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鑑賞のすすめ、映画「靖国」を見に映画館へ行こう

Recommendation;映画「靖国」_発見の同好会

映画「靖国」は都内で上映中止という事態が起こったが、その後、新聞社や日弁連などで試写が行われた。右翼団体も試写を開いたという。上映の機会が広がるに連れて「反日映画」というレッテルがいかに的外れであったか次第に明らかになりつつある。いずれにしろ論争は映画を見ないことには始まらない。c0013092_2053129.jpg渋谷シネ・アミューズが映画靖国を5月3日から1週間、公開すると発表した。現在の流れではこの映画を嫌悪する人びとも妨害行動を自粛せざるを得ないと思うが、シネ・アミューズは
嫌がらせを防衛するためにボランティアを募集しているという。アミューズでの上映成功が今後の興行のカギを握っている。シネ・アミューズはシネカノンの李さんが経営する映画館である。130席ほどの小さな劇場だが全国上映に先駆けての上映は歴史に残ることになるだろう。
上映を自粛したのは大手興行会社の系列映画館であった。この自主規制という愚行の是非を観客数が明らかにするだろう。これらの中小劇場のネットワークと観客の力が日本映画の未来を決めるカギを握っている。すでに全国で20館が配給元のアルゴピクチャーに上映を申し込んでいると言われている。皆さん、親しき友を誘って、「靖国」の真実を見に映画館へ行こう。そして表現の自由とは何かを話し合おう。他方、「南京の真実」という映画も全国で上映が始まっている。これは「南京事件はまぼろしだった」という視点から創られた映画だと言われている。映画「靖国」にクレームを付けた稲田朋美議員もいわゆる「百人切りはなかった」弁護団の一員である。だがこの際、この映画も機会があればみて、改めて昭和史を考えることも有意義なことだと思う。
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by daisukepro | 2008-04-27 20:54 | 映画

日活映画「うた魂」をみる

日活映画「うた魂」をみる

音楽をモチーフにした映画は数限りなくある。この映画もその一つである。
古い映画の話で申し訳ないが、日本映画では「ここに泉あり」が印象に残っている。この映画「うた魂」は高校生の女性コーラス部が北海道のコンクールで優勝するまでの話を青春群像的にホロ苦く描いている。c0013092_14563022.jpg
ストーリーの「はこび」や映像の切り口に難があるが、嫌みなく見ることができる。清々しい作品に仕上がっている。ガレッジセールのゴリが熱演している。尾崎豊の曲とゴリが見どころ聞きどころだろう。

監督:田中誠
出演:夏帆、ゴリ(ガレッジセール)、ともさかりえ、間寛平、薬師丸ひろ子

渋谷シネクイント
新宿ジョイシネマ
シネ・リーブル池袋 他日活系劇場で4月5日から全国上映中
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by daisukepro | 2008-04-15 14:59 | 映画

表現の自由が消える日

表現の自由が消える日

映画「靖国YASUKUNI」は映画の公開の自由が規制された事件である。
さすがのマスメディアもこれには総反発した。この統制に加担した文化庁の役人や国会議員から一言も反省の弁は聞こえてこない。対応に間違いはなかったと云う態度である。この映画を圧殺しようとした稲田朋美議員などは「日本国憲法は無効である。前文が間違っている」と公言して憚らない人物だから、選挙によって国会議員の資格を取り上げて、社会人として自由な発言させた方が国の為である。これら靖国派議員とタッグを組んで、マッチポンプをやった週刊新潮の記者にいたっては、上映館が21館に増えたのを見て、結局映画の宣伝にしかならなかったとぼやいている始末だ。

しかし、最近、テレビの取材、放送の自由が制約、規制される事例が増加している。2003年5月に個人情報保護法が成立して以来,放送現場ではこの傾向が急激に深まりつつあるという。
証言する人が危害を加えられる恐れのある場合、画像が証言者の後ろからのアングルになったり、首から上が画面から切れた画像で声だけ収録して放送することがよくある。出演する人の希望で顔にぼかしが入ったりするケースも時々あった。しかし、最近はこの手の画像が著しいく多く目につく。何でもない小学校などの情景録画ですべての小学生の顔にぼかしが入っているのは異常である。殺人現場などは必ずブルーシートがかけられ映像を撮ることが出来ない。それでもカメラマンはジートの隙間からわずかばかり垣間見える容疑者と思える足元を写したりしている。涙ぐましい努力である。
2年前、関西地方で交通機関の大事故が起こった。その一周年記念の追悼式典を取材したカメラマンは現地記者クラブに鉄道会社からいろいろ撮影場所の取材規制が出されて、アングルが規制され撮影がしにくかったと話していた。

取材においては実名が原則だが、警察が実名を出さないケースが多くなった、特に検察の情報コントロールが厳しいと云う。これでは本当に事件があったのかどうかも定かでなくなる。いつの間にか容疑者が逮捕され、裁判にかけられ、裁判官の推定で有罪になり、処分されかねない。ひと知れずベルトコンベアーにのせられ死刑になるという残酷すぎて笑えないことが起りかねない。取材に協力して資料を提供した精神科医が逮捕されるなどは知る立場から見ると本末転倒である。これでは調査取材は萎縮する。一日にして言論統制はならず、このような権力側のコントロールから次第に統制は抜き差しならない所に行き着くのである。
「もし、自白が強要されているならばすべて事実と整合するはずだ、自白に整合性のないところがあることが、自白が信用出来る証左である」などと判断して有罪判決をだすとんでもない裁判官まで出現すようになった。
表現の自由は民主主義のご本尊である。かくて、これらの事例が指し示す事柄は、ご本尊そのものの破壊に至る病の始まりのようで、身の毛がよだつ。この異様な裁判官の顔はアメリカ映画「ノーカントリー」の殺人鬼を見ているようだ。
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by daisukepro | 2008-04-13 18:35 | マスコミ

続々続・ドキュメンタリー映画「靖国YASUKUNI」

続々続・ドキュメンタリー映画「靖国YASUKUNI」

3月12日、国会議員試写が終わるやいなや、いち早く15日に上映中止を決めたのは新宿のバトル9である。ここは東映系列の小劇場である。東映側は「東宝に気兼ねして決めた」と関係者に説明したらしい。31日には銀座のシネパトスなど3館が相次いで上映を中止した。小劇場だが大手映画会社の系列会社である。嫌がらせ、電話や街宣カーなどに脅かされたためだ。映画観客の鑑賞の機会が失われるだけでなく、政治や体制を批判する映画の企画製作が萎縮するなどの影響はさけられない。民主主義社会にあってはならないことである。c0013092_2040714.jpg

6日、日曜日朝のサンデープロジェクトがこの靖国問題を特集した。そこで映画の一部が紹介された。番組に出演した配給協力のアルゴピクチャーズ代表は全国で21館が「靖国YASUKUNI」の上映を申し込んできたと語った。
うち1館が都内の映画館である。右翼の宣伝カーなどによる妨害が予測されるので映画館名と公開日を伏せることになったという。
すでに、公開を予定している大阪の第七芸術劇場には右翼の街宣カーが現れて「反日映画靖国を上映するな」と大音量で叫んでいる。劇場には励ましの電話やメール、ファックスがきているが、中には嫌がらせのメールも送られてくる。第七芸術劇場の社長は「彼らは映画を見てないと思いますよ。いいも、悪いも、自分でみてから自由にやってください」とテレビインタビューで語った。
映画は上映する映画館と観客が三位一体となって発展してきた。メディアが変化してもこの基本だけは変わらない。公開の場を暴力でうばわれたら映画は映画でなくなる。
深まる日本映画の衰退から脱却するには、これら公開の場を守り抜く独立系の中小劇場とそれを支える観客から始まる予感がする。
それにしても、この日中合作映画の圧殺行為に文化庁が加担したことは明らかである。上映中止の引き金となった国会議員試写が行われた経緯をアルゴピクチャーズ代表はサンプロで次のように明らかにした。
「文化庁から特定の議員に映画を見せたいのでフィルムを貸してくれないか、部屋は文化庁が用意して、上映料も払いますという要請があった。それは検閲になるから貸せないとことわると文化庁は検討用に渡してあるDVDを特定議員らに見せるというので、検閲を避けるために異例ではあるがアルゴ側から全国会議員を対象に見せるのならいいと提案した。ところが文化庁は彼らが用意した試写会場費などの支払いを要求してきた。」
異例の試写会後の記者会見で試写会を要求した稲田議員は「靖国神社が侵略戦争に国民を駆り立てる装置だったという政治的メセージを感じた」と述べた。いかにもこの映画が政治的宣伝映画のように語り、文化庁の助成の見直しを求めた。
この発言が報道されたことがきっかけとなって、映画作品が公開されずに圧殺され、観客の鑑賞の機会が奪われる結果になった。これを手引きした文化庁の責任は重大である。福田総理は例によって人ごとのように「どうして公開されなくなっちゃたのかなあ。そりゃ、公開されないのは遺憾ですね」と話した。公開されなくなっちゃった理由はすでに述べた通りである。
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by daisukepro | 2008-04-06 20:35 | 映画

続々・ドキュメンタリー映画「靖国YASUKUNI」

続々・ドキュメンタリー映画「靖国YASUKUNI」

すでに、新聞やテレビなどで報道されているが、ドキュメンタリー映画「靖国YASUKUNI」の上映を予定していた映画館(シネパトス、バトル9、)が右翼の妨害行為を恐れて、相次いで上映を中止した。映画館のマネージャーとして自覚のなさにあきれる。表現の自由が民主主義の基本ではないか。c0013092_20402155.gif右翼の街宣車と脅迫まがいの電話で、いとも簡単に上映を放棄するとは驚きである。日本に数ある映画館で上映する小屋はひとつもないのか。話題の映画を一人でも多くの観客に見せたいとは思う支配人は一人もいないのか。とがっくりしていたところでテレビのニュースが流れた。
大阪の第七芸術劇場が5月10日から上映を予定通りやることを決めたという。「上映を止めないようにメールや電話がかかり多数の観客から要望があったのでやります」と松村厚支配人はインタビューに答えた。全国の映画館の支配人よ。第七芸術劇場に続け!
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by daisukepro | 2008-04-03 20:43 | 映画