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民意重い 辺野古断念を 県民投票の結果通知 デニー知事、首相に要請 日米・沖縄 対話の枠組み提案

2019年3月2日(土)

民意重い 辺野古断念を

県民投票の結果通知 デニー知事、首相に要請

日米・沖縄 対話の枠組み提案

 沖縄県の玉城デニー知事は1日、名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立てに7割以上が反対の意思を示した県民投票(2月24日)の結果を日米両政府に通知しました。知事は首相官邸で安倍晋三首相に、「民主主義国家であるわが国において直接示された民意は何より重く、尊重されなければならない」と述べ、新基地建設の断念を求めました。(会談要旨)


 デニー知事は、安倍首相が「県民投票の結果を真摯(しんし)に受け止める」と発言していることにふれ、「その言葉が本心であれば、沖縄県民の思いを真正面から受け止めて、工事を直ちに止めてほしい」と求めました。

 さらに、普天間基地問題は「辺野古が唯一の解決策」だとしていることについて、埋め立て区域にある軟弱地盤の改良工事などで長期化は避けられないと指摘。「『辺野古が唯一』に固執すれば普天間の危険性を固定化することにほかならないから、県民は一日でも早く普天間基地問題を解決するために埋め立て反対の意思を示した」と訴えました。

 また、普天間基地の県内移設を決めたSACO(沖縄に関する日米特別行動委員会)合意から、すでに23年が経過していることや、米朝対話など東アジア情勢の変化などを踏まえ、SACOの進捗(しんちょく)を確認し、基地返還の検証を行うため、日米両政府と県による新しい話し合いの場(SACO WITH OKINAWA=SACWO)を設けるよう提案しました。

 安倍首相は、新基地建設は「先送りできない」と改めて表明。SACO合意はそのまま進めるとして、新基地建設を継続する考えを示しました。知事との対話は今後も継続する意向を表明しましたが、日米・県3者の枠組みについては言及がありませんでした。

 デニー知事は、在日米大使館にも県民投票結果を通知しました。


by daisukepro | 2019-03-02 22:39 | 沖縄


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