【イスタンブール共同】トルコのエルドアン大統領は23日、サウジアラビア政府を批判してきたサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が死亡した事件について、計画的な殺害だったと指摘した。首都アンカラでの演説で語った。トルコ当局は殺害の証拠を握るとされ、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の関与や事件の全貌に迫るかが焦点。
カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館に入り行方不明となって23日で3週間。当初は事件を否定し、その後死亡を認めたサウジの説明に欧米などで不信感が強まっている。国会でのエルドアン氏の演説内容次第でサウジへの批判がさらに高まる可能性がある。