女子団体パシュートで「金」

ピョンチャンオリンピック、スピードスケートの女子団体パシュートは決勝が行われ、日本はオランダに勝って、この種目初となる金メダルを獲得しました。
団体パシュートは3人一組で隊列を組んでタイムを競う種目で、スムーズな先頭交代や選手同士の距離を近く保つなどチームワークが求められます。
今シーズンのワールドカップで3大会連続で世界記録を更新している日本は、準決勝でカナダに勝って、決勝に進みました。
決勝はオランダとの対戦となり、個人の2種目でメダルを獲得した十勝の幕別町出身の高木美帆選手と姉の菜那選手、それに佐藤綾乃選手の3人が出場しました。
日本は中盤まで、オランダにリードされる展開が続きましたが、後半、スムーズな先頭交代などで徐々に追い上げると最後はエースの高木美帆選手がチームを引っ張って相手を引き離し、2秒近く速いオリンピック記録となる2分53秒89のタイムでフィニッシュし、この種目では初めての金メダルを獲得しました。
日本はこれでピョンチャンオリンピックで獲得したメダルが合わせて11個となり、1998年の長野大会の10個を上回って冬のオリンピックで過去最多となりました。
銀メダルはオランダ、銅メダルはアメリカでした。
また、高木美帆選手は、この大会、スピードスケート女子1500メートルの銀、女子1000メートルの銅に続くメダルの獲得です。