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防衛大綱 閣議決定、今後5年間の防衛費27兆円超に


政府は、日本の防衛力整備の基本方針である「防衛大綱」を、18日、閣議決定しました。それに伴う今後5年間の防衛費は、過去最大の27兆円あまり。背景には何があるのでしょうか 「政府は、新たな防衛大綱に記した今後10年程度の防衛力の基本概念を、『多次元統合防衛力』と名づけました」(記者) これは、北朝鮮や中国など各国が軍事力を高める中、世界の防衛体制が激変し、“陸海空”という従来の物理的な領域に加え、“宇宙・サイバー・電磁波”といった新たな領域の防衛力を組み合わせていく必要があるとの考えに立ったものです。「従来の延長線上ではない未来の礎となる真に必要な防衛力の姿へ」(安倍首相 11日)

 また、防衛大綱には、最新鋭ステルス戦闘機F35Bの新規購入を念頭に、いずも型護衛艦を改修し、事実上、“空母化”していく考えも明記されました。

 大綱をもとにした今後5年間の防衛費の総額はおよそ27兆5000億円と、過去最大となり、前の5か年計画と比べおよそ2兆円増えています。これは、アメリカのトランプ大統領が日米の貿易収支を問題視していることから、アメリカの装備品の輸入を優先したことも要因の一つとみられています。しかし、この防衛費の伸びは、年換算でおよそ4000億円と、社会保障費の伸び(およそ4800億円)と比べてもその必要性を疑問視する声があります。

 政府には、調達方法の見直しなどによる予算の削減と国民への丁寧な説明が求められます。(18日10:51)

by daisukepro | 2018-12-18 14:05 | 戦争への道


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