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F35Bステルス戦闘機を米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に最大で26機配備

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米海兵隊が次期主力戦闘機となるF35Bステルス戦闘機を米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に最大で26機配備し、沖縄本島周辺の広域で訓練する計画を持っていることが分かりました。こうした計画は日米間の合意にも明記されておらず、米国は今なお沖縄を自由に扱える植民地とみなしていると言わざるを得ません。


 米国の非政府組織「生物多様性センター」が米情報自由法に基づいて入手した内部文書「統合自然資源・文化資源管理計画」(2014年4月)に明記されています。文書は、沖縄を拠点とする太平洋海兵隊基地司令部が作成したもの。

 それによれば、17米会計年度(16年10月~17年9月)に岩国に配備されているFA18ホーネットや、嘉手納を事実上の拠点とするAV8BハリアーなどをF35Bに交代させるのに伴い、「海兵隊は嘉手納に最大26機のF35Bをいつでも配備する」と明記。さらに、「沖縄の既存の軍事空域を飛行し、伊江島で訓練し、時として普天間で運用し、キャンプ・バトラー施設(在沖縄海兵隊基地)を利用する」としています。

 米国防総省は現時点で、嘉手納へのF35Bの常駐配備を公表していませんが、15年度から同省の予算でF35の格納庫や駐機場などの整備を開始。すでに完成したとみられます。また、伊江島補助飛行場(伊江村)では、F35Bが垂直離着陸訓練を行う訓練場の拡張工事を進めています。

 岩国基地には、すでにF35Bが16機配備されています。米海兵隊が想定しているのは、岩国や米本土のF35Bが沖縄に飛来し、大規模な訓練や運用を行う計画だと考えられます。本土と沖縄が一体になった基地の大増強です。

 米軍が次期主力戦闘機として開発・配備を進めているF35には、(1)空軍仕様のA(2)海兵隊仕様で垂直離着陸が可能なB(3)海軍仕様で空母に搭載できるC―の3タイプがあります。

 米空軍は11月から12機のF35Aを嘉手納に暫定配備しました。これに伴い、騒音被害が深刻になっています。嘉手納町役場によれば、滑走路に近い屋良測定局で、10月は100デシベル超がゼロでしたが、11月は9回記録。最高で103・6デシベルでした。



by daisukepro | 2017-12-02 18:05 | 米軍基地


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