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改憲CMをたれ流す「国民投票法案」を通すな!

国民投票法案の小委員会が開かれ、年齢制限を18歳で自民、民主が一致したとNHK夜9時のニュースが報道した。もともと、両党の案は大差がなく、自民は民主案まるのみしても年内に衆議院通過を狙っている。
この法案の恐ろしいところは、テレビCMなどの無料広報は国会の議席配分で行い、有料CMは制限なしと云うところにある。何もしなければ有権者の多数は現状維持に傾斜する傾向があることを彼らは知っている。九条改憲の野望はそう簡単に達成できない。反戦の世論は日本の大地にしっかりと根を下ろしている。世論を改憲に誘導しようとする最後のよりどころはマスコミの活用である。マスコミを利用して危機感を煽るのである。TVで有料改憲CMを制限なく垂れ流すことになれば、財力のある改憲政党が視聴率の高い時間帯を確保し、有権者は改憲CMのシャワーを繰り返し浴びせられることになる。マスコミ従事者は想像力を働かせて、この法案に反対しないと、気付いた時には九条改憲の共犯者になっている。
憲法改正は有権者の50%以上が望むとき、始めて改憲手続きの議論をすべきものだ。内閣総理大臣が任期中に改憲をしたいなどと発言することは憲法違反ではないかと思う。
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by daisukepro | 2006-11-30 22:42 | 憲法

監視社会の足音が聞こえる

あなたは千の目に監視される
NHKのテレビ番組に介入して番組内容を改竄したアベシンゾーが総理大臣なった。最初の仕事が教育基本法の改悪だ。目的はハッキリしている。教育基本法は国家権力が教育への不当な支配介入を許さないことを条文にしているが、改悪はこの歯止めを取り除くことを目的としている。「教育は国民全体に対して直接責任を負って行うべきものである」とする条文を「他の法律の定めるところによって教育を行うべきである」と改竄して国家権力の介入に法的根拠を与えようとするものだ。官製の官許による教育を目途にしている。民主主義とは両立しない。
現行法があるにも関わらず、国旗掲揚、国歌斉唱の強制、教育委員会制度による教師の監視、懲罰人事など、権力は不当な介入を平然とやっている。この教育現場の実体が陰湿な教室を醸成していじめや自殺を増幅しているのではないかと私は思う。改悪法が通過すれば、状態はもっと悪くなるだろう。
さらに、軍事体制になれば軍が教育現場にやってくる。体育会系どころではないのだ。
一時は角を隠していた共謀罪法案がまた持ち出されようとしている。これは謀議をしただけで検挙できることを可能にした法律である。外部からのテロ犯罪を防止するためにつくるのだと云うが、この法律が成立するとどうなるか、謀議を摘発するには盗聴、盗撮、更にはスパイによるおとり捜査、たれ込みの奨励、何でもやり放題なのだ。これも、警察権力の国民生活への介入を容易にする。不信と憎悪にあふれ、恐怖に満ちた社会がやがて形成されて行くだろう。 c0013092_23403593.jpg
ところで、最近町を歩いていると写真にあるような掲示を良く見かけませんか。自宅を出て、出社するまでどれだけの監視カメラの前を通過するだろうか。c0013092_23411428.jpg
いつの間にか、怪しい人はいないかと監視の目になっている自分に気付くことはないだろうか。北朝鮮のミサイル実験、核実験を利用してテロ対策を口実にタレ込み社会の地ならしをやっているのだ。「北朝鮮がせめて来たらどうする」、「核には10倍の核を」などと脅威を煽っていたかと思うと、北朝鮮の軍事力がそれほどないとわかると「アメリカはピンポイント攻撃をやる」、「アメリカが先制攻撃をしたら日本はどうするのか」など目先を替えて危機感を煽る、無節操な政治家たちがいまだにテレビに登場している。アメリカのイラク軍事介入は何だったのか。イラクは民主化どころか、報復の連鎖地獄になっている。
自衛隊はイラク人を殺すこともなく、殺されることもなく、日本は憲法九条によって地獄に落ちず、首の皮一枚を残して守られたではないか。
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by daisukepro | 2006-11-27 00:03 | 憲法

イタリア「性転換して女性になった議員」


今週のクイズな人はイタリアで初の性転換をした議員です。c0013092_20565949.jpg
ルクスーリアさんは40歳です。彼女は元女装の男性であり、著名なゲイの権利向上活動家です。彼は女装をして育ちましたが、これまで性転換はしませんでした。彼は、これまで女性用トイレを使用してきましたが、男性用か女性用のどちらのトイレを使うかがイタリアの議会で議論になりました。中道派は第三のトイレ案を出したほど議論は白熱しました。
彼はこれほどトイレ問題がけんけんがくがく議論になるとは予想していませんでした。彼が性転換して、彼女になることでこの問題の決着がつきました。
彼女は左です。酒飲みではありません。左翼の有力なメンバーとしてゲイの権利向上を目指し、現在も議員活動を続けています。
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by daisukepro | 2006-11-26 20:55 | クイズな人

アメリカ映画「父親たちの星条旗」と金鵄勲章と9、11

アメリカ映画「父親たちの星条旗」(監督クリント・イーストウッド)
アジア大会予選の試合後、記者団の質問にオシム監督は「サッカー選手にヒーローはいない。ヒーローとは死んだ人のことだ。まだ、彼らは生きている」と答えたそうだ。戦渦を経験した人らしい言葉だ。
硫黄島の戦闘を題材にした映画は過去に何本か製作されている。中でも著名な作品は「硫黄島の砂」だ。主演のジョンウエンはアカデミー主演賞を受賞した。上陸戦闘場面の大部分は実際の記録映像を切り貼りして製作された。
海兵隊の鬼軍曹、実は部下の命を大切にする父親のような男である。戦場で兵士が生き残るために鬼軍曹の役を努めているのだ。彼は人間味あふれた軍人である。これがハリウッドプログラムピクチャーの常套手段であった。しかし、これは真っ赤なウソ。ベトナム戦争後、「フルメタルジャケット」が公開された。海兵隊はそんな甘いところではなかった。入隊するとまず、新兵は「お前は何だ。お前なんかオヤジのコンドームが破れて生まれてきたんだ。なんの価値もない」と鬼軍曹に人間性を否定される。気づいた時はもう遅い。上官の命令に絶対服従をたたき込まれる。やがて、殺人マシーンに変身して「殺されてこい」と戦地へ送り込まれるのだ。
「父親たちの星条旗」は硫黄島の上陸作戦に従軍した兵士たちの実話だ。
c0013092_9383067.jpg無謀な上陸作戦によって海兵隊員たちが日本軍の集中砲火を浴びて殺戮される。二百三高地を落とすために突撃しか命令せず多数の死傷者をだした乃木将軍も顔負けだ。しかし、この映画の主題は戦闘場面ではない。戦闘の終幕近く、硫黄島の高台に星条旗を立てた兵士たちがいた。星条旗を立てるその瞬間の写真は世界中に配信された。彼らはヒーローに仕立て上げられる。そして、戦時国債を集めるための広告塔になる。アメリカ国民は彼らを激戦地のヒーローとして熱狂的に歓迎した。しかし、やがて利用価値がなくなると彼らは使い捨てられた。ドラマの基調は反戦に貫かれている。戦争は勝つも負けるもやってはならない。反戦のメッセージが大地にしみ込む血のように伝わる。戦争を知らない世代にぜひ見てもらいたい映画だ。日本軍の側からこの玉砕にせまる第2部が12月に封切られる。いまから、待ち遠しい。
広告塔といえば、思い浮かべることが三つある。「ワールドトレードセンター」の試写に生き残った消防隊員が来日した。彼は「勇気をもってテロとの闘いに立ち上がれ」とブッシュの広告塔を努めていた。こりもせず、権力者は同じ手法を使う。彼が使い捨てられるのも時間の問題だろう。ブッシュはテロ戦争の最大の戦略、イラク戦争が失敗だったことを認めた。
映画「スターリングラード」ではソ連のフルチショフ大統領が有能な狙撃手を広告塔に仕立て上げた。
日本の話では、二百三高地から生還したある兵士に金鵄勲章が授けられた。彼は日本で最初に金鵄勲章を授与された兵士としてヒーローとなる。しかし、やがて彼は世間から忘れられた。そして、生活に困った挙句、勲章を質にいれた。官憲が知ることとなり、国賊として投獄された。ラストシーンは公園で行き倒れた男に雪が降るという長編を友人の脚本家が描いたが、映画化されることはなかった。
もっとも、日本では金鵄勲章には階級別に1から7まで等級があり、兵士は7級であった。
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by daisukepro | 2006-11-20 09:39 | 映画

Google Earth で探検、検索、そして新しい発見を!

Google Earth で探検、検索、そして新しい発見を!

スパイ衛星が発達したお陰だろうか、掘り出しものなソフトができた。
無料でダウンロードできる。だが、30分から1時間は覚悟しなければならない。自宅の住所を入力すると地球上空からピンポイントで検索できる。一、二年前の静止画像だが画面は動く。花壇まで区別できる。庭に出るとつい空を見上げてしまった。世界中のかなりの大都市、観光地は一発検索だ。
これで世界地理の勉強をしたら点数が上がること請け合いだ。教師だったら教材に利用するといい。人気が出るかもしれない。
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フレームだけなら3Dで建物を立体的に見ることも出来る。駐車中の車種まで分かる。ヘリからの空撮気分も味わえる。ただし、世界中にある基地だけはぼかしてある。勿論、北朝鮮のミサイル基地をみようとしても見えない。スパイ衛星からは鮮明にみえているはずだ。モザイクが入りの裸婦と同じで、隠すほどヘアーがみえる。スパイ衛星の使用目的は明白だ。頭上をこのようなスパイ衛星がうようよ飛んでいる時代だ。ここまでくると、核戦争ならずとも、戦争の価値観が変わる。恐ろしい時代になったものだ。日本国憲法九条が光り輝く。地球上の戦争廃絶しかない。頭上の偵察衛星を撃ち落とすか、ゲームに平和利用するしかない。では、早速「Google Earth」 をダウンロード して遊んでみよう。

http://earth.google.co.jp/downloads.html
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by daisukepro | 2006-11-15 01:11 | 自由市場

カポーティはなぜ「冷血」を書いたか

アメリカ映画「カポーティ」

情景が効果的にインサートされる映画、クローズアップが適切に配置される映画は楽しめる。惨劇のあったカンザス州の農家、刑務所のロングショットが映画の二重構造にリアリティをあたえる。本当のところ、凍てつくアメリカの農村風景とカポーティを演じる俳優のふてぶてしく、それでいて悲しげな表情だけが印象に残る映画だ。
「冷血」の作者、T・カポーティと殺人犯との奇妙な関係を題材にした映画、監督はベネット・ミラー、2作目である。ドキュメンタリー的手法でまとめた。小説「冷血」は殺人犯がカンザス州の農家を襲いどのように家族4人を殺したかを徹底的に追及して、世界中で読まれた。代表作であると同時にこのジャンル、ノンフィクション・ノベルスの古典となった。しかし、作家の人物像についてのうわさはいつの間にかメデアから消えた。映画はカポーティという人物に焦点を定めている。彼は「冷血」を何故書いたか。
c0013092_20353754.jpgカポーティは殺人犯と自己との関係を「彼はそんなに特別じゃない。例えて云えば彼と私は同じ家に育ったが、ある日、彼は裏口から家を出て行き、私は表玄関から出た」と語っている。
映画がそこを見せてくれたかどうか、はっきりとしない。個性俳優(シーモ・アホフマン)の卓越した演技がすべてを隠してしまったかのように思える。
カポーティが「冷血」の映画化にあったって、監督に付けた条件は現地での撮影と俳優の顔を持たない俳優の起用であった。そっくりな俳優が選ばれた。
しかし、彼は中里介山(大菩薩峠の撮影を現地ロケでやれと要求した)とは違って、映画と云うものを知っていた。というより、ラシュ試写が終わって時間と場所と登場人物がすべて時系列では描けないことを彼は悟らされた。また、彼は「ティファーニーで朝食を」はヘップバーンでなくマリリンモンローの方がよかったとも言った。
カポーティは何を書くかではなく、どう書くかという作家である。リアリズムを徹底的に追及することによって不条理を乗り越えるのだ。
彼は日本の文化にも少年の頃から深い興味を抱いていた。歌舞伎の造形美や羅生門を見て、黒沢明監督の映画手法にも日本文化の本質を洞察していた。「明晰なるもの、露骨なるものへの恐れが完璧な様式美を歴史的に集積させた」と語っている。
映画には印象的な人物が多数登場する。中でもカポーティに敵意を持つ地方紙の編集長が印象に残った。(他の職業であったか記憶が定かでない)
その男は、私たちが忘れたい、忘れさせなければいけない事件をなぜカポーティが掘り起こさなければならないかと考えている。なので、彼はカポーティを疑っている。
最近、猟奇的犯罪がヨーロパ並みに多発している「美しい国日本?」の現実を思うとき、
映画「カポーティ」は必見、考えさせられる映画に出会えることはまれだから。
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by daisukepro | 2006-11-14 20:39 | 映画

韓国の掘り出し風刺画

韓国の風刺画を紹介します
ストレートを投げています。
日本の政治風刺画が面白くないのは何故だろう。c0013092_10104946.jpg

ブッシュ、金正日「また始めてみるか」

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右向け右(下)
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by daisukepro | 2006-11-13 10:24 | 自由市場

西山太吉国賠訴訟裁判傍聴記と非核三原則

西山太吉国賠訴訟裁判傍聴記

非核三原則の解体をもくろむ「アベシン」閣僚の発言が続く。
一昨日7日、東京地裁277号法廷で西山さん本人の弁論があった。
傍聴席は49、100人あまりが列を作った。報道関係から動員されたバイトが30人ほど並んだ。私の整理券番号は009、抽選は割り箸でなくコンピューターで行われた。私は二人目に選ばれた。顔見知りをふくめて、席の8割はマスコミ関係者だった。冒頭2分間、ビデオカメラの撮影が許可された。
弁論に許された時間は40分、反対尋問に20分が予定されていた。
西山さんは熱弁を振るった。権力の犯罪とそれに追従したマスコミを激しく糾弾した。沖縄返還交渉でアメリカ側と取り交わした口約束を日本側は隠蔽してきた。「密約」などなかったというのが日本政府の公式見解だった。しかし交渉の当事者であった吉野文六氏(当時外務省アメリカ局長)が公表されなかった口約束があったことを認めたため、政府側の「密約」はないという根拠は崩れた。2002年、アメリカ側で公文書が公開され、交渉内容が明らかになった。アメリカにとっては「密約」でも何でもなかった。日本側は米軍用地復元費の400万ドルを肩代わりすることなどを口約束していたのだ。事実、沖縄返還で日本側が払った費用は莫大であった。だが、政府はいまだに情報公開をしぶり、事実を否定しつづけている。西山さんは国民の知る権利を守るというジャーナリストとして当然のことをやっただけなのに、職を失い、社会から抹殺されるような扱いを受け、生涯を棒に振る目に遭わなければならなかった。こんな不条理があっていいものか、これが西山さんの心の叫びなのだ。卑劣なことに被告代理人は反対尋問をいっさいしなかった。次回、原告側が論告書を提出することになり、裁判長は口頭弁論を結びとしたいという。早く、幕引きをしたいという裁判所の意向が透けて見える。
この公判でもうひとつ別の重要な口約束があったことを西山さんは言及した。
メモなしなので正確ではないが、「核抜き本土並み返還」といわれた「核抜き」は返還時のことであり、非常時にアメリカが核を持ち込むことを日本側は口約束していたと西山さんは証言した。政府は隠している。もし、これが事実だとすると沖縄返還による功績によって、佐藤栄作が得た国際的栄誉、ノーベル平和賞は返還しなければならないだろう。政府は国民の目を欺き、非核三原則の空証文を出したと云うことになる。不思議なことに、どうでもいいホリエモンの法廷場面はやたらと登場するが、西山裁判のTV報道は見当たらない。毎日新聞(8日朝刊社会面)で西山裁判を報じていると知人が知らせてくれた。なぜか他の新聞は沈黙、西山裁判を無視しつづけている。西山さんを見殺しにする司法、マスコミの腐食構造は生きている。だから、「核議論をしてなぜ悪い」という理屈で核を持ち込ませようという政府要人が続出する。無理からぬことだと思う。
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by daisukepro | 2006-11-09 09:53 | 裁判

アメリカ映画「ブラックダリア」、恐怖と病根

アメリカ映画「ブラックダリア」

監督:ブライアン・デ・パルマ
1940年のロサンゼルスで胴体を切断された女性の死体が発見された。生前、被害者が黒の衣服を好んで着ていたことから、この事件はブラックダリアと呼ばれた。いまだに迷宮入りのままである。
映画はジェームス・エルロイの原作を脚色している。猟奇趣味のある人には見応えがあるだろう。事件が発生すると人は誰でも、誰が、なぜ、このような残虐な罪を犯したか知りたがる。とても、人間の仕業とは思えないので、おおむね殺人鬼として始末される。
しかし、頻発する日本の猟奇的事件はさらに恐ろしい。捕らえられた加害者はどこにでもいそうな、普通の人のようにみえる。実地検証などに引き回し、憎悪をむき出しにした投げやりな表情を繰り返しTVで流す。世間や社会に対し反抗的な態度をとり、早く俺を殺せという。私には権力やマスコミが好む共通した犯人像を仕立て上げているように思えてならない。
「もしかすると、自分が殺人鬼になったかもしれない」という恐怖と病根は置き去りにされる。
デパルマ監督は映画を猟奇的な関心でまとめている。そのため事件の真相は余計に分からなくなる。エンターテイメントだと云えばそれまでの話だがーーー。
日比谷スカラ座などで全国上映中
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by daisukepro | 2006-11-02 12:54 | 映画