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カルフォルニア、世界でもっとも醜い犬


今週の「クイズな人」は犬です。
「人は犬です」では文章になっていませんが、権力の犬ということもあり、犬が吠えても歴史はすすむともいい、うちの愛犬は家族の一員ですともいうのでまあいいか。
私の家族にもダックスのオスが一人います。

写真の犬の名前は「ガス」ちゃん(チャイニーズクレステッド犬)です。
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アメリカ人のやることは時々理解出来ないことがあります。
カルフォルニアのソノマ マリンフェアで犬のコンテストが開かれましたが、そのコンテストは世界で最も醜い犬を選ぶというのです。
ガスちゃんは見事栄冠を獲得したのです。
ガスちゃんの左目はネコの爪にやられて、失明しました。また悪性の皮膚癌を治療するため一本の足を切除したので、三本足になりました。ガスちゃんの保護者は獲得した賞金はガスの皮膚がんを治療する為に使いたいとコメントしたそうです。
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by daisukepro | 2008-06-28 23:59 | クイズな人

映画「イースタンプロミス」

映画「イースタンプロミス」
ロンドンの闇社会が舞台、オリバーツイストの世界に近い。ソ連時代の暗黒と地下水が繋がっている。そこで生きるしかない男たちのバイオレンスは中世社会のようっだ。c0013092_0294233.jpg
見どころは大衆サウナで死闘を演じる5分間であろう。凶器は銃ではなく刃物、全身入れ墨の肉体がワイドレンズの前でのたうつ。強烈、かつ新鮮な格闘シーンに仕上がっている。迫力ある殺陣がいい。
このような売春組織がロンドンに現存しているかどうか分からないが、ハリウッドマフィアとは味が違う。北欧風の暴力組織を独創的に表現している。チェコがチェコスロバキアと呼ばれていた頃、ジャーナリスト仲間とジープで旅行したことがあるが、「国境付近はマフィアがいるので恐ろしい」と運転手が話していたのを思い出した。
映画は非人間的な組織と生まれたばかりの乳幼児を絡ませたところがストーリー展開の要になっている。着想は非凡だ。監督、クローネンバーグ、主演ヴィゴ・モーテンセンもいいが、キリルに扮するヴァンサン・カッセルの演技がこの映画を重厚な作品にしていると思う。ガールフレンド同伴は事前に了解がいるかも。
シネ・リーブル池袋で上映中
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by daisukepro | 2008-06-23 00:30 | 映画

西インド ・ムカル帝国と闘った男シバジ

今週のクイズなひとは西インド・ムンバイからです。

画像はインドの英雄、シバジです。
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ボンベイの海岸に自由の女神に対抗してシバジの像を建設する計画が進んでいます。
インドの人びとの多くはヒンディ教を信仰しヒンディ語を話します。ヒンディ人は1700年代までムカル帝国に支配されていました。
1947年までは英国の植民地支配を受けていました。ムカル帝国はイスラム教徒です。
ムカジはイスラムの支配からヒンディ人を解放するためにマラータ同盟を結成し、ゲリラ戦術で巨大なムカルと闘い、西インド地方にマラータ王国を建設した英雄としてインド人には知られています。ボンベイ海岸の沖に人工島をつくり、そこにシバジ像を建立する計画です。多くの国々には外敵から国を守った英雄像がたっていますが、日本には見当たりません。何故でしょうかね。海の砦を含めて、シバジはマハーラーシュトラに数100のとりでを造りましたが 40代で早世したため、マラータ王国は次第に衰退しましたが、ナショナリズムの象徴としてその名が今も語りつがれているそうです。
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by daisukepro | 2008-06-22 15:45 | クイズな人

アイヌは土人じゃない。アイヌは先住民族だ。



6月6日の国会でアイヌ民族を先住民族とすることを求める決議が全会一致で可決された。
ここまでくるのに140年という道のりがかかった。
昨年9月国連で先住民族権利宣言が採択され、ことしの7月に北海道でサミットが開かれることもあって、日本政府がやっと認めたと報道されている。
先住民族は世界中に5000以上あり70ヵ国に3億7000万人暮らしている。戦後、西部劇が大流行りだった時期がある。馬に乗ったインディアンが登場して幌馬車を襲う。白人の頭の皮を剥ぎ、略奪する。危機一髪、騎兵隊が駆けつけ、救出する。これを見ていた日本人は握手喝采した。インディアンも先住民族だ。アメリカで歴史認識に反省がうまれた。インディアンから土地を奪い、権利を剥奪し、虐待していたのは白人だったことがハッキリした。それから、インディアンが悪役として登場する西部劇は姿を消した。
現在、北海道には2万3782人が暮らしている。「北海道旧土人保護法」という名称の法律があった。「土人」とはどい。アイヌとはアイヌ語で人間のことで「土人」じゃない。明治政府は1世紀にわたり融和政策をとり続けてきたが、ようやく1997年「アイヌ文化振興法」が成立した。しかし、日本民族は単一民族であることにこだわり、先住民族認定はさけられた。
今回の議決でやっとアイヌ民族に対する不正義に終止符が打たれることになった。
今週のクイズな人は民族衣装をつけたアイヌ(人)です
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by daisukepro | 2008-06-15 00:26 | クイズな人

映画三題、マンデラ、ミスト、つぐない

映画三題、マンデラ、ミスト、つぐない
シネ・リーブル池袋は池袋西口の東武デパート8階にあります。池袋界隈に住む私は散歩をかねて下駄履きで気軽に行ける。100席程の劇場が二つ、日活系シネコンです。

「マンデラの名もない看守」「ミスト」「つぐない」の3本の映画を立て続けにみました。
その感想を書くので、興味のある人は読んでください。

「マンデラ」の原題は「さよならバファナ」です。回想録などをベースに、投獄中のネルソンマンデラと白人看守との交流を描いたドラマです。監督はデンマークのピレ・アウグスト、南アフリカと欧州の合作映画です。c0013092_1032436.jpg
「ミスト」はスティービン・キング原作のアメリカ映画です。監督はフランク・ダラボン、「ショーシャンクの空に」「グリ−ンマイル」に次ぐホラー映画第3作です。
「つぐない」は「プライドと偏見」のジョージ・ライト監督のイギリス映画、文芸大作です。
(残念なことにシネリーブルでは13日までしか上映していません)c0013092_10252936.jpg

[左写真]映画にこめられたメッセージを語るビレ・アウグスト監督。デンマーク人で、「ペレ」(1987年)と「愛の風景」(1992年)の2作品でカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞している(瀧誠四郎撮影)

しかし、中小劇場がなければこのような多様性のある映画を見る機会はなかったでしょう。ハリウド映画に偏見はありませんが、大都市・大作・長期興行によって日本の映画市場から映画の多様性が失われて行きました。沿線に存在した名画劇場はほとんど淘汰されました。グローバリズムの先駆的市場主義の典型です。しかし、最近シネコンとういう集合小劇場がターミナル駅を中心に増え始め、全国で小劇場ネットワークを組むことが可能になり、経営上の困難があるにしても、徐々に定着しつつあると思います。
観客はテレビ宣伝に惑わされず、口コミやネット情報を手がかりに手応えのある映画を見つけ出して、ネットワーク鑑賞する時代になったように見えます。リコマンデーションにはネット機能が最適です。企業の都合や立場は無視して批評が自由にできるし、意見交換も可能です。


さて、皆さん知っての通り、マンデラは南アフリカのアパルトヘイト(人種差別政策)と闘い大統領になった人物です。1964年、マンデラは国家反逆罪終身刑でケープタウン沖のペロン島の監獄に収監されていました。この映画の主役は看守です。名優ジョセフ ファインズが演じています。実直な人物を嫌みなく好演しています。
監督は「ペレ」などで著名なビレ・アウグスト、仏・独・ベルギー・南アフリカ合作映画です。回想録は映画化が難しいとされていますが、隙のない演出でまとめているので安心して鑑賞できます。
当時、南アのイギリス人たちが黒人をどのようにみていたか、映画の中で考えさせられたエピソードが二つあります。若干ネタバレになりますが取り上げて見ます。

看守が家族をつれてケープタウンに買い物に出かける場面がでてきます。そこで、家族は警官が暴力的に黒人を連行する場面を目撃します。看守の娘さんはお巡りさんが黒人だけに暴力を振るっていることに疑問を感じます。看守は「彼らはテロリストだから」と答えます。
テロリスト悪い奴だ、だから虐待されてもしかたがないと大人は考えます。
マンデラは「自由への長い道」で「人は肌の色や立場や宗教で他人を憎むために生まれていない」と述べています。肌の色だけで差別することには疑問を感じる人にはテロリストというレッテルが必要でした。

看守の買い物にはもうひとつ別の目的がありました。マンデラは南アでは最大のテロリストと言われていました。マンデラと同じ言語を話せるという理由でマンデラ担当になったが、接触しているうちに人柄に惹かれました。看守はこのテロリストというレッテルに疑問を感じたのです。
マンデラはアフリカ民族会議(ANC)に所属していました。当時の南アではANCの出版物や宣伝物は発禁になり、許可なく閲覧できなかったが、ケープタウンの資料館に保存されていました。看守は管理官の隙をみてANCの行動綱領が書かれた宣伝ビラを手にいれました。
そこには白人に奪われた土地、財産を取り返し、人種差別のない平和な世界を作ると書かれてありました。
看守は「これは共産主義ではないか」とマンデラに問います。当時は冷戦時代で反共思想が社会通念に時代でした。東西の壁は厚く閉ざされていました。
西側では共産主義が共通の敵でした。「共産主義は私有財産を認めずすべて国有財産として再配分される、宗教、表現の自由がない」と宣伝されていました。
マンデラは「私たちは暴力で奪われた土地と財産を取り返す、そして、暴力のない人種差別のない平和な世界をつくりたいのだ。けれども暴力でつくられた権力は暴力で取り戻すしかない」と毅然とこたえます。マンデラは大統領の任期を終えるまでこの政治姿勢を貫きました。現在90歳です。

「ミスト」は民衆に対する考え方、作風に異論がありますが、現代の閉塞状況を思わせます。ホラー好きのかたはどうぞ。
「つぐない」はしっかりしたストーリー構成力、画面構成力が楽しめる秀逸な傑作です。特に音楽と効果音が見事です。「発見の同好会」としてお薦めします。
次週はカナダのクローネンバーグ監督の新作「イースタン・プロミス」を上映するようです。予告編は面白そうでした。私は必ず見に出かけます。
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by daisukepro | 2008-06-12 10:17 | 映画

食糧危機の犠牲者、エチオピアの飢餓、

救助を求めるエチオピアの子供たち

石油高騰、相次ぐ食料品値上げ、日本経済はミストに包まれ、スダクフレーションが忍び込む。
韓国は反米反政府デモが、秋葉原では白昼、刃物による無差別大量殺人が発生した。死者7人、負傷者10人、絶望した若者の犯行だ。このような事件が相次ぐと、何もかも破壊する異様な出来事が起こる前兆のような予感がする。c0013092_19232642.jpg

食糧危機が世界中で起こっている。
「食糧の自給率が低い国は危険な国家だ」とブッシ大統領はTV演説しているが、
この人にいわれる筋合いはない。ブッシュ政権が歩いた後は草木も生えない。後は野となれ山となれ、屍るいるいだ。

 今の食糧危機はブッシュ政権のグローバリゼーション政策と戦争が引き起こしたものだ。こめの減反政策はアメリカ産小麦を買わせるためにアメリカが日本に強制したものではないか。土地の広い大規模な農地で機械を使って生産するアメリカ型の農業は日本に向かない。アメリカのグローバリゼーション政策やバイオ燃料政策は地球全土の農水産、畜産のメカニズムに悪影響をもたらした。旱魃、台風、地震などの自然災害の犠牲者に過酷な被害を与えている。
エチオピアでは2003年の食糧危機をはるかに越えた被害がでている。戦争と同じで、犠牲になるのは女性、老人、子供、弱き者たちだ。

 救援を求めている写真の少女は餓死寸前の状態だ。少女の細い腕は大人の親指ほどしかない。
エチオペアは旱魃に食料品価格の高騰が追い打ちをかけ、さらに旱魃を引き起こすという悪循環に入っている。ユニセフによれば12万6000人の子供たちが栄養失調や疫病などで危険な状態である。食糧援助で5000万ドル(52億円)が緊急に求められているという。
四川大地震の死者は推定で7万人、ビルマのサイクロン死者は10万人と報道されている。

5月28日、横浜市で行われたアフリカ開発会議(TICAD)で日本政府は1億ドル(105億円)の緊急食糧援助を表明、6月3日の食糧サミットで、さらに5000万ドルを追加して合計157億円を援助することになった。私たちはこの緊急援助が写真の少女に届けられるかどうかしかりと見とどけなければならない。

世界中の被害国が集まって、力をあわせて原因を明らかにする。食糧問題を解決するための恒久国際条約を作って、飢餓を根絶すべきだ。アメリカがする戦争に自衛隊を派遣のための恒久法はいらない。アメリカの価値観ばかりにしたがっていたのでは地球がどうなるかわからない。アメリカは戦争をするが、戦争の後始末はやらない。アメリカは実験のために広島に原爆を落として、その日のうちに9万人を溶かした。いまだに何の反省もない。
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by daisukepro | 2008-06-08 19:24 | クイズな人

ビルマ(ミャンマー)軍政の正体

ビルマ(ミャンマー)軍政の正体

軍事政権ほどいやなものはない。とりわけミャンマー軍事政権ほどひどいものはない。シクラメンの歌の替え歌につかえそうだ。災害はお互いさま、世界中からサイクロン被災者を支援したいと呼びかけているのに「こないでくれ」はないよ。国民の命より政権維持を優先させるといわれても仕方がない。軍政の対応にしびれを切らした潘基文国連事務総長がミャンマーを訪問、トップ会談で説得した。それで軍政は外国の支援を受け入れることになった。その間、何人の犠牲者がでたのか。許せない。
ミャンマー軍政は都合のいいように憲法をつくり、強引に新憲法を成立させる。賛成に投票を呼びかけるCMまで流して国民投票を強行した。政権に反対する野党指導者サンスーシーさんの自宅軟禁をさらに1年延長する。僧侶たちのデモは武力で弾圧する。数千人のデモ参加者は拘束されたまま、いまだに生死すら不明だ。ビデオカメラで撮影中の日本人ジャーナリストを治安部隊が背後から射殺する。こんな独裁政権が支配する国の取材は命が幾つあってもたりない。ミャンマーで取材ビデオカメラを回すのは命がけだ。c0013092_20512899.jpg
BBCの記事には緊張感が走っていた。写真はサイクロンで倒れかけた家に残されたまま、救助を待っている農村の女性です。軍政は災害地から外国人を遠ざけようとしている。
ラングーン(ヤンゴン)からデルタ地帯に入る道には有刺鉄線でバリヤーがはられ、あちこちに検問所がある。ここで外国人記者はパスポートを取り上げられ、警備員が本部と連絡を取っている間,1時間ほど待たされる。その挙句、「申し訳ないが、お帰り下さい」と云われる。
やむなく、取材記者は別のルートで観光ビザを使ってデルタ地帯の農村に入った。人びとは避難する場所もなく吹き飛ばされた家屋の前に黙って座っていた。写真の女性もその一人です。子供たちがのむ水や食べ物がない日々、それがもう2週間も続いているという。それでも、軍政は軍艦からの荷揚げを拒否した。軍艦はヨーロッパから集められた支援物資を積んでいたが、食糧は飢えた子供たちに手元に届かなかった。軍隊は治安の維持はするが、救助活動には消極的だったと人びとは訴えていた。
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by daisukepro | 2008-06-01 20:54 | クイズな人