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アメリカ映画「オペラ座の怪人」

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「キャッツ」「エビータ」などの作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが『オペラ座の怪人』(1986年のロンドン初演)を制作、脚本、作曲で映画化!
このような独裁者のもとで監督(ジョエル・シュマッカー)を担当するのはさぞ大変だったろうと思う。
絢爛豪華、重厚な装置、衣装メークにいたるまで美術に制作費が湯水のごとく注がれている。
20年の長きにわたり、自作が世界を駆け巡る。その間に作曲家の頭の中で生まれては消えしたイメージが一挙に具象化された感じ、オペラ座の俯瞰はミニチュアとCGが合成されて処理されている。舞台の映画化で舞台演出家が登場すると映画では失敗する傾向があるが、今回は職人映画監督の起用で成功している。作曲家アンドリュー作品の大衆性がうなずける。どこか、宮崎駿に共通するものがあるような気がするがーーーー?
クリスティーヌを演じたエミー・ロッサムは美しい歌声を披露している。オーケストラの指揮者を演じた老優の瞬間芸がキラリ。ーーーーー東宝系で全国上映中
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by daisukepro | 2005-02-25 10:01 | 映画

春一番

「虫や小鳥は、生きてうごいてゐるうちは完璧だが、死んだとたんに、ただの死骸だ」(太宰治)c0013092_1225075.jpg

関東平野に春一番、裏庭の梅はまだ蕾み、それでも完璧な野鳥はやってくる。メジロ、四十雀、ツグミ、もず、ヒヨドリ、スズメ、まもなくうぐいすは鳴くだろか。

ヨーロッパではブッシュがオオカミの笑いを振りまき、
バクダット郊外では爆弾が爆発、米兵3人が死亡、8人が負傷した。負傷した兵士を救助するためヘリで現場に到着したとたん爆発したという。(ロイター通信)
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by daisukepro | 2005-02-23 07:45 | 文化

犬の誕生日


「我が輩は猫である」の猫の名はなく、死ぬまでネコと呼ばれていたらしい。
うちのダックスには立派な名前がある。ダイスケという。c0013092_14502297.jpg本日、満一才の誕生日、やや、落ち着きもでてきた。芸はまだない。
20年生きていたネコがクリスマスイブに極楽に行き、またネコでは申し訳ないので一周忌が過ぎてから犬を選んだ。
母親が産気づいて病院に駆けつけたとき、ダイスケは車の中で飼い主の足もとにポトリと落ちたそうである。
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by daisukepro | 2005-02-22 07:49 | 文化

逃げる警官


近頃笑えるニュースは少ない。

以下ーーー東京新聞の記事をお読みください

ーーーーーー閣僚懇で異例の苦言
「警察官は(犯人を)取り押さえるためにいるもの。それが逃げるとは何事か」−。
小泉純一郎首相は二十二日午前の閣僚懇談会で、東京・お台場で十九日に発生した窃盗未遂事件に関し、怒りをあらわにした。首相が一事件の警察対応に苦言を呈するのは異例。
同事件では、バットで暴れる男に警官がひるみ、パトカーを奪われそうになった。首相は「テレビ放送で、警官が犯人に追われて逃げるような場面を見た。よく状況を精査し、注意するように」と指示。村田吉隆国家公安委員長は「指摘のような点があればおわびしたい。よく調査したい」と釈明した。ーーーーーc0013092_2142055.jpg


放送をみたが、心から笑えた。逃げる警官を迎え撃ち、警官がフレームアウトするまで撮影したカメラマンに喝采を送った。ジェイソンのようにバットを振りかざして走ってくる男を見れば、誰でも逃げますよ。
首相『逃げるとは何事か』と笑うのならともかく、怒りをあらわにしたとはーーーー二度笑えた。

それに、公安委員長、調査はいらないでしょう。録画を見れば指摘のような点がないのは直ぐにわかりますよ。
記事中に窃盗未遂とあるのはパトカーのことです。男は警官が置き去りにしたパトカーの運転席に乗り込み、バットで車内をぶち壊し始めた。そこへ、警官が戻ってきて難なく男を取り押さえたもの。この警官は表彰されていいと思いませんか。
殉職したって、小泉首相から花輪のひとつも届きませんからね。
70年代の岸内閣時代の話だが、安保反対のデモ隊が国会議事堂を十重二十重に取り囲んで岸内閣打倒を叫んだ。最初、岸首相は後楽園球場には「声なき声が何万人もいる」と強気だったが、たまりかねて自衛隊の出動を閣議に要請した。当時、内閣官房長官長官だった赤城宗徳氏は自衛隊出動に反対してこう発言した。「デモ隊は放っておけば必ず家に帰ります。自衛隊をだして発砲があれば、日本が南北に分断される事態がおこらないとも限らない。それでいいのか」、この発言で自衛隊の出動は未遂に終わり、安保条約は継続されたが、岸内閣は退陣した。小泉内閣にも早々退陣していただきたいが、近頃、赤城さんのような政治家はめっきり少なくなりましたね。
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by daisukepro | 2005-02-21 03:31 | テレビ

R−指定「禁演落語」


まぐろは赤身、落語は艶笑-------c0013092_3174740.jpg
テレビがこれだけ普及しても落語を聞くためには寄席(演芸場)に通うしかない。
落語チャンネルがあってもよさそうだがーーー
テレビは吉本興業の全盛期、伝統芸落語の時間はあるのかないのか,文化予算並に少ない。落語家とは[ショウテンで駄洒落を即興でやる人]と若年層は思っている。
地方新聞に下記の記事を発見ーーーーー紹介しよう。

「太平洋戦争の直前に、時局に合わないとして自粛された「禁演落語」を聞く会が6日、福島市の福島県文化センターであった。立川談志一門の立川談之助さんが出演し、禁演落語を披露して平和の大切さを訴えた。

 談之助さんは、権力者や戦争を皮肉ったりする落語は、軍部から快く思われなかったと当時の状況を説明。「落語が全面禁止にされる前に自主規制しようと、落語界が自ら花柳界や泥棒などを題材にした53題を禁演落語にした」と話した。

 その上で、自粛した演目の一つ、眼病の職人が目薬を女房の尻に付けてしまう「目薬」を披露。「こんなばかばかしい話を禁止したって戦争に勝てるわけはない。2度とこんな時代がこないよう政治をきちんと考えてほしい」と、ユーモアたっぷりに呼び掛けた。

 公演は福島市の労働団体などでつくる実行委員会が主催。約400人が参加した。福島市の団体役員山口文彦さん(70)は「自衛隊のイラク派遣などで、後戻りできないという風潮が強まる中、禁演落語の故事を知ることは大切だ」と話していた。(河北新報2005年02月06日日曜日)」

戦争が終わって60年もたつのに,艶笑落語がR=指定「禁演」とはなさけない。同好の志あらば、談志一門に相談して「艶笑落語を聞く会」を職場や地域で組織したらいかがとーーー
落語の赤身を食して、憲法のありがたみを味わうのも一興かとーー存じます。
                             
艶笑落語同好会代表
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by daisukepro | 2005-02-20 05:37 | 文化

無防備都市宣言


2月12日、日本ペンクラブが日比谷プレスセンターホールで「戦争と平和をかんがえる緊急集会」をひらいた。c0013092_5514841.jpg井上ひさし会長のアピール要旨ーーーーー
「昔から復しゅうや報復のための戦争は正しいとする正戦論という考え方があるが、1897年のハーグ世界平和会議でーー戦争をして解決できるか、それが次の報復戦争を生むのではないかーーとかんがえるようになった。さらに、1907年の第2回ハーグ平和会議が基礎になりジュネーブ諸条約が結ばれた。戦争にもルールがある。正義の戦争ならなにをやってもいいわけではないと正戦を制限するようになった。このあたりから無防備地域という考えがでてきた。私たちの都市、地域には軍隊や軍事施設など戦争に関係あるものはーーありません。私たちの町をオープンにしますと宣言する。これをオープン・シティといい、こう宣言した場合、攻撃してはいけないと決めた。1977年ジュネーブ条約追加議定書は無防備都市を宣言するとその都市を攻めてはいけないときめました。日本国憲法の非武装平和主義の立場、憲法9条の精神を根拠にして日本国から基地をなくすこと、国全体が戦争施設のないオープンネーションという考えに広がっても良いわけです。日本国憲法は世界のうごきを励ます中心にあるのです」と訴えた。私は「目には目を、歯には歯を」、「火には火を、 核兵器には核兵器を」ではない世界に足をかけて生きて行きたいと思いますが。皆さん、どう思いますか。
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by daisukepro | 2005-02-19 04:47 | 憲法

緊急告知 「映画人九条の会」集会 対談「映画と憲法」

対談「黒木和雄監督VS小森陽一」  “私にとって戦争とは”
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映画人九条の会は2005年最初のイベントとして、映画「父と暮せば」で「戦争レクイエム三部作」を撮り終えた黒木和雄監督と、九条の会事務局長(東大教授)の小森陽一氏をお招きし、3・3映画人九条の会対談集会「映画と憲法対談1/黒木和雄VS小森陽一 私にとって戦争とは」を行います。
映画人九条の会会員の皆さん、そしてまだ会員になっていない皆さんもぜひご参加ください。

■日時/2005年3月3日(木)18:50〜20:30
18:30〜ビデオ「憲法/今と未来の世代のために」(20分)上映、18:50〜開会、19:00〜対談
■場所/東京・文京区民センター3Aホール
東京都文京区本郷4-15-14 TEL 03-3814-6731 地下鉄丸の内線/南北線・後楽園駅徒歩5分
都営大江戸線/三田線・春日駅徒歩1分
■参加費/800円

主催/映画人九条の会
事務局/〒113-0033 東京都文京区本郷2−12−9
グランディールお茶の水301号 映演労連内
映画人九条の会事務局 ℡03-5689-3970 FAX03-5689-9585
Eメール=ei-en@netlaputa.ne.jp
http://www.netlaputa.ne.jp/~ei-en/kenpou/
*映画人九条の会は皆様の任意のカンパで運営しています。
カンパ等の振り込みは、以下の口座にお願いします。
【郵便振替口座】本郷一郵便局
   口座番号/00140−9−278825
口座名/映画人九条の会
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by daisukepro | 2005-02-18 13:38 | 憲法

フランス映画「スパイ・バウンド」

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スパイアクション映画、ハリウッドの十八番だが、これはフランス映画、ひと味違う。スパイ映画鑑賞の尺度は設定にある。かならず、ときの世界情勢が善悪の基準になっている。そのすきまでスパイが暗躍する。組織対人間のドラマがそこにあるというわけである。どんなに見事な作品であっても西側の立場に立って展開されるとしらける。この映画はフランス工作員とCIAの確執、北側の武器商人という図式になっている。史上最悪の内戦、アンゴラ内戦中に実際にあった『虹の戦士号』爆破事件(1985年)をフランス女性工作員の証言をもとに創作、
映画ではモロッコの港に停泊中の武器密輸船を爆破する設定に手直したーーーーー。
説明的な台詞を抑え、スパイアクションを執拗に追う。演出手腕は並ではない。アンゴラの実写が適切にインサートされ爆破行為の正当性を擁護している。そこがこのフランス映画の限界、これ以上は見てのお楽しみとしておく。演技陣のレベルは高い。
松竹東急系で全国上映中、
原題:AGENTS SECRETS 
監督:フレデリック・シェンデルフェール 
出演:モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル

「虹の戦士号爆破事件」
1985年、フランス領ムルロア環礁における核実験の抗議活動のため、ニュージーランドに寄航していた世界的な環境保護団体「グリーンピース」の船舶「虹の戦士号」がフランス情報機関DGSEの秘密工作部隊により爆破され、1人が死亡、多数の負傷者を出した事件。
 直後にこの工作を支援していた工作員が逮捕され、仏VSニュージーランドの国際問題に発展。その責任をとって当時の仏国防相が辞任する事態になった。
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by daisukepro | 2005-02-17 17:40 | 映画

アメリカ映画「きみに読む物語」

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ニコラス・パークスの処女作「THE NOTEBOOK」の映画化
完璧な純愛物語、ノース・カロライナ州の美しい自然が物語にとけ込んで詩情豊かに語る。しかし、ホイットマン的感性が全編にながれているので人間とは何かを考えさせられる。渡り鳥のようにひとはまたそこに戻って行く。

詩人ホイットマンは下記のメモを残している
「I am the poet of the body
   And I am the poet of the soul 
 I am the poet of women as well as men. 」

なぜか、チェホフの短編小説「小犬をつれた貴婦人」を思い出した。読み返してみよう。
すべての俳優が役柄を演じきっているが、親友を演じた青年が印象に残った。

監督 ニック・カザヴェテス
出演 ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジェームズ・ガーナー、ジーナ・ローランズ
2月5日から松竹 東急系で全国上映中
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by daisukepro | 2005-02-16 17:01 | 映画

人権保護法案

「人権問題等に関する懇話会」(座長古賀誠、自民、公明党の議連)は廃案になった人権保護法案を今国会に提出、成立させる方針を決めた。政府は来月中旬までに法案をまとめる。
人権とは思想、言論の自由、私的財産の所有、および抑圧への抵抗の権利のことである。憲法はすべての人の人権を保障している。人権のなかでも思想、言論の自由はもっとも貴重な権利なのだ。
しかし、法案は、疑惑ある人物の家族、親類へのつきまとい、待ち伏せ、電話やファックス送信を「過剰な取材」とみなせば取材の停止、予防措置まで勧告できる。
法律で解除を求めればいつでも報道規制は行われる。国民の言動が差別的言動や差別を助長誘発するおそれがあるとみなせば差し止め請求や予防措置までとれる。何を差別とするか定義もない。
日常会話のなかでも相手を畏怖させ困惑させ著しく不快にさせるものは差別的言動とされる。社長の理不尽な発言におもわず怒鳴りつけることにもブレーキがかかる。しかも、設置される人権委員会は法務省の外局である。人権救済の機関は政府からの独立が大原則である。権力機関が法案を濫用すれば日常の会話まで政府が介入し自由な意見交換を抑制しかねない。予防の名で出版物の事前検閲や差し止めが可能になる。
これは人権保護ではなく表現の自由を限りなく侵害できる人権侵害法案に値する。今でさえ、放送禁止用語、放送禁止歌曲は累々と存在する。知る権利、発言する権利なくしてなにが人権保護なのか、つかこうへいの舞台は存在すらなくなる。断固反対!
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by daisukepro | 2005-02-15 20:18 | マスコミ