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米軍再編に協力を閣議決定

早起きしてドイツ戦を見た。
強敵ドイツを相手に日本代表チ−ムはすばらしい試合をした。90分間がこれほど短く感じたことはない。ワールドカップが楽しみだ。
それに比べて、コイズミ内閣の卑屈さはどうだろう。30日の閣議で「小さな政府」は米軍再編成に協力することをきめた。これがパペット内閣の正体だ。またしても、沖縄住民の強い反対は無視された。普天間基地機能の一部がキャンプ・シュワブの沿岸部、辺野古に移転、強化拡充されようとしている。沖縄の人々とともに実施を許さないたたかいを高めなければならない。
おまけに、このパペット内閣は3兆円以上の税金をブッシュ米大統領に献上することもきめた。密約ではない。その一方で、再編費用の一部を高齢者の医療費からまかなう法案を委員会で強行採決、今国会で成立させようとしている。誰のための政府なのか。私たちの生活と安全を犠牲にするコイズミ・パペット政権は許せない。同好会(注)/キャンプ・シュワブの名は日本軍と勇敢に闘った兵士の名を記念して付けられた。
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by daisukepro | 2006-05-31 09:19 | 政治

チャベスの訪英

今週のクイズな人
市井の人ではないが、皆さんご存知のユーゴー・チャベス大統領(ベネゼラ)です。c0013092_3221322.jpg
ウインで開かれたヨーロッパ・ラテンアメリカサミットに出席、ついでに5月14日、イギリスを訪問したが、ブレア首相との会談はなかった。その代わり大統領はケンブリッジロンドン市長と会談、イギリスのイラク戦争協力を激しく非難した。ベネゼラでは野菜売りのおばさんも憲法の小冊子を携帯している。ベネゼラの革命、反革命の嵐の中で、中産階級のご婦人が「あの人たちは何もしない。私たちがココまできたのは努力したからなのよ」という叫び声が耳に残る。サクセスストーリー、自由競争、自己責任、努力すれば報われるなど勝者の論理が世界中を走っている。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/4769387.stm
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by daisukepro | 2006-05-29 03:22 | クイズな人

「第三帝国の恐怖と貧困」、国民投票がやってくる

取材が重なりご無沙汰しました。申し訳ない
インドネシアの農民代表が来日しているが、大手マスコミは見向きもしない。
インドネシアの食糧事情、農水産事情はWTOのお陰て惨憺たる状況だ。代表は「この地球上でWTOとは共存できない」と強い語調で訴えた。餓死者が出ているのだ。インドネシアのジャワ島で地震が発生し3000人以上の死者が出ているとテレビが報道している。

ココまで書いていると犬が吠えるので、庭先にでてみる。
今年の春先、庭のモチの木にカラスが巣を作った。ひなが孵り、巣立ちを急ぐ親に巣から突き落とされ、カラスの子は死んだ。死骸を狙って野良猫たちがよってくる。それをカラスの親が騒ぎ立てて追い払おうとする。
巣の卵を狙って蛇が忍び寄る。そのヘビをカラスが捕獲して飛び立ったが、失敗して蛇は地上に落ちた。そして、茂みに逃げ込み九死に一生を得た。この小さな庭の数分間で弱肉強食のドラマが展開されている。

さて、この間、国会では教育基本法、共謀罪、国民投票案、医療改悪などの憲法改正を先取りした悪法がドミノチップのようにならんで出番を待っている。ひとつ通せば、法律の整合性で憲法改正まで一路溝が掘られることになる。それだけではない、すでに一部地方では警察の取り締まりを強化する通達などが出ている。愛国心の度合いを査定する通信簿がある。駐車違反を取り締まる民間会社は今後、運転席を離れたら理由とは関係なく罰金を科すことができると説明している。子どもを襲う殺人鬼が横行すると町中に監視カメラが設置される。公務員がビラを戸別に配布しただけで逮捕、告訴される。これらの現象を軽視してはならない。近未来の窒息社会が想像できるからだ。
人々は沈黙して、窒息するまで息を詰めて暮らすことになりかねない。
自立、自己責任、受益者負担、公平な税負担などの言葉が踊るが、その内容はすべて弱者切り捨ての論理で満ちている。都心のホームレス群は荒川の土手に追いやられ列をなして青テントで暮らしている。生存権を保証された憲法の下でココまで落ちた人々に自立の道は閉ざされている。
国を愛せと強制する国民にコイズミ政権は落ちたカラスの子のように自己責任だから死ねと云うのか。

ブレヒトの「第三帝国の恐怖と貧困」という作品を思い出す。国民投票が近づく足音にドイツ国民がいかにおびえたか。「スパイ」というエピソードでは息子の帰宅におびえる両親を描いている。息子はヒットラーの青年隊に所属している。うっかりした発言をすると息子に密告されるからだ 。「白墨の十字」では秘密警察がユダヤと判断した人の背中に白墨で目印の十字を書くのだ。「第三帝国の恐怖と貧困」はナチス政権下でドイツ国民がいかに恐怖で沈黙したかを描いた古典である。他人事ではない。ファッシズムの足音がすぐそこまできている。我が庭にバラは咲かない。
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by daisukepro | 2006-05-28 18:35 | 文化

ネパール・カトマンズ

今週のクイズな人は先週のクイズな人なりました。

先週のクイズな人はネパールからです。写真の青年はランジャン・バラル(24歳、技術者)さんです。
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ついにギャネンドラ国王が議会解散を撤回したため、ネパール紛争は平静を取り戻したかに見える。しかし、民主革命の嵐は王権制度廃止を求めてこれからも続く。
ランジャンさんは冷静に語ります。c0013092_5105254.jpg
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「4月26日、国王の撤回声明が出されるやいなや、人々は街に飛び出し、夜遅くまで勝利を祝った。一夜明けて、生活は日常に戻り、多くの人々は仕事についた。僕はこの国の未来を楽観している。民衆の声を聞くことが政府の責任だ。こんどの議会がそれを実行してくれると確信している」
c0013092_5102528.jpg写真はギャネンドラ国王と4月8日のカトマンズ(http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/south_asia/4892424.stm)
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by daisukepro | 2006-05-14 05:14 | クイズな人

続「小さな政府、民営化の正体」—帝国日本の恐怖と貧困

続「小さな政府、民営化の正体」—コイズミ帝国の恐怖と貧困
マニラで撮影をする場合、行政の許可がいるのは日本と同じだ。しかし、マルコス夫人が経営するデパートなどの表で撮影しようものなら行政の許可があってもたちまち私兵に阻止される。銃口を向けられれば黙って退散するしかない。このような私兵が警護する私有地はマニラの都心にいくつもある。
さて、日本の民営化の話だが都営の公園を統括する財団法人東京都公園協会の役員名簿を見て驚いた。以下ご覧下さい。
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[財団法人東京都公園協会(平成17年7月16日)]
1 理事長山下 保博元東京都建設局長
2 常務理事磯邊 武一元東京都建設局用地部長
3 常務理事住吉 _男前東京都建設局公園緑地部長
4 理事石塚 輝雄板橋区長(特別区長会推薦)
5 理事田邊 昇學(社)日本公園緑地協会会長
6 理事鎌形 満征(財)特別区協議会常務理事
7 理事井手 久登東京大学名誉教授
8 理事里中 満智子漫画家
9 理事松川 淳子(株)生活構造研究所代表取締役会長
10 理事平野 啓子語り部・テレビキャスター
11 理事田代 順孝千葉大学教授
12 理事玉井 信行金沢大学教授
13 理事伊藤 精美東京都建設局参事(公園計画担当)
14 監事毛島  武元東京都建設局理事
15 監事矢口 貴行東京都建設局総務部長
16 監事野村 孝雄東京都建設局河川部長
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役員名簿に大学教授、学者、漫画家の名がある。役人は著名人がお好きなのか。これはどの天下り公共施設(ホール、劇場、美術館、博物館など)でも人選は共通している。いくら何でも元、前局長、課長ばかりではタックスペイヤーに具合が悪い。そこで、役員手当を払えば喜んで引き受けてくれるタレントや作家に白羽の矢を立てる。彼らの悪事に毒にも薬にもならないからだ。足立区の第三セクター経営のホールでは役員に名を連ねた舞台美術家の出版記念会に数百万円を出して問題になった。企画打ち合せという名目で著名俳優を招き料亭で宴会を開くことなど平気でやる。こうして、区民税が消えていく。
地方文化施設だけの問題ではない。恐怖の帝国日本には国交省、社保庁、厚労省など公益法人、財団法人などの冠がついたなんとか協会がゴマンと存在し、天下り役人が役員を務め、実際の業務は派遣会社やシルバーセンターから集め、低賃金で働かす。何もしない、ただいるだけ。天下り役人が事業収入からピンハネして自分たちの高額な人件費をとる。この仕組みが日本全国に網の目のように張り巡らされているのだ。高速道路の下の駐車場などは悪の温床、甘い汁の匂いを闇の組織団体が嗅ぎ付けてよってくる。
公園の話にもどそう。
c0013092_11182061.jpg荒川の堤防にたつと柔らかい春の風が吹き、一面に白詰め草が花を咲かせている。傾斜のある地形を巧みに利用して堤防は整備されている。ダルマ船が行き交う。カモメが欄干で羽を休めている。遊歩道には柳が植えられ、植木職人がはしごをかけて剪定をしている。南北に鉄橋がかかり、高層ビルが見える。対岸には団地が立ち並び、その上を高速道路の高架が上下に走り、車列が流れている。近来、どこにでもあるリバーサイド風景だ。しかし、対岸をよく見ると都心から追い出されたホームレスのブルーシートが並んでいるが遠景なので撮影の邪魔にはならない。やがてスタッフが到着して、撮影準備を始めると人の良さそうな初老の男が近づいてきた。「撮影ですか」「???」「許可ありますか」「えーーここ土手でしょう。許可がいるのですか」「ココは公園です。4月から東京都の公園です」「知らなかったなあ」「許可がないと撮影できませんよ。許可を得て、料金を払ってからでないと撮影できません。」「一時間9000円ですか?」「東京都の公園はどこでも同じで、9420円です」「本当ですか???」「今日申請しても直ぐに許可はおりません」ここで、男の表情が一変する。「ここまではいいですが、これから撮影を続けるなら話は別です」改めて男を見ると監視員でもなさそうだ。何と男は先ほど柳を剪定していた職人ではないか。「あなたは撮影している人がいたら、そう言えと誰かに言われているの」「・・・・・・」(男はうなずく)
「荒川土手はすべて東京都の公園なの。橋を背景に撮影したいのだけど、場所を変えるにしても弱ったな」
「あそこから先は東京都じゃないよ」職人が指差す方を見ると同じような土手が続いている。幸いなことに私たちは東京都公園の境界線で撮影しようとしていたのだ。我がチームは5メートル場所移動して無事撮影を終了した。
財団法人東京都公園協会が場所代をせしめる考え方はテキ屋とおなじ発想だ。しかし、許認可(企画書、撮影内容などを事前に提出して審査を受けなければならない)と料金制度は協会が勝手に定めたものだ。これを無視して撮影する不心得者を監視するのは監視員だけではない。東京都の公園にはいたるところに監視の眼が光っている。恐ろしい監視国家、たれ込み国家、帝国日本の恐怖の始まりをかいま見た気がする。マニラの恐怖が重なってくるのだ。
あらためて歩道を行き交う自転車を見ると、自転車を押して横断歩道を渡る人はいない。もの影に潜んだ監視員によって、6月からは罰金をとられることになる。皆さん、くれぐれも注意しましょう。
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by daisukepro | 2006-05-13 10:38 | 文化

小さな政府、民営化の正体

小さな政府、民営化の正体
6月から駐車違反の取り締まりが民営化する。交通巡査は削減されるが、この会社は違反金を取り立てることで利益を上げる会社なのでトラブルの種は尽きない。当然、この会社の社員の生活費は駐車違反者が違反金を払って、払うことになる。

映画やテレビドラマの撮影のために公園や公営施設などを使用する。当然、使用料を払わなければならない。都内の公園は従来、一日約9000円だったと思うが、代々木公園に申請に行くと、いつの間にか一時間9420円、まるで新幹線なみの値段だ。ほかの公立公園でも答えはまったく同じであった。許可を申請する公園の管理事務所は個別にあるが、財団法人東京都公園管理協会なる団体があり統括している。役員を調べるまでもなく天下りだろう。大阪では制作目的によって使用料に幅を持たせているが石原都政では一律である。自主制作映画するプロダクションには打撃となる。
横浜の港湾は映画撮影に便利なところだった。海あり、運河あり、倉庫街ありで、場所をかえて様々な場面が撮影できる。従来は港湾局で許可を取ればどこでも低料金で撮影できた。ところが4月から使用料は一日6万円だという。しかも場所毎に民営化された管理会社が分割運営され、場所を変えるたびに基本料6万円を支払うことになった。
許認可を担当する役人の仕事は減ったが、その分天下り役人や従業員の人件費は下々の利用者が割高で払う。

お台場の催事場前で宣伝チラシの配布を行ったが、たちまち民間委託会社の警備員に取り囲まれた。「許可なく配布は出来ない。話の分かる人なら単純なことで、許可があればいい」という。警備員の話ではこの地域全体を警備しているのではなく区域毎に分割されている。このまま推移すると大規模開発地帯は警備員の巣となる。現代的デザインにはなったが、人間風味のない無機質でSFチックな光景ばかりとなる。タイルばりの大地をたたけばたちまち警備員が湧き出てくる。これが、小さな政府、民営化の正体である。やがて、全国各地で開発された保養所やテーマーパークと同じ運命をたどり、廃墟と化すだろう。
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by daisukepro | 2006-05-11 11:04 | 文化