右翼団体幹部関連会社、東映相談役が7年以上役員に

読売新聞のスクープ報道を転載します。これが事実だとすれば映団連会長など公的役職はすべて辞職すべき、岡田東映相談役が日本映画界のボスとして君臨してきたことは知らぬ人なし。 
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右翼団体幹部関連会社、東映相談役が7年以上役員に

「 関東の私鉄5社など東証1部上場の企業が、右翼団体幹部・志賀三郎氏(79)のグループ会社に多額の出資をしていた問題に絡み、映画会社「東映」の岡田茂相談役(81)が2000年8月までの7年以上にわたり、同グループ会社の役員に就任していたことが、19日わかった。

 岡田相談役は、役員就任の詳しい経緯を明らかにしていないが、「志賀氏の存在は、企業人であれば誰でも知っている」と説明している。志賀氏と上場企業の「灰色の関係」の広がりが、改めて浮かび上がった。

 岡田相談役が役員に就いていたのは、指定暴力団松葉会の元最高顧問で、右翼団体で組織する「全日本愛国者団体会議」名誉議長の志賀氏の長男や実兄らが代表取締役や監査役などを務めていたゴルフ場・宅地開発会社「酒々井(しすい)開発」(東京都千代田区)。

 同社の法人登記などによると、岡田相談役が酒々井開発の役員に就任したのは1993年3月。業績の悪化などで、同社が株主総会で解散を決議(00年9月)する直前の00年8月までの約7年5か月にわたって、役員を続けていた。

 岡田相談役は、71年8月から東映社長、93年6月から会長を務め、02年6月に相談役に退いており、酒々井開発の役員に就いていたのは、東映の社長、会長時代だった。

 酒々井開発の役員就任について、岡田相談役は、東映秘書部を通じて、「志賀氏の存在は、企業人であれば誰でも知っていることだと思う。志賀氏とは大勢で何度か食事を一緒にしたことがある」と、志賀氏個人との付き合いを認めたうえで、「(酒々井開発から)報酬はもらっておらず役員会にも出たことはなかったが、遺憾であった」としている。

 一方、役員就任の経緯については、「東映は(93年当時)、不動産事業に力を入れていた時期で、業績を上げるべくいろいろと努力していた」などとするだけで、詳しい事情は説明していない。

 酒々井開発を巡っては、東京ディズニーリゾートの運営会社「オリエンタルランド」(OLC)の高橋政知元会長(故人)も93年3月〜96年4月の間、役員に就いていたことがすでに明らかになっている。

 酒々井開発元社長は、高橋元会長の役員就任について「会社の信用を高め、ゴルフ会員権が売れるようにするため」と説明しており、東映の岡田相談役の役員就任も同様の趣旨だった可能性が高い。

 これまでの読売新聞の調べで、酒々井開発には、東映、OLC両社のほか、京成電鉄、東急電鉄など東証1部上場の計7社が、3000万〜240万円を出資していたことが判明している。

 岡田相談役は、酒々井開発の役員に就いていた期間を含む71〜02年にテレビ朝日の役員を兼務。現在は、東急電鉄の役員(89年〜)や、業界団体の社団法人「映画産業団体連合会」会長(95年〜)などを務めている。」

(2005年7月20日3時5分 読売新聞)
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by daisukepro | 2005-07-20 09:12 | 映画


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