米ホテル大手ヒルトングループの「ヒルトン福岡シーホーク」(福岡市中央区)が10月に、駐日キューバ大使の宿泊を拒否していたことが14日、分かった。米国の経済制裁対象国の政府関係者だったことが理由。日本の旅館業法は国籍による宿泊拒否を禁じており、福岡市は同日までに行政指導をした。
ホテル側は取材に対し、宿泊拒否の事実を認め「米国企業として本国の法律を順守した」としている。
宿泊手続きを代行した東京の旅行会社によると、カルロス・ペレイラ大使と大使館員らが宿泊することになっていた10月2日、宿泊できない旨の電話がホテルからあった。