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女性初の下院議長、赤いドレスのリベラル派

今週のクイズな人はナンシー ペロシ(66)さんです。
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女性初の下院議長に就任、カリフォルニア州サンフランシスコ地区選出 当選11回、
ブッシュ政権のイラク政策を鋭く批判し、妊娠中絶反対、銃規制などで民主党を代表するリベラル派。反中国としても知られている。
下院では従軍慰安婦問題で改めて日本政府の公式謝罪要求が提案され、どうやらナンシー議長の元で決議されそうな雲行きになった。フジテレビは山本一太、前原、桜井よし子 稲田朋美のタカ派を「2001」に勢揃いさせ「広義の売春はあったが、強制連行はなかった、客観的事実では確認されていない。韓国との外交交渉で事実ではなかったが認めてしまったものだ。内政干渉だ」などと河野談話の抹殺に躍起となっていた。アメリカの下院議員には通じなかった。
ブッシュのイラク増派計画を拒絶するナンシー議長は真っ赤なドレスがよく似合う。(写真はグレー、残念だが)

追加:イタリア系のバルティモア市長の娘.
ポール・ペローシ氏と結婚し、子ども5人。政治の世界に飛び込んだのは子育てが一段落ついた46歳の時。大統領に一番近い女性と云われているそうだ。
なんと、孫が6人いましたね。
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by daisukepro | 2007-02-25 20:38 | クイズな人

偏見三題(産む機械、キーセンハウス、コミック)

偏見三題(産む機械、キーセンハウス、コミック)

産む機械発言の柳沢大臣が答弁中のアベシンの後ろで大あくびをしている写真を同好会員が送ってきた。その後大臣は委員会常設の失言自動販売機に変身している。
c0013092_1510424.jpg女性についての偏見はアベシンの方が大関格である。アベシンは河野談話を目の敵にして、ことあるごとに談話つぶしに躍起となっている。「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」事務局長時代にアベシンは従軍慰安婦の存在を否定したいあまり、とんでもない発言をしている。
なかでも、ものすごいのが以下の発言だ。「————韓国の社会にはキーセンハウスがあって、そういうことをたくさんの人たちが日常どんどんやっているわけですね。ですからそれはとんでもない行為ではなくて、かなり生活の中に溶け込んでいるのではないかとすら私は思っているんですけれども、————」
韓国の女性がこの発言を聞いたらどう思うだろうか。こんな偏見の持ち主が日本の最高権力者だから、来世までも語りつがれるだろう。
ベルリンの壁崩壊後、冷戦に関する情報がニュースの主役でなくなり、欧米のジャーナルは異文化の紹介に力を入れることになった。タイムスの記者が日本文化を取材したが、電車の中でサラリーマンが露骨な性表現のコミックを読んでいるのをみて、「日本の女性は犯されたがっている」という感想を書いている。偏見については欧米にまさるものはない。これが西の横綱だがアベシンが東の横綱になるのは時間の問題だ。
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by daisukepro | 2007-02-23 15:13 | 文化

石原慎太郎の事前運動とベネチア共和国

石原慎太郎の事前運動とベネチア共和国

東京都の予算は13兆円、インドの国家予算委に匹敵する。都知事は直接選挙で選ばれるから大統領並みの権力が付与される。権力を悪用しようと思えば何でもやれる。それだけに監視は厳しくしなければ独裁者のように振る舞い始める。ベネチア共和国のように都庁宮殿の外での会食は事前許可制にしたらどうか。ベネチアでは国益(国民の利益)に反した首相は容赦なく死刑になったそうだが。詳細は「海の都の物語」(塩野七生)をお読み下さい。
c0013092_1950343.jpgフランスのルペンよりも右だと云われている石原都知事、このところニュース番組にやたら登場したり、東京マラソンのスターターを努めたり、事前運動まがいのことをやっている。イタリアのベルルスコーニー元首相が支配する政党が彼の傘下の民間テレビ局を悪用して政権を取るという事態が生まれたことは良く知られている。しかし、花粉症対策プロジェクトという名目で都営地下鉄のホームなどに貼られている石原ポスターは公費を使った悪質な事前運動ではないか。見方によってはイタリー元首相よりもっと悪質か。都選管は合法だと云っているが、手段を選ばないこうしたベルルスコーニー的なやり方をみても私利私欲のための立候補としか思えない。「東京から日本を変える」などと国と対決する反権力姿勢を売り物にしたキャッチフレーズに都民は一度騙されても三度はない。このポスターの表情からは権力に魂を売った独裁者の内心が透けて見える。皆さん、このポスターをみてやってください。
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by daisukepro | 2007-02-22 19:52 | 政治

南インドの少女写真家

今週のクイズな人は南インドのアントラプラディシュ州からです。
写真の少女はラーニさん、15歳です。
c0013092_16112392.jpg父はコメと綿の農場で働く臨時雇用者なので、子どもたちは働かなければならず、学校へ行く余裕はなかった、父は一日働いて50ルピー(約150円)を稼ぐのがやっとだ。地方開発財団が運営している学校に相談して、事情を話すと、授業料を免除してくれた。いまは、家から2キロ以上離れた学校に毎日、歩いて通っている。
彼女は学校の写真部に所属、インドの地方の生活を撮影して、インターネットから発信している。ラーニさんは将来、写真の技術を活かして自立したいと考えています。彼女が撮影した写真が紹介されていますが、なかなかのできばえです。c0013092_16122765.jpg
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by daisukepro | 2007-02-18 16:10 | クイズな人

日活映画「ユメ十夜」

日活映画「ユメ十夜」

「こんな夢を見た」で始まる夏目漱石の「夢十夜」の映画化、10人の監督でオムニバス形式をとっている。第一話は実相寺監督の遺作になった。不覚にも3分ほどで寝込む。時計の鐘の音で目が覚める。画面は武士と坊主の話になっている。市川監督のようだと思いつつまどろむ。このような不謹慎な鑑賞態度なので作品批評する立場にないが、第二話から眠気が引いたので、ご容赦願いたい。
夏目漱石の短編をヒントに演出家がそれぞれのイメージを競合する。のびのびと勝手にやっているところが結構楽しいものだ。統制がないのはいいが、多少の接着剤があっても、いきなり語り口が転調すると疲れる。テレビの細切れ、ネットやコミックの手法になれた世代には抵抗感がないのだろうか。画面に敏感に反応している。
映画の話とは関係ないが、牛込弁天町に住んでいた夏目漱石は石切橋を渡って音羽の護国寺まで散歩していたらしい。少年の頃、護国寺の境内を抜けて、中学校に通っていた。文豪のせいで、護国寺の仁王像は運慶の作と思い込んでいたことがある。
松尾スズキさんが第六話運慶をミュージカルに仕上げていた。出演者のチームワークがいいのは劇団員が総出演しているためでもある。この劇団の人気があるのが分かる気がする。第三話の地蔵の話は「呪怨」の清水崇監督が良くまとめている。仏教で地蔵は閻魔大王の化身で地獄からの使者(スパイ)と云われている。新世代の監督はスプラッタ志向が強い。ご時世ですかね。シネリーブル池袋はじめ日活系で全国上映中
まだ、間に合います。
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by daisukepro | 2007-02-16 15:41 | 映画

続続続々「石原慎太郎の弁明」ー完全なる遊戯

続続続々「石原慎太郎の弁明」
 石原慎太郎現職知事が日曜朝のテレビ「報道2001」(CX)「サンデープロジェクト」(テレビ朝日)に連続出演、渡世(都政)私物化の弁明を行った。CXはとりあげる気もしないが、「サンプロ」に至っては疑惑にすべて答えますという謳い文句にもかかわらず、田原総一朗の追及が及び腰のため、都知事選挙の事前運動まがいの番組になった。すべて取り上げたらきりがないので、印象に残った2カ所の場面を書き留めておくのも悪くない。ルペンにまさるとも劣らない世界的な国粋主義者の人柄を理解するためには格好の教材になるだろう。
 ジャーナリスト気取りの司会者田原総一朗が政治家石原慎太郎はともかく、魅力的なのは作家石原慎太郎だと切り出す。「処刑の部屋」、「完全な遊戯」などの反モラル的小説はすばらしい」などと歯の浮くような口調で持ち上げる。さすが、石原知事は「発表当時は非難が集中したけど、三島由紀夫と川端さんは評価してくれたな」などと臆面もない。「政治と小説を一緒にされたら困る」といいながら、「ぼくは書きたい小説を7本持っている」などと満更でもなさそうだ。「俺は権威が嫌いだ。今の権威は国である。だから国と闘う」などと国家的権威と闘う男に見せかけようとする。これまで彼のやってきたことをこれほど見せつけられて、なおかつ、こんな欺瞞を信じる都民がいるだろうか。
都知事選で落選されたらこまるといいながら、田原総一朗の狙いとは違った人間、石原慎太郎の正体が会話の間から透けて見えた。(田原は俺がわざと仕掛けたと云うかもしれないが)ゴマすりに弱いワンマン、独裁者に共通した特性を石原知事が持っていることが証明されたようなものだ。たしかに、「完全な遊戯」が批評家の袋だたきに遭っているとき三島由紀夫は石原慎太郎を擁護したが、三島発言はそう単純ではない。
まず、石原慎太郎が「太陽の季節」で芥川賞を受賞して文壇デビューした時には「氏の人柄のタイプは文壇ではずいぶん珍種である」と前置きして「避暑地の良家の子弟の間ではごくふつうのタイプである」と評している。さらに「完全なる遊戯」では「敵役があまり石原氏をボロクソに言ふから、江戸っ子の判官びいきで、ついつい氏の肩を持つやうになるのだが、あれほどボロクソに言はれてなかつたら、却つて私が敵役に回つてゐたかもしれない」と話している。
作品の評価になるとさらに厳しい。
「われわれは文学的に料理された青春しか知らない」が「氏の獨創は、おそらくそういう(湘南あたりにいる良家の子弟の)生の青春を文壇に提供したことであらう。」と書いている。ずいぶん遠回しではあるが、文学とは違うと言っているようにも思えるのだが。(三島由紀夫研究会のメルマガ会報より引用)
 
 もうひとつは交際費問題である。7年間で155回、石原都知事が側近や政治家と高級料亭で税金を使って飲み食いしたお勘定は1615万円、接待相手は誰だかわからない。そのうち航空業界関係者8人、テレビ局プロデュサーら3人との宴会に関して違法という判決がでた。それにも関わらず、石原都知事は謝罪するどころか、控訴して「判決が出れば返還しますよ」と云う態度である。こんな単純な判決が最高裁で無罪になる訳がない。返せばいいでは済まない。違法であれば都民に謝罪したのち、返還して辞職するのが当たり前である。東京都は独裁国家ではない。政治家ならば、この段階で都知事立候補を辞退しなければならない。
 最も傑作なのは、15回分、2億4350万円も乱費した海外出張費の弁明だ。まず、「出張したのは私一人ではない」と同行した職員らに責任を転嫁したまでは愛嬌だが、外出張、海外視察という名の大名観光旅行の実体を知るものにとっては笑いぐさである。さらに、この弁明がふるっている。
「ニューヨークとパリに出張所があったが、経費がかかるので閉鎖した。この措置で年間2億が8年で16億円を削減(都財政に貢献した)、その代わり必要があれば出張することにしたので出張費が増えた(わずか3億円だ、使たって問題ないじゃないの)」というのである。海外出張所閉鎖と石原都知事の海外出張と呼ばれた大名旅行とは何の関係もないのだ。()内は同好会注
 この弁明の仕方はギリシャローマ時代から賄賂を取る役人の弁明とそっくりである。業者が130万円の見積もりを出すと、役人は「そりゃ高い、税金を使うのだから国のために100万にしろ」という。業者は「そりゃ無理だ。せめて110万円でどうですか」と懇願する。そこで役人は「それじゃ120万払ってやろう、そのかわり、お前は110万でいいと言ったのだから10万はおれにもどせ」と言った後で、役人はこう説明する。「俺の働きで国は10万円得をした、お前も俺の裁量で10万得をした。おれは国とお前に貢献したのだから10万円受け取っても問題はない。これで三方一両得だ」。ただし、損をした納税者を除けばの話である。こうして受け取った賄賂で、ローマの役人は優雅な暮らしをしたという。石原の弁明はこのお役人の思考回路と似たところがあると思いませんか。
 若き作家石原慎太郎作品「完全な遊戯」は青年たちが、精神を病んでいる女性を拉致監禁輪姦した後で女郎として客を取らせ、あげくに殺害して「今度の遊びは割に安く済んだな」で終わる後味の悪い小説である。
小説の世界ならまだしも、こんな低次元な男に知事をやらせておくと都民はひどい目に遭うだろう。そしてさんざん税金を浪費した挙句、7本目の石原慎太郎小説に「今度の遊びはえらく儲けたな」と書くかもしれない。それでもあなたは石原慎太郎さんに投票しますか。

追記
三島由紀夫研究会のメルマガ会報 (平成18年2月28日)に以下のような記述があったので追加します。作家三島由紀夫の作品は好きになれないが、猟奇的な事件が頻発する今日この頃、三島由紀夫の予感は現実になっている。

「1970年十一月十八日。作家三島由紀夫は図書新聞の文芸評論家古林尚と人生最後の対談に臨んでいた。
 そこで石原慎太郎に話題が及んだ。古林は「石原慎太郎が「完全なる遊戯」を出したとき、三島さんが、これは一種の未来小説で今は問題にならないかもしれないけれど、十年か二十年先には問題になるだろう、と書いていたように記憶していますが・・・・・・。」

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by daisukepro | 2007-02-12 23:01 | テレビ

インドのIT都市「バンガロ」

今週のクイズな人はインドのバンガロからです。

写真の若い二人はサンディープさんとソーミャさんです。
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最近、インドや中国のIT技術の発展が話題になっているが、森喜朗がIT革命などと官僚の作文を読んでいる頃から、韓国や中国は「神の国日本」より10年先行していた。インドのバンガロは世界中のIT企業が集結している。そこから先端技術の優秀な技術者が輩出しているからだ。10年前のことだが、某総合商社が事業部毎にシステムがまちまちであった情報管理システムの統合を計画した。社内用のガイドビデオを製作するために、本社に呼ばれた。担当技術者にレクチャーを受けるために会議室で待っていると、現れたのは数人のインド人であった。そのとき、IT技術はインドが世界一であることを知った。
知っての通り、インドはカースト制度が宗教だけではなく社会制度に深く根を下ろしている。結婚も同じカーストから、両親が選び縁組みが行われる風習がある。ところが、IT技術の発達によって、このインドの文化にも変化が生まれている。
ソーミャさんは「親の選んだ結婚相手ではなく、オンラインでお互いに写真を送り、メールを交換して、自分で最適な相手(写真の男性)と判断した。そして、度々会って、お互いに共通の価値観を多く持っていることを確かめ合った。それから、彼を両親に紹介して、分かってもらい、結婚することができた」と云います。
日本の現代では当たり前のようなことだが、インドでは大変な苦労があったと思える。
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by daisukepro | 2007-02-11 17:13 | クイズな人

バクダッド掃討作戦と映画「グアンタナモへの道」

バクダッド掃討作戦と映画「グアンタナモへの道」

 バクダット地域の掃討作戦が開始されてから、毎日のように米兵犠牲者が報道されているが、市民の犠牲者は不明である。米軍はグリーンカード兵や市民の犠牲者はカウントしないためである。この一ヶ月あまりで米兵100人が犠牲になり、累計で3100人を超えたと伝えられている。イラク民間人の犠牲者は米兵の十倍とみて間違いはなかろう。NHKの報道では民兵の米軍攻撃はテロと呼ばず単に攻撃と表現して、民間人への自爆攻撃をテロと呼称して区別しているという。米軍の民間人虐殺は何と呼ぶのだろうか。もっとも、カイロ発イラク情報では民間犠牲者は闇の中、NHKは報道すらしない。c0013092_17495023.jpgc0013092_17501257.jpg
 イラクの民間人は夜間の外出はもとより、昼間でも外出は命がけだ。
家の中にいて身を守ることしかできない。情報はもっぱらテレビを頼りにしている。米軍占領後、イラクのテレビにはレバノン現象が起こっている。
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国営放送はシーア派が占拠して自派に有利な情報しか流さない。スンニ派は「バクダットTV」から自派の情報を流す。「レジスタンスTV」は暴力シーンを繰り返し連日放送している。宗派別のテレビ局が乱立しているレバノンにイラクは似てきたと云う訳である。TVが宗派対立を増幅するプロパガンダに使われている。もともと、どの国でも宗派や政党間の対立は存在するが、それが殺し合いの脅威までエスカレートすることは異常なことだ。米軍が掃討作戦を成功させるために政治的に宗派対立の脅威を煽っているとしか思えない。
 今日(2月10日)の読売新聞の小さな記事にゲーツ国防長官が「イランが武器や武器技術の供与に深く関与している物的証拠を握っている」と記者団に明らかにしたと報じている。
 これで、親米であってもシーア派で武器を隠し持っていれば拘束する口実になる。市街戦の掃討作戦は陣地がある訳でなく、徹底的にやる場合は民家に軒並み踏み込んで疑わしき者を摘発、拘束する。いきなり戦場に送られてきた米兵がイラク人を見て宗派や民兵とテロ集団の区別ができるものだろうか。
 アメリカの将軍が「イラク人は厄介だね。朝起きると床下から銃を取り出し、このまま米兵を殺しに行こうか、それとも会社に出ようかと悩む奴ばかりなんだ」と記者団に語っていたことを思い出す。このような認識で命令を下す将軍の部下は「イラク人はすべて敵」と疑って掃討作戦に参加していることになる。
考えすぎだろうか。
 先日、映画「グアンタナモへの道」を見る機会があった。
何故か、「グアンタナモ米軍刑務所」はいまだにキューバにある。カストロ政府が立ち退きを要求しても、米軍は借地料を払いつづけて立ち退かない。
 この刑務所は9、11以後、アメリカがテロリストであると勝手に認定した人々を世界中から強制連行して、容赦のない虐待を行っている特殊な刑務所として世界中に知られるようになった。
c0013092_17533429.jpg 映画は刑務所の壮絶な尋問や虐待を再現しているが、恐ろしいのは映画の題名にあるようにパキスタン系イギリス人の青年がグアンタナモ刑務所に収容されるまでの道のりである。ストーリーの一部を話すことになるがご容赦願いたい。青年は両親の勧める縁談のためにイギリスからパキスタンに住む両親を訪ね、友人を結婚式に招待する。軽い気持ちで隣国アフガンの実情をこの目で見ておこうと友人たちを誘って国境を越えた。そのとき、アメリカのアフガン空爆が始まったのだ。
 最初は英語が話せるということで北部軍に拘束され、最後はアメリカ地上軍に引き渡され、グアンタナモまで空輸されることになる。単なる旅行者であるといくら主張しても無視され、兵士であることを自白するまで、米軍の虐待と尋問は続くのである。いまだに450人を超える人々がこの刑務所に収容され虐待を受けていると伝えられている。明日は我が身、別世界の出来事には思えないのだ。
 ブッシュが「テロ戦争」と独善的なカテゴリーを口にした途端、世界中が戦場になったのだ。
 掃討作戦とこの映画の映像が重なって見えてならない。「バクダット」と「グアンタナモ」は人々を殺戮するこの世の地獄としか思えないのだ。
「グアンタナモへの道」は同好会推薦映画。撮影はイランで行われた。東京はシャンテシネで上映中
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by daisukepro | 2007-02-10 17:57 | イラク戦争

チベットの僧侶と聖地ブッダガヤ

今週のクイズな人はチベットの仏教僧ギャルステンさんです。
c0013092_13405370.jpg彼は2005年7月にチベットを出発、目的地は仏教徒の聖地ブッダガヤです。持ち物はテント、寝袋、ストーブ、若干の用具と米、小麦、大麦と果物を入れた袋一杯です。彼は既に1年8ヶ月歩き続けて、やっとネパールと国境を接するビハールまでやってきました。前方へ3歩半進み、地に身を伏せてマントラを唱え、起き上がってまた三歩半進むことを繰り返しながらひたすら聖地を目指して歩き通したのです。
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インド、ビハール州にあるブッダガヤには釈迦が悟りを開いたという菩提樹と有名なマハーボーディ寺院などがあります。一日、平均6キロ前進するのがやっと、気の遠くなるような話ですが、これもひとつの人生、考えさせられますね。

BY BBC COM
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by daisukepro | 2007-02-04 13:47 | クイズな人

続続々「政党CM」と視聴率について

 視聴率が高ければそれだけ効率よく利益が出るとことが、視聴率競争が止まらない理由だ。単純な話だが、いまだに視聴率三冠王(ゴールデン、プライム、全日総ての時間帯で平均視聴率が一位になること)などというスローガンが民間テレビ局を支配している。資本家は利益を追求するのが仕事であり、株式会社はそのための機構である。しかし、何のために利益を出すかと考えると答えはいろいろ出てくる。儲けさえすればいいってものじゃない。利益をより有益な生産活動に投資して社会の発展に役立てることもできる。テレビという生産活動の利益を文化活動支援に投資したっていい訳だ。下請け制作会社の設備投資や人材育成に再配分したっていいのだが、そういう話は聞いたことがない。
 本題に入ろう。視聴率はどのような仕組みでリサーチされるのだろうか。視聴率をカウントする会社は外資系のニールセンとビデオリサーチと2社あったが、今はビデオリサーチ1社である。ビデオリサーチ社は1962年創立された。事務所は電通社内にあった。初代社長の森崎実氏は元満州政府の宣伝機関に勤務していた人物である。現在は電通以外にテレビ各局や博報堂などが資本参加しているが、電通が支配している会社であることに変わりはない。「視聴率のためには何をやってもいい」という社長の発言を真に受けて、リサーチ先の買収に走ったテレビ局の社員がいたが、業界の状況を概略調べるだけで、そんな行動が馬鹿げていることぐらいすぐに分かるはずだ。
 ゴーグルがアクセス数を操作できるように、ビデオリサーチが視聴率を操作しようと思えば、いつでも自社系列会社に有利なように操作することはできるのだ。だから、視聴率のリサーチは公正であることが絶対的に求められる。

 ビデオリサーチ社はリサーチの仕組みをどのように説明しているだろうか。
視聴率には世帯視聴率と個人視聴率がある。何人、見たかは個人視聴率でカウントする。調査はエリア別で集計される。関東地区、関西地区、名古屋地区と云うように全国27地区で集計され日報が送られてくる。調査対象世帯数は上記三地区は600世帯、その他は200世帯である。
 関東地区の例を挙げると自家用テレビ所有総世帯数17、022、000でその1%は170、220世帯  4歳以上の人口39、981、000でその1%は399、810人とカウントされる。
つまり、600の世帯を調査して1%の視聴率がカウントされると関東地区では約17万世帯、39万9千人が視聴したことになる。
 調査方法は3種類ある。1997年からピープルメーターというシステムを使って世帯、個人別の調査を同時に行う方法が関東地区ではとられるようになった。現在は上記三地区でこの方法がとられている。
 集計の仕方はどうか。
対象世帯の家族構成(4歳以上家族全員)によって最大テレビ受像機8台までにPM表示器をセットする。個人個々のボタンがあり(ボタンには個人の顔のイラストをつけて押し間違えないように工夫している)視聴開始と終了時にボタンを押して視聴を登録する(リモコンでも可能)。
 記録されたデーターは毎日、早朝、自動ダイヤルによって収集される。データーは通信回線を利用してコンピューターセンターに転送される。最小単位は1分、毎分視聴率をもとに世帯単位や年齢区分毎の番組視聴率や時間区分視聴率を集計する。
 ビデオリサーチのWEBによるデーターサービスでテレビ会社、テレビ局、広告主などに前日の視聴率が提供される。世帯視聴率のみ視聴率日報として印刷、配布される。週単位でまとめた日報も配布される。この世帯視聴率が一般的に20%を超したなどと云われる視聴率のことである。
 長くなったのでこの続きは次回にします。
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by daisukepro | 2007-02-02 18:26 | マスコミ