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航空史上最大の惨事、「御巣鷹山」を忘れるな!

空の安全を脅かす
日航・支援機構の組合つぶし、「整理解雇」を許すな!
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(*写真:しんぶん赤旗より転載)
日本航空から整理解雇の通告を受けたパイロットたちが解雇撤回、現職復帰を求めて立ち上がった。しんぶん赤旗(12月14日)によると、「日航は9日にパイロットと客室乗務員への整理解雇通告を発表した。パイロットは機長21人、副操縦士72人、訓練生1人。客室乗務員は108人(休職者34人)。解雇期限は12月31日」と伝えています。
日航インタ−ナショナルの人員削減目標1500人に対し、1706人が希望退職に応募して、206名もすでに超過達成しています。なのに、日航がなぜさらに202名の指名解雇を強行しようとしているのか。それは解雇通告のリストを見れば明確です。このなかには航空連前議長、航空安全会議議長など組合活動家が多数含まれているからです。
日航と支援機構、それに菅民主党政権がこの機会に日航が敵視している労働組合を一挙に壊滅させようとしているからです。航空の安全にとって労働組合の存在は不可欠です。日航は御巣鷹山墜落事故の教訓を忘れたのでしょうか。

2010年12月11日 日本航空乗員組合緊急声明では
「日本航空は更生会社であり、公的支援を受けながらの再生中ではあるものの、4~10 月の決算では 目標を大幅に上回る 1327 億円もの営業利益を上げています。11 月 30 日に認可された更生計画の年 度末の目標であった 641 億円の倍以上の利益を上げており、整理解雇を行わなかったとしても日本航 空の再生を妨げるものではなく整理解雇の高度な必要性は全くありません。
また、整理解雇の回避努力として乗員組合が提起している年度末までの希望退職期間延伸や、ワー クシェアー等の提案に対しては「経営判断として取りえない」という結論のみで、その理由を明確に していません。更には、過去の欠勤率や年齢といった人選基準は、身体検査基準が厳しく、経験が安全運航に大き く寄与する運航乗務員に対する基準としては極めて不当であり認められません。この人選基準には JALFIO も含めた日航内の全ての労働組合が合意していないにもかかわらず整理解雇を強行しようと しています。」と訴えています。

日本航空の客室乗務員(CA)でつくる日本航空キャビンクルーユニオン(CCU、組合員約870人)は28日、会社側が示した整理解雇方針の撤回を求め、12月24、25の両日にストライキを実施する方針を決め、たたかいに立ち上がっています。乗客の立場から空の安全を守るためにパイロットや乗務員労組の闘いを支援しようではありませんか。御巣鷹山を忘れるな!
by daisukepro | 2010-12-14 12:23 | 労働運動


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