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いまの政権を早く終わらせ、こんどは国民のための政治にふみだす節目となるように。

きょうの潮流

 年の瀬も押し迫り、「平成最後」のフレーズが一段とかまびすしい。国民が主人公の世になっても元号で時代を画すことに違和感を覚える人も多い。しかし30年という時を振り返れば浮かび上がってくるものも▼くらしに大きな変化をもたらした消費税。自民党竹下内閣によって国会で強行されたのは1988年の12月24日でした。収入が多い人ほどたくさん払うのが当たり前だった税金。それが買い物をすれば子どもにも課税する最悪の不公平税制に▼3%から始まった税率は上がり続け、安倍政権は来年10%に増税すると宣言しています。福祉のためといいながら、大企業と金持ちの負担分の穴埋めにされ、格差は広がるばかり。軍拡も進み、無駄遣いは相変わらず▼80年代の終わりから90年代にかけて噴き出した自民党の献金疑獄事件を契機にした「政治改革」も破たんの道を歩みました。政権交代を可能にすると導入された小選挙区制は国会と民意をかけ離し、政党助成金で税金を奪い合いながら企業・団体献金は温存しています▼共産党を除く、自民か非自民か、二大政党による政権選択―。偽りの改革を掲げた数々のキャンペーンは自民政治に対抗する野党の大同団結を阻んできましたが、いまや崩れ果てています▼いずれも行き詰まった道にしがみつくアベ政治。しかし時の流れは市民と野党の共闘をはじめ、新しい時代を開く力を育んできました。いまの政権を早く終わらせ、こんどは国民のための政治にふみだす節目となるように。



by daisukepro | 2018-12-24 19:25 | 政治


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