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続「李鳳宇プロデューサーの発言」


日本映画アカデミー賞協会のあり方を疑問に思う。授賞式はテレビで放送される。映画を作った人を讃えるのではなく、新人賞など俳優の紹介とインタビューがメインで作品賞をとった監督のコメントもない。客席は食事をとりながら雑談をしており、関わりのある俳優が登場するときだけ関心を示すが、あとは見ようともせずもっぱらたべて飲んでいる。私はこのような場所に二度と行かない。完全にテレビ局のバラエティ番組のために受賞式がある。こんなエピソードがあった。「誰も知らない」に主演した少年が新人賞にノミネートされていたが、放送当日、海外ロケのため授賞式に出席できなかった。新人賞は取りやめになった。主催者は平然と「会場に来れない人には賞はやれない」と言った。アカデミー賞協会の会員の大半は大手映画会社の社員である。自分たちの権利を擁護するのではなく、日本映画全体を良くするために団体が存在するのでないとだめだ。海外の授賞式には仕事や人を讃える能力がある。それが契機となって映画が公開され商売になるシステムになっている。五社協定と名残か、成功者に対する冷たい目を感じる。局によるセレクトの傾向があり、狭い閉鎖的なところで生きている。私の発言が日本映画アカデミー賞協会のあり方を見直すきっかけになればと思う。

「パッチギ」はマスコミ、テレビ局に嫌われている。
ライブドアーとフジテレビの争いが話題になっているが、フジテレビの人たちが公共、日本文化などと発言するのを聞いて虚無感を感じる。誰がメディアをだめにしてきたか、彼らが戦犯第1号ではないか。でも、ライブになっても何か変わるのかな。

かつてラジオ、テレビにそろばん片手に登場「トニー谷ザンス、あなたのお名前なんテーの」で一世風靡したタレント「トニー谷」、この人面白いなと思っている。人気絶頂のとき息子が誘拐され、眼鏡、ちょびひげのキャラクターで装わず、スッピンのままテレビにでて涙したため、人気が凋落た。マスコミは冷酷なもの、出演の機会を失った、ホームレスになったトニー谷は最後に行き倒れた。いま、映画化を考えている。
by daisukepro | 2005-03-29 00:11 | 映画


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