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サヨナラ、丹波哲郎

サヨナラ、丹波哲郎

丹波哲郎の通夜、無宗教者の葬儀なので読経の声や線香の匂いはない。青山斎場内の菊の匂いにむせ返る。祭壇は大霊界の風景の中に棺と写真がアレンジされている。3分間黙祷を捧げ、突如、Gメン75のテーマソングが流れた。
別れの挨拶は山田洋次、瀬川昌治監督、どこかの社長、女優の坂口良子、そして童謡月の砂漠をBG曲に献花が始まる。
c0013092_23114397.jpg帰路の地下鉄の中で会葬お礼の封書を何気なく開くと手招きする丹波さんのサイン入りのポートレートが入っていた。「一足先に旅立つよ。みんなむこうで待ってるぞ。じゃあな!」
勿論、むこうとは天国や地獄ではなく大霊界、丹波さん云うところの反物質の世界である。悲しみはなく、まだ生きているような気がする。
「みんないなくなっちゃってーー」薄暗い回廊の片隅で丹波さんの麻雀仲間が消え入るように立っていた。握手の温もりから悲しみがしみてくる。
サヨナラ、丹波哲郎。手招きはやめてくれーーーーーー!
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by daisukepro | 2006-09-29 23:20 | サヨナラ

沖縄 辺野古新基地建設反対「資産は仲間」

あの美しい沖縄辺野古でまた事件が発生しました。
沖縄タイムスの記事によると
「頼む。この現状をみんなに知らせて!」。米軍普天間飛行場移設問題で初の逮捕者が出た。二十五日午前、警察車両で連行される平和市民連絡会の平良夏芽牧師(44)は、顔や手から血を流しながら叫んだ。名護市キャンプ・シュワブ内の文化財調査で、同市教育委員会調査団の車両を止めようとした牧師は公務執行妨害で逮捕された。この日集まった反対派メンバー約二十人のうち数人が調査団の車の前に身を投げ出すなど必死に止めようとしたが、倍近い人数がいる警察に次々と排除された。現場は怒号と悲鳴が入り交じり、騒然となった。

 午前十時、名護市教育委員会文化課のワゴン車がキャンプ・シュワブ第一ゲートに到着すると、反対派市民らが話し合いを持つため、車を止めようとした。だが、これまでとは違い、職員が乗った車の窓は閉じられたまま。警察が反対派を制する中、職員らは緊張した面持ちで基地内に入ろうとした。
c0013092_16135950.jpg  反対派住民らは車の前に身を投げ出したり、ゲート入り口の路上に座り込んだりして抵抗。警察官らが住民らの手足を抱え、力ずくで排除すると、「痛い」「止めて」などの怒声や悲鳴が響いた。
車の下にもぐりこんだ平良牧師は顔などを負傷。公務執行妨害の現行犯で警察に連行された。—沖縄タイムス

基地建設のための調査であることが明らかなのに
基地内文化財調査という名目で偽装してまで、住民の反対を無視して事前調査を強行しようとする。政府の強権的態度が目立ちます。
以下、平良さんの留置場からの最新メッセージです。

資産は仲間!
『檻の中にいると、自分が犯罪者のように思えてきます。
外の情報がほとんどはいらず、自分が孤立してしまっているのではないかという不安 が、心に広がってきます。
「外の仲間を信じろ」と自分に言い聞かせていましたが、不安は払拭できていません でした。弁護士を通じて多くの皆さんのメッセージを読ませていただきました。
お腹はすいていますが、心は満たされています。
取調べの中でほとんど黙秘していますが、「資産は?」と聞かれた時に、「仲間達で す」と答えたことは間違いではありませんでした。
最後の最後まで共に闘っていきましょう。
平良は元気です。
そして幸せです』

平良夏芽

追伸;本日、午後1時すぎ、平良さん釈放の知らせが届いた。
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by daisukepro | 2006-09-27 16:09 | マスコミ

パキスタン「ムシャラク大統領とムフタールマイサン」

今週のクイズな人はパキスタンからです。

パキスタンのムシャラク大統領は2001年に「米国に協力しなければ空爆される覚悟をしろ。石器時代にもどる覚悟もしておけ」とアムステージに脅かされていたことをCBSのインタビューで明らかにしたそうです。彼は日本人記者のインタビューには愛想を振りまくのですが、モンスター的容貌から受ける印象とはかけ離れたものでした。映画のキャスティングとしてはこの台詞を演じた方がぴったりですね。最も、日本が軍費調達を拒否したらドスの利いた台詞が出たかもしれないな。
さて、クイズな人の名はムフタールマイサンです。彼女はパキスタンの無名な村人の一人でした。c0013092_04456.jpg彼女は近隣の村の長たちの命令で男たちに輪姦されたのです。彼女は泣き寝入りせず、彼らを告訴しました。しかし、法廷では男たちは彼女を逆に攻撃しました。国際人権保護団体がこの問題をとりあげ、国際的な支援が広がり、彼女は逆転有罪を勝ち取りました。彼女はTVに登場して世界的に知られるようになりました。(日本ではあまり知られていない)彼女は英語を書いたり話したりできませんが、BBCの記者が翻訳して、ブログを書いて世界中の人々に勇気と希望を発信しています。彼女は現在南パンジャブ地方に住み、彼女は解決金で小さな学校を建てたそうです。
ムシャラク大統領の発言は勇気ある発言だと思います。ともかく、アメリカの力による軍事外交のほころびがチラホラ見えてきたようです。
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by daisukepro | 2006-09-24 00:05 | クイズな人

国旗国歌:「強制は違憲」判決 


「人間として国旗国歌に敬意を表すると云うのは法律以前の問題じゃないですかね」
コイズミさんはぶる下がり会見で涼しい顔でこう答えた。
反語として「国旗国歌に敬意を払わない奴は人間じゃない。」さらに突っ込むと「そんなやつは殺せ、ゴキブリなんだから」と聞こえる。
もう少し大衆的になると「そんなに国旗国家が嫌いなら、日本から出て行きゃいいんだ。国民であらざるもの、非国民は外国へ行け」という。冠婚葬祭は世間に従う。キリスト教あり創価学会あり、神前あり仏教ありだ。オリンピックやワールドカップでは敬意を払って起立する。活躍したアスリートに敬意を表するからだ。難波孝一裁判長は「強制は違法、違憲」と判断し、起立や斉唱の義務がないことを確認したうえ、一人当たり3万円の慰謝料の支払いを命じる粋な判決を言い渡した(毎日新聞)という。裁判は「強制が違憲か」どうかが争われたのであって、国旗国家に敬意を表するかどうかが争われたのではない。
どうせ、石原都知事は上告するだろうが、教育基本法の改悪で美しい日本を作りたい「げげげの晋三」は出ばなをくじかれただろう。常識ある裁判官がまだこの日本にいましたね
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by daisukepro | 2006-09-21 23:41 | 裁判

「子どもたちの911美術展」ニューヨーク

今週のクイズな人はニューヨークからです。

5年前の911テロ攻撃から世界は大きく変わった。テロ戦争と呼ばれる終わりのない
戦時体制が市民生活を腐敗させる。それだけでなく、子どもの心の中に深い影をおとす。
繪の人物はご存知オサマです。この繪を描いたアニー・マーク(17歳)は繪の題名を「オサマのおもちゃ」と付けました。貿易センタービルを手慰みにしているオサマビンラディンの風刺画です。アメリカでは学齢期に達した子どもたちの5〜9%が注意力障害—Attention Deficit/Hyperactivity Disorder((DHD)が発症するという。これらの児童の治療をしているニューク児童研究所が「世界が変わった日」911子どもたちの芸術展を開いた。マークの繪は出品された作品のひとつです。
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by daisukepro | 2006-09-17 00:01 | クイズな人

アメリカ映画「ワグザドッグ」と情報操作の手口

アメリカ映画「ワグザドッグ」

1997年作のアメリカ映画に「WAG THE DOG」というコメディがあった。タイトルのWAG THE DOGは本末転倒のことだろうか。c0013092_055383.jpg
ロバート・デニーロとダスティ・ホフマンが共演している割にはそれほど傑作ではない。しかし、テロ戦争時代のいま、この映画はすこぶる面白い。どこの映画館でも上映していないからレンタル店で借りてくるしか手段がない。「DVDはないの。あ、そう」、「日本語吹き替えと字幕入りがありますがどちらにしますか」とバイトの女性。画像の劣化したVHSの画面で鑑賞するのは、ジャンクフード店の食事のようだ。味もグルメもあるものか。
「犬がなぜ尻尾をふるか、知てるかい?」「尻尾の方が犬より賢ければ、尻尾が犬を振るさ」(If the tail were smarter, the tail would wag the dog. )
映画はこのスーパーがながれて幕が上がる。申し訳ない、これから先は筋書きがないと話しが分からなくなるので、ちょっとだけ掟破りを致します。以下おおざっぱな筋書きです
一言でバラすとこの映画は「大統領のスキャンダルをもみ消すために、戦争をでっち上げる」って話なのだ。
風刺劇の発端はホワイトハウス内で大統領が見学に訪れたガールスカウトの少女を個室に連れ込むというスキャンダルが発覚するところからである。(クリントンの場合は不正常な行為があったことを認めた)大統領再選まで10日しかない。これが報道されると再選はない。事件のもみ消し屋としてデニーロが呼ばれる。この事件を隠蔽するために彼は途方もないことを考えた。スキャンダルを隠すには、もっと大事件をでっち上げて国民の目をそらすしかない。そこで彼は戦争をでっち上げるのだ。戦争どころか緊張関係もまったくナッシングなのだ。アメリカでは知られていないアルマニアという小国との間で軍事的緊張関係が高まっているというニセの情報をリークするのである。ダスティ・ホフマンが演じるハリウッドの映画プロデューサ−が呼ばれ、映画技術を使って撮影したニセの映像を流す。(湾岸戦争で重油まみれの海鳥、硫黄島の星条旗を建てる米軍兵士などの画像はやらせだった。リークする側はそのとき信じさせればいい。この映画では再選が決まるまでの10日、ガセがもてばいいのだ。彼らはその後、戦争が終わったことにすれば問題ないと考えている)マスコミはこの偽リークに飛びついた。大統領のスキャンダルは小さな事件だ。アメリカの国境に核爆弾を持ったテロリストがいるという情報が流れる。世界の警察として大統領は直ちに特殊部隊を編成して軍隊の派遣を決定した。大統領の支持率は80%に急上昇する。(これも911のシナリオに酷似している)しかし、CIAとFBIは独自の調査をおこなって、この事実がないことを掴む。ダスティは拉致され事情聴取を受けるが、彼の弁明がまた面白い。
「今までのように衛星からの調査では分からない戦争もあるのだ。これはテロ戦争なんだ」と主張してCIAの妥協を引き出す。911でテロ戦争が始まったのはこの映画の公開から4年後のことである。
これは、風刺映画だが情報操作の手口と考え方はブッシュ政権と酷似してませんか。ビートたけし風に言えばミスリードされないようにしないと、「大変なことになりますよ」。安倍政権では情報機関(情報機関は謀略機関というもうひとつ別の顔を持つ)を強化するらしい。隣国間の緊張関係は政治的な意図で作り出されるものです。ロンドンのテロ未遂事件も冷静に考えてみたら別な顔が浮かぶかもしれない。騙されないようにしよう。
「尻尾の方が犬より賢ければ、尻尾が犬を振る」
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by daisukepro | 2006-09-14 00:57 | 映画

アメリカ映画「ユナイテッド93」と情報操作

アメリカ映画「ユナイテッド93」と情報操作

この映画の製作意図は明確。旅客機ハイジャックテロに遭遇した時の恐怖を観客に追体験させ、忘れかけているテロの恐怖を思い起こさせる。そして、指定航路をはずれた旅客機は直ちに撃ち落とさないと空の安全は守れない。「いつかはこんなめにあいますよ。大変なことになりますよ、いいですか!」という完全プロパガンダ映画、ブッシュ大統領賞、FBI推薦映画である。
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その線では良く出来ている。臨場感もたっぷり楽しめる。本当にあったことのように見えてくる。しかし、機内の出来事は真実だろうか、だれも観たものはいない。全員死亡したのだから。なぜかボイスレコーダーから3分間が消えている。そこにはFBIに都合の悪い音声が入っていたのだろうか。スクランブルをかけた戦闘機ははるか離れた別の空を飛んでいたというナレーションをラストにわざわざ入れているが事実だろうか?戦闘機が93便の至近距離に飛来したのを目撃したという証言もあるそうだ。まさか、空の安全は航路をはぐれた航空機を撃ち落とさないと安全は守れないとでも云うつもりだろうか。ハイジャック犯はFBIが公表した写真に似せて配役されているが、写真の人物が生きているという証言もある。創作劇ならともかく、事実らしく見せているが入り口と出口は本物で中身はまったくの造り話かもしれない。
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映画にだまされるのはいいが世論をミスリードするために真実をゆがめるだけの映画は鑑賞する価値がない。映画「ワールドトレードセンター」の試写会にはアメリカから奇跡的に救出された消防士が来日した。「テロを傍観するな、テロと闘うために立ち上がろう」とへたなアジをやったので、この映画がなぜ作られ、いま、アメリカや世界中で上映されるのか、ハッキリした。会場は一瞬、我に返ってしらけ鳥がとんだ。(小松政夫のギャグで古いかな)
近頃、この種類の映画が多すぎると思いませんか。この映画に賛辞を送っているジャーナリストは勉強不足のように思える。お金を払ってブッシュの宣伝映画をみたとなると「くそったれ!」である。プロパガンダ映画を知るための教科書にはなる。その意味で「発見の同好会」は推薦する。(写真上はディスカバリーチャンネルで911を記念して放送された番組のタイトル)
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by daisukepro | 2006-09-13 00:08 | 映画

洗脳映像「NYテロ5年目の真実」の真実


TBSの特番「NYテロ5年目の真実」は予測した通りの番組でした。
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事件を時系列的に追うだけでは真実のカケらもつかめない。事件現場にひざまずき「決意を新たにする日。あの日の教訓を決して忘れない」と誓うブッシュ大統領とかわらない。戦争は冷戦時代のように続くだけだ。冷戦には崩壊する壁があったが、対テロ戦争には壁もなければイデオロギーもない。報復の連鎖しかない。911テロはなぜ起こったか。誰がどのように計画して、実行したか。その後、何があったか。日本では何が起こったか。かつて、BBCクルーはぎりぎりまで「ケネディー暗殺の真相」に迫った。報道の理念を持たない番組は洗脳映像の垂れ流しのそしりを受けるだろう。スタッフの皆さん、どん欲な好奇心ぐらい持ったらいかがですか。ブッシュ大統領が平和の使徒に見えますか。プロパガンダに専念した大作ハリウッド映画と同じだ。 残念!
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by daisukepro | 2006-09-12 00:02 | マスコミ

911NY同時テロとマスコミ報道

911NY同時テロとマスコミ報道

5年前の9月11日、アメリカNYのツインビルが航空機を使ったテロ攻撃を受け、3000人の命が奪われるという歴史的事件が起こった。事件は世界中にリアルタイムで配信され、アルカーイダが犯行声明を出した。
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ブッシュ大統領は「国際的テロからアメリカ国民を守らなければならない。テロ攻撃をしたのは国際テロ組織アルカーイダである。イラクはアルカーイダを支援している。しかも、大量破壊兵器を隠し持っている。従って、フセイン政権を打倒しなければテロは防げない。だから、イラクに先制攻撃をするのだ」という三段論法で正当性を主張して、イラクに先制攻撃を実行した。
コイズミ政権はいち早くこのアメリカの主張を支持して、イラクに自衛隊を派遣した。
ところが、イラク占領後、イラク全土を捜索しても大量兵器は発見されなかった。
さらに、独立調査委員会(911同時多発テロ事件を未然に防げなかった経緯を調査している
)は「同テロ事件に あたって、国際テロ組織アルカイダとイラクのフセイン政権(当時)との 間の協力関係を示す信頼できる証拠はない」と結論づけている。これで、ブッシュ政権がイラクを先制攻撃する根拠は二つとも完全に失当した。しかし、フセイン政権打倒のみを目的としたブッシュにとって、これはどうでもいいことだ。目的のフセイン政権を打倒できたのだから。ブッシュも委員会の最終報告を否定せず、あっさりと認めた。いまでは、アメリカの世論調査によるとブッシュ不支持は60%を超えた。ところが、この戦争を支持し、支援したコイズミを始め日本政府の責任者からは今までなんのコメントも反省もない。マスコミの追及する姿勢も曖昧だ。いまでもアメリカ軍のイラク占領は続き、死者数は既に4万人を超えた。
911の陰謀説や真実を決して明らかにしたことがない洗脳的再現映像を垂れ流して、民衆の目をそらすより、いまマスコミがやるべきことはイラク戦争に加担した日本政府の責任追及ではないか。退陣してもコイズミ首相の責任が消えてなくなるものではない。事実は事実だ。弁明なり、説明が聞きたいが、コイズミさんはちゃんと外遊してる。サンデーモーニングの田原さん、退陣が決まっている冬柴と武部さんを追及しても意味がない。コイズミさんの単独インタビュはいかが。
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by daisukepro | 2006-09-11 00:01 | マスコミ

ボビリア、不思議な刑務所「サンペドロ」

今週のクイズな人はボリビアからです。

写真の男性はフレディさん、殺人罪で服役している。
c0013092_23164447.jpg「おれ、フレディーてんだ。人を殺しちまってよ。25年もここにいるぜ。 裁判官はおれのことなんか忘れちまたんだ!」ケチュア族とスペイン語を混ぜこぜで話す。チッチャ(ローカルアルコール飲物)の強烈なにおいがする。
ボリビアの主な都市(ラパス)で最も大きいサンペドロ刑務所、およそ1,500人が収容されている。80%は薬関連の罪、有罪になったのは25%、残りは未決囚です。

厚い壁とセキュリティ門を通り過ぎると、そこが刑務所かと思うような光景が見える。遊んでいる子供たち、市場、露店、レストラン、美容院、ホテルさえある。刑務所よりエルアルト(ラパスの郊外、ボリビアの最も貧しい町)の通りにいるようだ。人々は自由に暮らしているように見える。だが、そこはまぎれもなく刑務所の中なのだ。
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by daisukepro | 2006-09-09 23:18 | クイズな人