人首相補佐官が「総理は自分の口では言えないから私が代わって言う」と前川氏に認可を迫っていたことや、萩生田光一官房副長官(当時)が「官邸は絶対やると言っている」などと文科省に伝えていたことなどが次々発覚、首相と官邸の関与は動かしがたいものになっていました。

 安倍首相は6月までの通常国会では説明責任を果たさず、自民党は加計理事長の証人喚問も拒否、国会終了後、日本共産党などが憲法にもとづいて要求した臨時国会開催要求にも応じす、3カ月もたって9月に開いたと思ったら冒頭解散を強行するなど、徹底して疑惑解明に背を向けてきたのです。

国会での追及が必要

 安倍首相は通常国会閉幕後の閉会中審査では、それまでの説明を変えて、1月に「国家戦略特区」の会議で獣医学部設置が決定するまで「加計学園」の計画自体を知らなかったと主張しました。「腹心の友」だと認めながらそんな言い訳は通用しません。その後も、前川氏を含め開設に便宜を図るよう私(首相)に指示された人はいないとか、「国家戦略特区」の会議は全て公開されているなどとごまかしましたが、会議に「加計学園」の関係者が出席していたことさえ認めてきませんでした。

 政治がゆがめられた疑惑は濃厚です。認可を急がず、特別国会で疑惑を徹底解明すべきです。



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by daisukepro | 2017-11-08 13:57 | モリカケ事件 総理大臣の犯罪 

来年四月の新設が認可される見通しになった。世にも不思議な物語


学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市で計画する岡山理科大獣医学部の新設を認めるか審査する文部科学省の大学設置・学校法人審議会の専門家会合が二日開かれ、学園の改善計画を評価する意見をまとめたことが分かった。来年四月の新設が認可される見通しになった。

 設置審は八月、可否の判断を保留し、審査を継続していた。今後、設置審が正式決定し、十日にも林芳正文科相に答申するとみられる。これまでに林文科相は「設置審の答申を最大限尊重する」としている。

 獣医学部の新設は五十二年ぶり。文科省は「獣医は充足している」と新設を認めてこなかったが、安倍晋三首相が主導する国家戦略特区制度が活用された。

 現在、獣医師養成系の大学は全国で十六あり、入学定員は計九百三十人。定員百四十人の計画が認可されれば一校で最多となる。

 計画を巡っては今治市と愛媛県が二〇一五年六月、特区での獣医学部新設を国に提案。特区諮問会議(議長・安倍首相)が昨年十一月、新設を認める方針を決め、今年一月、事業者に加計学園が選ばれた。学園は三月に認可申請。文科相が四月、設置審に諮問していた。

◆修正次々「基準満たせばいいのか」

 「国家戦略特区の選定プロセスに問題があったとしても、大学設置基準さえ満たせば設置を認められてしまう。本当に学園が掲げるような国際的な獣医学の拠点になり得るのか、特区としての条件を満たしていたのか」。ある獣医学関係者は疑問を投げ掛ける。

 学園の新設計画に対し、設置審は定員の多さや実習計画の不十分さを指摘し、学園が掲げるライフサイエンス(生命科学)分野の獣医師養成に課題があるなどと修正を求めていた。

 関係者によると、学園は当初、入学定員百六十人、教員七十人を計画。しかし、設置審では「定員が教員数に比べて多い」「高齢の教員が多い」などの意見が出た。そこで定員を百四十人に減らし、教員を増やしたり入れ替えたりして、計画を出し直していた。

 実習計画でも、学生が一つの実習科目を履修する期間が既存の学部より短くなるため、設置審で修正を求める意見が出ていたという。講義だけでなく、実習は極めて重要。しかし、建物の設計図を入手した獣医学関係者からは、実習室の広さや数が不十分で教育環境に課題があるとも指摘されていた。 (土門哲雄、中沢誠)

(東京新聞)学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市で計画する岡山理科大獣医学部の新設を認めるか審査する文部科学省の大学設置・学校法人審議会の専門家会合が二日開かれ、学園の改善計画を評価する意見をまとめたことが分かった。来年四月の新設が認可される見通しになった。

 設置審は八月、可否の判断を保留し、審査を継続していた。今後、設置審が正式決定し、十日にも林芳正文科相に答申するとみられる。これまでに林文科相は「設置審の答申を最大限尊重する」としている。

 獣医学部の新設は五十二年ぶり。文科省は「獣医は充足している」と新設を認めてこなかったが、安倍晋三首相が主導する国家戦略特区制度が活用された。

 現在、獣医師養成系の大学は全国で十六あり、入学定員は計九百三十人。定員百四十人の計画が認可されれば一校で最多となる。

 計画を巡っては今治市と愛媛県が二〇一五年六月、特区での獣医学部新設を国に提案。特区諮問会議(議長・安倍首相)が昨年十一月、新設を認める方針を決め、今年一月、事業者に加計学園が選ばれた。学園は三月に認可申請。文科相が四月、設置審に諮問していた。

◆修正次々「基準満たせばいいのか」

 「国家戦略特区の選定プロセスに問題があったとしても、大学設置基準さえ満たせば設置を認められてしまう。本当に学園が掲げるような国際的な獣医学の拠点になり得るのか、特区としての条件を満たしていたのか」。ある獣医学関係者は疑問を投げ掛ける。

 学園の新設計画に対し、設置審は定員の多さや実習計画の不十分さを指摘し、学園が掲げるライフサイエンス(生命科学)分野の獣医師養成に課題があるなどと修正を求めていた。

 関係者によると、学園は当初、入学定員百六十人、教員七十人を計画。しかし、設置審では「定員が教員数に比べて多い」「高齢の教員が多い」などの意見が出た。そこで定員を百四十人に減らし、教員を増やしたり入れ替えたりして、計画を出し直していた。

 実習計画でも、学生が一つの実習科目を履修する期間が既存の学部より短くなるため、設置審で修正を求める意見が出ていたという。講義だけでなく、実習は極めて重要。しかし、建物の設計図を入手した獣医学関係者からは、実習室の広さや数が不十分で教育環境に課題があるとも指摘されていた。 (土門哲雄、中沢誠)

(東京新聞)


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by daisukepro | 2017-11-03 07:42 | モリカケ事件 総理大臣の犯罪