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毎日1分「日活闘争」 USENの犯罪(20)続「抽選商法」

毎日1分「日活闘争」 USENの犯罪(20)続「抽選商法」

USEN抽選商法の被害は続発している。
実行部隊である代理店はいろいろな名称をつけているがほとんどの代理店はUSENが設立した会社である。問題が発生したら閉鎖して、別会社を作れば事足りる。元代理店従業員の話によれば、USEN社員が派遣されてきて、抽選商法の手口を指南するという。USENが組織的に行っている営業方針であることは疑いの余地がない。しかし、景品取引法に抵触する恐れがあっても罰金50万円ではダルマたたきになるので行政は尻込みする。ここにつけ込んでUSENは強引な営業を続けている。
ヤフーファイナンスの記事によれば9ヶ月2004年度連結決算でUSENは赤字転落である。
しかし、売上高は26%伸ばし1123億円、営業利益576億円(+99、8%)、経常利益342億円(+32%)だが当期利益は195億円の損失となっている。理由は説明されていないがどこかで利益を食いつぶしている不自然な会社にみえる。USEN社員の皆さん、宇野社長はどう説明していますか。
また、元USEN社員が未払い残業料の支払請求を東京地裁に提訴していることをご存知ですか。あなたの時間外または固定時間外手当は支払われていますか。サービス残業は労働基準法違反です。請求すれば2年間は遡及して支給されます。

それでは、抽選商法被害者の声をお聞き下さい。件数が多いのでしばらく順次連載します。

事例3「ネクサス」電話当選商法
c0013092_23295998.gif3日ほど前になりますが、「ネクサス」と名乗る会社から以下のような内容の電話がありました。
「__さんでいらっしゃいますか?こちらはネクサスキャンペーン事務局と申しますが、__さんは先日応募された懸賞で有線がご当選されました。
 (以下、初期工事費、機材費を無料でお届けする&月額利用料が本来6000円のところが、5500円に、という説明が続きます。)後程、有線の業者から工事に関してご連絡致しますので、この度は本当におめでとうございました。」

と、このような調子でした。
実は最近ネット懸賞を始めたばかりで、その時は「そんな応募もしたかも」と思い、話を聞いてしまいました。
そして30分後、有線会社から工事日程の案内の電話があり、そのまま工事をお願いしてしまいました。

しかし暫く経って落ち着いてきたので、登録してある懸賞サイト廻ってみましたが、それらしい懸賞がどうも見当たりません。しかも、「懸賞に当たったのに契約させられることなんてあるの?」とごく当たり前の疑問が浮かんできました。
そして、「ネクサス」という会社を検索して辿り着いた先がここでして、「あ、やられた」と思っているところです。
工事自体は2月6日にお願いしており、無論未だ契約書の類は書いておりません。

そこでお聞きしたいのですが、今の時点で「クーリングオフ」したいのですが、何せ契約していない段階なのでどうしたものかと思案しております。
 工事予定日 2月6日
 解除内容  懸賞当選の有線契約について、上記工事をキャンセルします。また有線受信契約は締結致しません。
上記内容で、ネクサス宛にはがきを出そうと思うんですがアドバイスありましたら、是非ご教授お願い致します。

既に「ネクサス」という会社は消えているか、別の名で出ているか分からない。しかし、皆さんUSENの電話当選商法にはくれぐれもご用心!(イラストはネクサス商法とは無関係です)
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by daisukepro | 2005-06-30 16:10 | 日活闘争

毎日1分「日活闘争」ナムコ最後の株主総会 続「晩節をけがす」

毎日1分「日活闘争」ナムコ最後の株主総会 続「晩節をけがす」

 日経新聞はナムコの株主総会について次のような記事を載せている。「ナムコは25日、東京都内で株主総会を開催し、今秋に予定しているバンダイとの経営統合に伴う株式移転による完全親会社の設立など、4議案すべてを可決した。バンダイは既に23日の総会で可決済み。今後、両社は統合作業を本格化する。

 両社は9月に共同持ち株会社「バンダイナムコホールディングス」を設立し、経営統合する。総会では「バンダイを選んだ理由は」などの質問があり、高木九四郎副会長が「重複事業が少なく、成長が見込める」と回答。子会社の日活をUSENへ売却することに日活労働組合が反対している問題については、中村雅哉会長が「引き続き話し合う」などと答えた」
さて、株主総会の続きを覗いてみよう。

ナムコの関連会社の従業員株主がさらに突っ込む。「えーと、現場の声が上のほうにあまり届いていないような気がするんですね。
その一例といいますか、日活の社員の方々が株式の売却を反対して、なんか会場の前でビラを配っておりましたけど、その株式の売却については上の方々の判断で、それがナムコのためであるということなんでしょうが、その事情説明のあたりを現場のほうに届いていないような気がするんですね。このあたりについてどのようにお考えになっているということについてお伺いしたいんですが、よろしいでしょうか。」

中村「えーと、日活の社長をしておりますわたくしから、お答えさせていただきます。現在、ギャガを傘下に入れましたユーセンという会社と、日活の株式51%の譲渡ということでお話を最上の(?)交渉をしております。
まぁあの、この問題については、労組のほうとしては、過去のUSENの実績といいますか、先代においてはUSENの仕組みを作るのに強引な行動をしたということで、そのまぁあの、どちらかというと不賛成だと、こういうておるわけですが、わたくし日活の社長として日活の内情、撮影所の問題から、あるいはシネコンの問題等含めて、私はUSENの宇野社長と話をいたしましたけれども、大変に意欲的で具体的で数字を上げて、たとえば映画にしても、できれば年間10本くらい作りたい、それから撮影所問題については30億くらいかけて改造するんだとか、あるいはシネコンについても、年に1サイトくらいのシネコンを作っていくんだ、と具体的な、かつ意欲的なご発言をいただいておりますので、私はUSENさんに51%譲渡するということについては、わたくしは賛成をしているんですが、労組の立場としてはもう少し他の選択肢はないのか、という中で我々もそれなりに何社かの選択肢を選定いたしております。
現在もだいたい目途がついてきつつあるところでございますので、最終的な労組との交渉結論、(ここらへん意味不明)、株式の譲渡の問題については、実行いたしたい、ととまぁこういう風に判断いたしております。
よろしゅうございましょうか。」

さらにもう一人の株主が立って日活問題を追及した。ここで中村社長、都労働委員会の斡旋中にも拘らず、下記のような発言をしたらしい。よーく聞いてください。

株主「この会場に来るときに、日活株のこのチラシをもらったんですけど、そのことでお尋ねします。
日活労組との団体交渉において、二つの約束を踏みにじったというふうに書かれているんですが。
「USENに日活を売る話はない」もう一つは「従業員が嫌う経営権委譲はしない」というふうな二つの約束を踏みにじったと書いてあるんですが、これは事実なのかどうか教えてください。
それとこのような団体交渉をやっているようですけれども、今後の団体交渉の見込みと申しますか、どのようにすすめていくおつもりなのか、この二点についてお尋ねします。」

中村『今のご質問の第一番目、我々が約束を守らなかったというご指摘がございました。これはあのー、労組に公開するその前の段階では、秘密保持をしなければならない立場から、「そういう事実はない」という説明をいたしました。
この保持の束縛といいますかそのあとについて、はっきりとその内容についてお話をさせていただいております』

中村『それから、従業員が賛成しないということでございますけれども、経営の立場として色々と状況を見ましたときに、たとえば、撮影所の問題でもかなり老朽化が進んでおります。できるかぎり早く手当てをすることが必要でございますし、さらには映画制作という問題につきましても加速させていきたい、という思いを考えております。
私は、いまのUSENとの合体という問題には、これからも納得をいただくということを前提ですすめてまいりたい、このように考えております。よろしゅうございましょうか。』
株主「あのー、話がわかるようでよくわからない答えなんですけれども。約束したこの事実二点はあったのかなかったのか、イエスかノーかでお聞きしています。

中村『ですから、話をし合う段階で色々と手続きごとがございます。
あったとしても、それはまだないというふうに答えなければいけない場面もあるわけです。ですからそういうふうにいったんで、だから今のご質問についてはイエスです。』

中村社長はナムコの株主約2400名と5000個のケーキ、30台のゲーム機のまえで、「USENに日活を売る話はない」もう一つは「従業員が嫌う経営権委譲はしない」というふうな二つの約束を踏みにじったことを日活労組に対して不当な行為をしたことを認めたのである。

守秘義務があったことは理由にならない。事前に労働組合と守秘義務を結んで交渉していれば混乱や紛争はなかったのである。経営に自信を失ったからといって、経営譲渡など重大な問題を従業員や労働組合の了解なしにできると判断しているところに、助言できるスタッフがいないワンマン経営者の弱点がある。油断ならないIT関連企業の口車にのせられたら日活の将来は散々なものになるだろう。当初からUSEN売却はない話なのである。白紙撤回しかない。
中村日活社長、どうか晩節をけがすことのない決断でナムコバンダイ合併のために散ったように、日活のためにみごと散ってもらいたい。散っても日本映画は作れます。
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by daisukepro | 2005-06-30 12:41 | 日活闘争

毎日1分「日活闘争」 ナムコ最後の株主総会「晩節をけがす」

毎日1分「日活闘争」 ナムコ最後の株主総会「晩節をけがす」

最後の総会、第50回ナムコ株主総会が大田区の産業会館で開かれた。(既報)アメリカをまねて、社員も株主となり、インターネット上で株の売買をやる個人投資家が激増している今日このごろ、株主総会と言えば総会屋というイメージの時代は去り、株主総会も様変わりしてきた。社員である株主が家族を連れてケーキやお土産を楽しみに株主総会にやってくる。お祭り騒ぎだ。
c0013092_1713331.jpgベンチャー企業などでは株に換金することを前提にボーナス、一時金が支払われることも多いい。企業の莫大な資産のほとんどが保有株であることもザラである。退職金の替わりに自社株を持たされ、退職後1年も経たずに会社が倒産、老後の資産が紙くずとなったケースはアメリカではありふれた話だ。ケーキのでる株主総会はSFや宮崎アニメのプロローグのようだ。未来に地獄が待っている。タヌキは人を騙さないが、人間は人をだます。
真夏日の昼下がり、日活労組員は会場表に立って、USEN売却反対のビラを個人株主の皆さんに手渡す。のどが乾き、額から汗が流れ落ちる。空調のきいた会場内では何が起こっていたのだろうか。ケーキを食べてゲームを楽しんでいるだけではないだろう。
そこで同好会員は突撃インタビューを退席してきた個人株主におこなった。

この日のナムコ総会は日活従業員の運命に関わる質疑が行われていた。
中村会長、ナムコの経営者は日活の経営、従業員の将来について実に無責任、無神経であることが露呈した一幕があったのだ。

ある個人株主さんの話によると
開幕してすぐに議長から「総会の議長は社長がやることになっていたが最後の総会なので中村会長に議長をお願いしたい」という提案があったそうです。
御定まりの報告後、質疑応答に移った。そこで、ある株主が「中間期にギャガの株が一斉に売られてなくなってしまったのと、あとは日活が売られてしまう、臨海構想はどうなってしまったのか、それから あと去年に引き続いて会場が非常に混んでいてひどい状態です。これは改善されないでしょうか。」と質問した。
(なるほど、中も混雑で大変だったのだ。——発見の同好会)
これに対して3人が答え、さらに中村会長が日活問題に関して補足したらしい。

答弁要旨
日活問題(高木)
「日活については、当社は今後の中長期戦略の中で、日活はどうあるべきか、真剣に今日まで考えております。
で、日活につきましても、専門集団とのジョイントによって経営をしていくことが好ましい。しかしながら、当社および中村会長個人の株式数を合わせますと、今後も36%強の株式を所有しております。
そういう意味で、映画に対する熱が冷めたということではなく、日活のコンテンツをどう利用していくか、にっかつの映画制作をどうしていくか、シネマコンプレックス事業をどうしていくか、そのためには専門集団と組むことが、ナムコのためであり、日活のためである、こう理解をし、その方向を目指しております。」
(今回の問題はUSEN買収でなくて日活売却ですからね。日活売却がナムコのためであるという主張は分かるが、日活のためになるとは妙な三段論法、答えになってないぞーーUSENはとんでもない専門家集団ですよ。同好会)

ギャガ問題(田中常務)
「ギャガの株式がなくなってしまったと、こういうお話しでございましたが、実際には、ギャガ自身が株式会社USENの64パーセントの出資をとることになりまして、従いましてナムコの連結対象の子会社から外れた、というのが正確な表現でございます。」
(質問者はギャガがUSENに売却されたことを聞いている、保有株数など訊ねません。同好会)

会場問題(石村)
「あの、会場の件、大変皆様にご不便をおかけいたしまして、申し訳ございません。おわびするしかない状況でございます」
(さすが社長、ひらにおあやまり、あやまり、、、、立派な回答)


日活問題(中村)
「私は日活を引き受けたときに、映画を生涯の内に300本作るんだと、まぁ、こう豪語し、一部には大風呂敷を広げたというふうに今でも言われておるんですが、まぁ今も作る思いは非常につようございまして、生涯ということですけれども、まぁあと何年生きられるのかでございますけれども、300本作ることには邁進しようと、こう覚悟しております。一つ是非ご期待ください。」
(じゃ経営権売るなよーー同好会)

日活問題はこれで終わりではなかった。      ーーーーーーーーーーー続く
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by daisukepro | 2005-06-29 16:58 | 日活闘争

毎日1分「日活闘争」 USENの犯罪(19)「抽選商法」

毎日1分「日活闘争」 USENの犯罪(19)「抽選商法」

『「USEN」本当にひどい会社だね。ありやねーよ。ストして当たり前だよ。ホント糞会社としか言いようがない。
そういう会社に愛すべき会社を奪われるのは嫌だろうなあーーー』
これはあるブログに書き込まれていUSEN抽選商法の被害者の声である。

ここ1、2年この抽選商法に騙された事件が頻繁に起こっている。USENは代理店が勝手にやっていると釈明しているがUSEN系列の代理店が組織的に行っている「景品表示法」「訪問販売」など法律違反すれすれの悪徳商法であることは間違えない。もっとも、公取の摘発を受けても50万円の罰金だからUSENにとって痛くも痒くもない。悪行は今も続き、被害者が続発している。ではその手口とUSENの対応を2例だけ紹介しよう。皆さん「USENの抽選商法」にご用心。

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事例1 [中古ゲーム店表]
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「昨夜、遊んで無いゲームとか売りさばきに近所の中古ゲーム屋に行ったんですよ。
そしたらなんか店頭でくじ引きとかやってて、帰り際に1回引いてみたんですな。

『2等』

「へー(゚_゚)」

そんなリアクションを返したら、くじ引き所のお兄さんが、

「もうちょっと喜んでくださいよー(;´_`)」

と。

だって、一等は『MDコンポ』なのに、二等は『USENチューナー』なんだもん。
嬉しくもなんとも無いって言うか、それって詐欺じゃん(笑)

 U S E N 必 死 す ぎ 。

おそらく一等、三等は当たらない仕組みになってるはずだ。
そんな手に乗るかっての。

「月額料5000円ぐらいかかるんですが、チューナーとアンテナと工事費とアンテナとかは全部無料です!」

嬉々として説明するバイトらしきお兄さん。

無視するのも可哀想なんで、

「いらね」

一言そう言って、手を振り立ち去りました。

実はここ1〜2年ぐらい前からこのUSENの『くじ引き詐欺』って頻繁に行われてるんですよ。

とっても良い1等(旅券とかMDコンポとか)と、そこそこ欲しくなる3等(図書券、ビール券)に挿まれて、2等のUSENチューナー。
一瞬、「俺ってラッキー?」と思わせておいて、購入意欲をくすぐると言う、手段。

くじ引きのお兄さん、お姉さんの言う事はマニュアル化されており、だいたい同じ事を言うんですな。

「MDにダビングだってできます」「今日はお客様で4人目の当たりです」「CDを2枚程度買う金額でCD何枚分も音楽が聞き放題!」「先程のお客さんは、すごく喜んでましたよ」

等など…』

『ちなみに、契約を結んだ場合は、何年かのしばりが発生し解約させてくれません。
それでも解約しようとすると、数万円請求されます(たしか、3〜4万円ぐらい)

また、このチューナーなんですが、万年キャンペーン期間中なんで、普通にUSENに申込すればタダでもらえたりするんですよね(笑)

USENさん、もうちょっと商売の仕方を考えた方が良いと思う。
って言うか、こういう詐欺まがいの事をしても評判悪くなるだけだぞ。
(場合によれば、本当に詐欺罪にあたるかもしれません)

こちとら来月から守る者が出来るんだ、そうそう引っかからんよ。
あんまり、兄者様をなめるなよ。( ̄_ ̄)』
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○事例2 [ドンキホーテ表]
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「USEN」本当にヒドい会社だね。ありえねぇーよ。ストして当たり前だよ。チュナー詐欺?とかさ、平気でやってるんだよね。僕もドンキでやられたよ。知らなかったから、危うくひっかかる所だった。(あの内容ならありえないけどね。)後、光ケーブルをWEBで申し込んだけどクレジット情報だけ入れさせといて「シカト」だよ。1ヶ月以上連絡がないから、業を煮やしてサポートに電話。「大変ご迷惑おかけします。エリア担当の営業に確認を取りますのでもう少々お待ちください。」とのこと。しかし・・あれから半年、メールの1つも来てないんだよね。ホント糞会社としか言いようがない。この機会に色々調べたけど、まだまだ出てくる悪行の数々...ホント糞会社だな。(ryそういう会社に愛すべき会社を奪われるのは嫌だろうなぁ・・・。
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by daisukepro | 2005-06-27 01:00 | 日活闘争

毎日1分「日活闘争」 ナムコ株主総会

毎日1分「日活闘争」 ナムコ株主総会

USEN売却NO、日活従業員の8割

6月25日、第一京浜に面した大田区産業プラザPIOで第50回ナムコ株主総会が開かれた。
おそらくこれがナムコとして、最後の株主総会になるのでは?
気温は昇り、真夏日のような暑さの中、個人株主がぞくぞくと会場に詰めかける。家族ずれが目立つ。参加者はショートケーキがもらえ、新作ゲームを自由に楽しめるからだ。


c0013092_19552032.jpg c0013092_1951176.jpg





















日活労組員約60名は会場入り口で列を作り、USEN売却反対のビラを手渡した。胸に持つパネルには「従業員の8割は売却反対」と描かれていた.。
反対しているのは従業員の一部と組合執行部しかいないとデマを流す奴がいるためだ。労組員は端的に決意表明を決めた。6月30日は東京都労働委員会の斡旋で中村日活社長出席の団交が開かれる予定だ。予断は許されないが、中村社長の理性ある決断を期待したい。日活従業員の8割が反対するUSEN売却の選択肢は残されていない。

会場にはテレビ東京の番組取材がきていた。
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by daisukepro | 2005-06-26 19:51 | 日活闘争

毎日1分「日活闘争」 USENの犯罪(18)

毎日1分「日活闘争」 USENの犯罪(18)続「過去と現在」

USEN経営者は日活従業員が反対している買収を白紙撤回して、日活の将来は労使交渉の選択に委ねるべきではないか。これが同好会の率直な意見だ。日活社員の信頼がなくて日活再建ができると思うのか。傲慢で許せない。日活が経営に行き詰まり株を売りたいというからUSENが買うという商取引行為だけでは終わらないUSENの経営体質問題があるのだ。


自社を悪く言われて、そこの社員が愉快なわけはない。従業員の皆さん、勘違いしないで欲しい。批判しているのは経営姿勢と体質だ。自社の社会的犯罪、私的独禁法違反は立派な犯罪、反社会的行為なのだ。新入社員ならともかく、その事実を知っていて根拠のない噂として、無法行為を隠蔽しようとする。これは過去のUSEN体質が残っている証拠だ。反省なきところに企業の未来はない。まして、そのような経営者がマスメディアを支配したらどうなるか。2001年春までに、2000億円といわれている未払い電柱道路の使用料を払って正常化すると公約しながら、完納しないうちに、違法なダンピングをやる。その企業が金で買収を繰り返しているのだ。


公正取引委員会が排除勧告を出すまでの出来事を当時の読売新聞が次のように報道している。これがUSENの現在だ。

「現在」

有線放送、“切った張った”の拡大路線

「針刺し」で送信妨害 電柱に無断架線の過去

 飲食店やブティックなどに音楽を流す有線放送の最大手企業が、不当値引きなどの独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の立ち入り検査を受けた。提供される心地よい音楽とは裏腹に、業界では値引きにとどまらず、業績拡大を狙うなりふり構わぬ違法行為や営業妨害が繰り返されている。(堤辰佳、吉原淳)

__

 香水やろうそくなどの輸入雑貨が所狭しと並ぶ東京・広尾の雑貨店。今年3月15日、常時店内で流れていたオルゴール音楽の有線放送が、突然途絶えた。

 経営者の女性(42)がチューナーをいくら操作しても、天井のスピーカーからは音が出てこない。

 「音楽がないと雰囲気が暗くなる」。女性から抗議を受けた有線契約元の「キャンシステム」(東京都渋谷区)は、慌てて工事担当者に調査させたが、復旧までに3時間以上かかった。

 この時、同社には同じような苦情が殺到していた。

 雑貨店の音楽が止まったのは、目黒区青葉台の電柱に取り付けられた放送ケーブルに、針が突き刺さっていたのが原因だった。何者かが、高さ約7メートルの設置場所まで登ったらしい。この影響で、同社の有線放送は、渋谷、大田、品川の3区内の約1万件で最長6時間、止まった。

 「針刺し」は、この3日前から相次ぎ、関東、関西の計9か所の電柱で見つかった。

 いずれも、複数の業者のケーブルが集まる中で、直径2センチほどの同社のケーブルだけに針が刺されていた。警視庁などは、有線電気通信法違反容疑などで捜査しているが、容疑者の特定には至っていない。

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 有線放送業界は約30年前から、電柱の無断使用を続けながら業績を伸ばしてきた。一夜にして数百メートルもの有線ケーブルを架けることもあったという。ここ10年ほどは、市場の8割を占める「有線ブロードネットワークス」(千代田区)と2割近い「キャン」の2社で寡占状態になっていた。

 その業界が、にわかに騒がしくなったのは、昨年7月、「キャン」の全社員の約3分の1にあたる550人が一斉に退社し、大半が「有線」の代理店に移籍したのがきっかけだった。

 「キャン」は、同業他社への転職、同種の営業を禁じる競業禁止の仮処分を東京地裁に申し立てたが、同地裁はこれを却下した。

 その後の11月、「キャン」の法人顧客約100社に、「社員」と称する人物から、同社を「業界最後で最大の違法業者」と決めつけるメールが送りつけられた。「有線」の代理店社員と名乗る人物らが、メールと同様の内容が書かれたチラシも配っていた。

 一方、「キャン」の元営業マンも、「自分も『ライバル社はつぶれますよ』と言いながら客を奪い、その客には不当な値下げをしていた」と打ち明ける。

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 公取委の検査を受けた「有線」本社は、首相官邸を見下ろす高級オフィスビルの13階にある。

 「業界のイメージを少しでも高めようと努力しているが、営業現場との間に意識の差がある。より透明な業界にするため検査には協力する」。同社社長室の鈴木丈一郎ゼネラルマネジャーは、みけんにしわを寄せながら話した。

 電柱の無断使用について「有線」は、過去の使用料を支払うなどとする確認書を、2001年春までに電力会社など全国の電柱管理者と交わしたが、完全に履行されてはいない。一方の「キャン」も同様の動きを進めているが、まだ確認書を交わしていない地域もあるという。

 「両社が完全に約束を守ってくれるかどうか。一連の騒動をみると業界の姿勢を疑いたくなる」。電力会社の担当者の不安は尽きない。

有線最大手の独占禁止法違反容疑事件 「有線ブロードネットワークス」と、同社の代理店の1社が、昨年7月以降、「キャンシステム」の顧客に絞り、「有線」への切り替えを条件に視聴料を一定期間無料にしていたなどとされる事件。公正取引委員会は5月20日、「有線」とこの代理店の本社や支店など計十数か所を立ち入り検査した。
(2004年6月 読売新聞)
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「過去」
読売新聞の報道は目黒区の針刺し行為を告発しているが、これと同じ行為が過去のUSENでも行われていた。
「ライバル会社のケーブルを切断して自社のケーブルに繋ぎ今度からウチに替わりましたと勝手に契約書を買えてしまった話やプレーヤーのアームを全部おられたしまった放送所の話、さらには硫酸をケーブルに注射する手口のあることも聞いた」と放送レポートの記者は語る。硫酸を注射するとケーブルの内部が腐食し送信不能になる。故障箇所の発見が困難なだけに、ケーブル切断よりも悪質な妨害行為と言えるだろう(放送レポート)

まるで、昔の西部劇を見ているようだ。過去と同質の行為が手を替えて現在も行われている。現在、USENは業界2位の大手企業と誇っているが、このような行為を積み重ねでライバル会社を潰して築いた会社なのである。これが正常化といえるだろうか。まして、日活の従業員がこのusenに将来を託せるだろうか。
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by daisukepro | 2005-06-22 11:23 | 日活闘争

毎日1分「日活闘争」 USENの犯罪(17)

毎日1分「日活闘争」 USENの犯罪(17) 過去と現在

公正取引委員会から緊急停止命令をうけてUSENは2003年8月から1年間に亘り、キャンの顧客に対して行っていたダンピング行為をようやくやめたが、USENの悪質な攻撃はこれだけではなかった。

「過去」(1971〜86年ごろ宇野元忠社長)
「USENが急成長を始めたのは65年ごろ、始めは夜中に他社の幹線ケーブルを切ってそれを自分たちのケーブルに繋ぐといった実に荒っぽい方法で、他社の営業を不能にして潰していった。その後、資金に多少のゆとりができるとダンピングして相手を潰し始めた。例えば3ヶ月間無料にする。そうやってライバル会社を潰すわけです。それでも潰せないと見ると買収する。そうやってのし上がっていったのです」(放送レポート)

「現在」(2003年宇野康秀社長)
「日活労組の報告書によると
USENはダンピング攻撃をかけると同時にキャンの社員550人(社員の三分の一)が賞与の支給日の翌日に一斉に退職した。FAXで一様に一身上の都合で退職と書かれた文書が舞い込んできたと言う。その550人は同月に設立したばかりの「日本ネットワークビジョン」に就職した。そして、8月からキャンの顧客の解約が相次ぐようになった。調べてみると、「日本ネットワークビジョン」がUSENの代理店としてキャンの顧客に対して、キャンから乗り換えたら半年無料キャンペーンを行っていたのだ。その後、目的を達成するとこの代理店は閉鎖される。つまり、USENはライバル会社から大量に引き抜きを行った挙句、その社員に顧客名簿を流出させ、ライバル会社へのダンピング攻撃を行い、ライバル会社を潰して目的を達成する。次にその事業所を整理して従業員を整理解雇する」

これほど悪質、無法な行為はないだろう。道路や電柱の未払い使用料を払い始めたからといって企業体質の正常化とはいえない。USENの無法は現在も引き継がれている。マゼランの植民地支配のような手口だ。経営者や従業員の文化、価値観がまるで違う企業買収は敵対的買収に等しい。USENは日活の買収を取りやめるべきである。
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by daisukepro | 2005-06-21 08:44 | 日活闘争

毎日1分「日活闘争」 USENの犯罪(16)排除勧告

毎日1分「日活闘争」 USENの犯罪(16)排除勧告

ホリエモン騒動で浮上してきた「ヒルズ」と呼ばれる起業家たち、IT系新興企業の多くが六本木ヒルズに本社をおいているので、「ヒルズ」と呼称されている。この起業家たちの価値観は共通している。「会社は株主のためにある」
USENはライブドア、楽天、ソフトバンク、インデックスなどの常連にマスコミを利用して入り込もうと言うのだ。類は友を呼ぶである。
現USEN宇野社長が就任したのは1998年、公正取引委員会から排除勧告を受けたのは昨年2004年の9月である。
まず、今回は排除勧告の内容を紹介します。

株式会社有線ブロードネットワークス及び株式会社日本ネットワークヴィジ ョンに対する勧告等について
平成16年9月14日 公正取引委員会

公正取引委員会は,株式会社有線ブロードネットワークス及び株式会社日本ネットワークヴィジョンの2社(以下「2社」という。)に対し,独占禁止法の規定に基づいて 審査を行ってきたところ,本日,2社に対し,同法第3条(私的独占の禁止)の規定に 違反するものとして,同法第48条第2項の規定に基づき,後記第1のとおり勧告を行 った(別添勧告書参照)。 また,本日,平成16年6月30日付けで独占禁止法第67条第1項の規定に基づき 東京高等裁判所に対して行った緊急停止命令の申立てを後記第2のとおり取り下げた。

第1 勧告について
1 関係人 名 称 株式会社有線ブロードネットワークス 株式会社日本ネットワークヴィジョン

所在地 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 東京都新宿区西新宿三丁目8番3号 代表者

代表取締役 宇野 康秀 代表取締役 河野 登

事業の概要
音楽放送事業 有線ブロードネットワークスが行う音 楽放送の提供に係る営業,契約の取次ぎ

2 違反行為の概要
2社は,平成15年8月以降,キャンシステム株式会社(以下「キャンシステム」 という。)の顧客に限って切替契約 (注1)の条件として3,675円を下回る月額聴 取料又はチューナー設置月を含めて3か月を超える月額聴取料の無料期間を提示するキャンペーン等を順次,実施することにより,集中的にキャンシステムの顧客を 奪取した。 このような行為によって2社は,通謀して,我が国における業務店 (注2)向け音楽 放送の取引分野における競争を実質的に制限していた。 (注1)音楽放送の受信契約を自社以外の事業者と既に締結している顧客との間で当該契約に代えて締結する音楽放送の受信契約をいう。 (注2)店舗,宿泊施設等の事業所をいう。 問い合わせ先 公正取引委員会事務総局審査局特別審査部第一特別審査


3 排除措置の概要
(1) 2社は,業務店向け音楽放送の受信契約について,キャンシステムの顧客に限 って切替契約の条件として3,675円を下回る月額聴取料又はチューナー設置 月を含めて3か月を超える月額聴取料の無料期間を提示する行為を取りやめている旨及び今後同様の行為を行わない旨を相互に書面により通知するとともに,キ ャンシステムに書面により通知すること。
(2) 2社は,それぞれ,今後,前記3(1)の行為と同様の行為により,他の音楽放送 を提供する事業者の顧客を不当に奪取しないこと。
(3) 2社は,それぞれ,今後,前記3(1)の行為と同様の行為を行わないよう音楽放 送の営業担当者に対し独占禁止法に関する研修を行うために必要な措置を講じ, 当該措置の内容を自社の役員及び従業員に周知徹底させること。

4 勧告諾否の期限
平成16年9月27日 (勧告を応諾したときは,勧告と同趣旨の審決を行い,応諾しないときは,審判手 続を開始することとなる。) 第2 緊急停止命令の取下げについて 公正取引委員会は,平成16年6月30日,独占禁止法第67条第1項の規定に 基づき,2社に対する緊急停止命令の申立てを東京高等裁判所に対し行った。 その後,2社は,平成16年7月9日,月額聴取料を3,675円以上とし,かつ月額聴取料の無料期間をチューナー設置月を含めて3か月以内とする旨決定し, 同日以降,キャンシステムの顧客に限って切替契約の条件として3,675円を下 回る月額聴取料又はチューナー設置月を含めて3か月を超える月額聴取料の無料期 間を提示することによりキャンシステムの顧客を奪取する行為を取りやめていることが認められた。 したがって,申立ての趣旨は既に達成されたと認められたことから,公正取引委 員会は,本日,2社に対する緊急停止命令の申立てを取り下げた。

次回、過去と現在  排除勧告の影で
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by daisukepro | 2005-06-20 15:18 | 日活闘争

憲法行脚の会 「憲法を潰すものは誰か」

憲法行脚の会「憲法を潰すものは誰か」
加藤紘一VS小森陽一VS佐高信

6月15日夜、井の頭線駒場東大前駅で下車、東大駒場キャンパスの正門を入る。
梅雨時の湿った空気の中を、かつて樺美智子さんが歩いたアスファルトの道を13号館に向かって歩く。2階1323教室は超満席、500席ほどだろうか。取材カメラも入ってざわついている。土井たか子、福島瑞穂、それに辻本元議員まで参加している。お目当ては加藤紘一だろう。憲法問題で何を考えているのだろうか。「入口を入るとすぐに出口男、(論理失調症の)小泉首相」(佐高の言葉)と違って自民党きっての「理論家」、「加藤の乱」に破れたといえ元自民党幹事長、内閣官房長官、防衛庁長官である。加藤氏は学生の頃、60年安保闘争に参加した経験を語った後、憲法問題について次のように話した。(要旨)『私は「憲法は時代や状況に応じて変えなければいけない」と思う。改憲について、自由に議論ができるのは環境問題、私学助成問題、プライバシーの問題だと思う。しかし、日本憲法は堅くできているから、国民のコンセンサスを得るためには相当議論と時間が必要でしょう。問題は九条です』『私は「自衛権は認めるべきだ」と思います。自衛隊は世界の中で五指に入る軍事力であることは誰でも知っている。c0013092_0155484.jpg
軍事力は保持しないといっても無理がある』『問題は集団的自衛権です。そのひとつは二国間の安全保障にともなう戦力の行使、集団的自衛権、海外における軍事力の行使と戦力の展開の問題です。具体的に考えるとかなり面白い。日本とロシアが安全保障条約を結ぶかといえばそれはない。南朝鮮もない、中国とはあと50年、100年かかるでしょう。台湾はどうか、中国と100年戦争になる。ソマリア、チリそれは地理上から見てもあり得ない。残るのは日米しかない。現在の日米条約は片務協定である。日本に何かあったらアメリカがやっつけてくれる。しかし、ニュヨークで何か起こっても日本はなにもしなくていい。アメリカがそれじゃいやだ、双務協定でやれとアメリカが言う場合、そのときに憲法改正論があると思います。しかし、10年から15年、日米安保条約はこのまま必要でしょう』『二番目はマルチの問題です。国連加盟国が義務として警察力をだし、中国もそうしましょうと、だから、日本にも出して欲しいと言われたときには、憲法改正がいるでしょう』『三つ目はNATOのようなものが北東アジア、ロシア、韓国、中国で安全条約ができて、日本だけできないと言うことはならないでしょう。しかし、アジア安保はできないでしょう』
次に、憲法九条について『アジア近隣諸国は「九条は法律規定であるけれども戦後日本の平和外交の基本方針宣言に近いもの」と見ている。近隣が安心していられるのは九条の不戦の誓い、条文の持つ決意を見ていたのではないかと思います。それを直そうとしたら、外国が日本を信じてくれるかどうか』と述べ、『靖国問題で日本は強引な方向に変わったのではないか、改正は早いのではないかというムードもでてくる。中国は靖国問題の本質を歴史認識の問題と言うが、私は「靖国問題は戦争責任の問題だ」と思います。ドイツはヒットラーおよびナチスドイツが戦争責任を負うことになっているけれども、日本はこの問題の総括ができていない』と語った。これ以上は推察してください。日本の現状についてもうひとつ別の視点から夏目漱石の小説「三四郎」のエピソードを引用して次のように話した。『三四郎が汽車で上京してくる。静岡県辺りにさしかかると変なおじさんが乗ってきて三四郎に語りかける。「きみはどこから来たのかね」「熊本からです」「そう、熊本ね。東京は熊本より広いよ。東京より日本はもっと広い。その日本より人間の頭の中はもっと広いんだ」という。「近頃の日本はだめになった。この国は滅びるね」三四郎は日露戦争に勝ったばかりなので「日本はこれから発展すると思います」と答える。
「いや、滅びるね。第一近頃の日本は外国の物まねばかりで自慢できるものがなくなった。自慢できるものはこの窓から見える富士山ぐらいしかなくなった。もっとも富士山とて自分で造ったものではないからね。」この話は明治41年の汽車の中、100年後の今の日本ではない。戦後日本人はジャンクフードを食うようになった。そのせいで、文化までアメリカナイズしてきたのか、反米感情が薄くなっていると安保世代は感じる。そうだ、ここは、東大駒場キャンパス、本郷キャンパスには三四郎池があることを思い出した。対談した小森陽一郎氏は夏目漱石の研究者。加藤発言に反論はあるが、外交の現場にいただけ、かなり触発された集会であった。この報告は集会のほんのさわりです。樺美智子さんに心からの哀悼の意を捧げます。
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by daisukepro | 2005-06-19 23:40 | 憲法

6.14日活闘争支援集会 「会社は誰のものか」

6.14日活闘争支援集会 「会社は誰のものか」
日活闘争を支援する集会が14日夜、御茶ノ水の全労連会館ホールで開かれた。約200名以上の支援者で満席となった会場は熱気にあふれた。

c0013092_154048100.jpg闘いの輪は着実に広がっている。海老原日活労組委員長がUSEN売却阻止の固い決意を表明すると会場の拍手は鳴り止まなかった。
集会が告発したことは、杜撰な日活経営と悪質なUSEN経営であった。1993年中村社長は会社更生法の事業管財人としてナムコから日活に乗り出してきた。
会社更生法から抜け出す手段として調布撮影所をマル(中村個人の不動産管理会社)に売却、一括弁済という手段で一般再建者の債権を圧縮放棄させた。その撮影所をマルは日活に賃貸して年間2億円とうい賃貸料を日活から取り立てた。
中村社長は「映画は文化である。生涯に日本映画を300本は作りたい。日本映画をだめにしてきたのはボス岡田茂である」と豪語した。2000年3月、会社更生法の適用からぬけると、中村社長は守銭奴の正体を現した。株主に特別配当を行い、大株主である自分の利益だけはしっかり手に入れた。映画界ではよからぬ噂が絶えない無能な企画者たちを登用して、無計画に映画を乱作、失敗を繰り返した。
中村社長は日活撮影所を横浜に移転しようとして画策したが、採算のとれない無謀な計画であることが分かり、頓挫した。撮影所跡地を転売する計画も見送りになった。撮影所がフル稼働しているにも関わらず撮影所設備の改修整備は一切行わず、組合が提案した撮影所のリニュアールによる再建計画にまともな関心を示さなかった。その間、撮影所を転売する噂だけは絶えなかった。それと平行して、USENへの売却の情報が流れたが、日活経営者は「従業員の嫌がる売却はない」と事実を否定していた。そして、4月突然、今回のUSENへの株式譲渡による経営権譲渡発表である。夢の後始末と言うけれど、見ていたのは金儲けの夢であった。始めからこの経営者は日本映画を金儲けの道具、大人のおもちゃとしか考えていなかったのではないか。許せない話だ。
しかも、この経営者が売却先に選んだ経営者も同類、悪質きわまりない企業である。
「顔つきがいいから譲渡先に選んだ」と言うが、経済誌などによると株の譲渡額は約50〜60億円、相場よりかなり高い。つまり、高く買うから売りたいというのが本音だろう。1998年に父親の跡を継いで社長に就任した宇野USEN社長は無断でケーブルを架設した道路公団、地方行政、NTTなどに未払い使用料2000億円を払って負の遺産を解消したという記事を全国紙などに書かせている。しかし、真相は闇の中である。再送信番組の著作権問題は未解決のまま、また、競争会社キャンシステムを倒すために、キャンに限って視聴料を3ヶ月以上無料にして強引に顧客の奪取をはかるなどのダンピング営業行為を組織的に行った。これは親譲りの違法な手口である。公正取引委員会がこのUSENの行為に対して、私的独占の禁止規定に違反するものとして、排除勧告をだした。ようやく、USENはキャンに対する違法行為を止めたが、違法すれすれのダンピング行為はいまも続いている。USENの不透明な企業体質は一向に改善されていないばかりか、無法な伝統はそのまま継承されている。だから、NHKや民間放送局、ほとんどの映画会社は作品の配給や二次使用に難色を示している。一度、USENに許可を与えると何に使われるか分からないからである。USENはカラオケ事業がゆき詰まり、ブロードバンドを始めた。アニメや外国映画などを金に糸目を付けず買いあさり、ソフトを無料で流している。しかし、事業を発展させためにはスポンサーと安定したソフト供給が不可欠である。これが日活の高値買収の目的ではなかろうか。集会の諸報告を総合すると、USENは日活を買収して映画ソフトを使い放題にする。さらに、日活を足がかりにして、映連の一角に入り込み、配給部会に風穴を開け、映画各社の新作ソフトを手に入れようという意図が透けて見える。談合、船団方式は業界に害毒を流すが、無法地帯も有害である。
USEN従業員は4000人というが、3000人は営業、時間外をまともに支払わないので1年足らずに大部分は使い捨てられ退職して行く。正常化どころか、無法は従業員にもむけられ、より巧妙に進化している。USENは株主の利益を最優先するためには何をやってもいいという考えである。
入社案内を見ると宇野社長は価値観を共有する人材を求めていると述べている。
USENは「会社は株主のものであるという特定イデオロギー」の価値観をホリエモン、村上ファンドと共有している。
価値観という言葉は国会答弁などで、「アメリカと日本は価値観を共有しているが、中国とは価値観が違うので靖国問題はより慎重な対応がもとめられる」などと使われている。
労働者は働くために就職するが雇い主と価値観を共有する訳ではない。集会スローガン「金で株は買えても、金で従業員は買えない」は「会社は株主のものである」という特定イデオロギーの対岸にある。
USENの世界観からは日活再建の道筋は見えず、利益が出せない企業は解体して始末してしまえという論理が見えてくる。海老原委員長の決意「金で従業員の志を踏みにじることだけは決してさせない」に共感の拍手が起こった。映画人の心と価値観を共有しているからである。
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by daisukepro | 2005-06-17 15:41 | 日活闘争